MS-06Fの性能向上を目的とした計画は何種類か存在したと思われ、このMS-O6Rは「Aタイプ」と呼ばれていた。
メインエンジンは出力218tのものを2基搭載し脚部には大型のバーニアも3基づつ搭載された。試作機が2機製作された後、まず初回生産として22機製造された。
ここで搭載燃料の消費が問題となりカートリッジ化され、R-1Aとして改修し生産されたもののコストの高さや操縦技術の問題から56機生産された時点で生産中止決定され、その時点で06製造ラインに含まれていたものを合わせ総生産数は100機ほどにしか満たなかった。
主にエースパイロットと呼ばれる兵士が搭乗し図の機体はア・バオア・クー基地Eフィールド防空大隊所属のマサヤ=ナカガワ機である。
初出:MSV