Marionette Codeのページ

概要

このページでは次のことを解説します。文章は修正中です(3/5)。

登場人物

主人公と各ステージのボスの紹介です。「人物」と銘打っていますが実際には「意志を持つプログラム」です。とはいえ、一人の人間と同じような思考をするものと考えて構いません。

シャム (Sham)

fig : Sham Sham

本編の主人公で、プレイヤーが操作するキャラクター。エージェントの一人として、 ユビキタス・システムの安定のために日々行動している。ある日、ユビキタス・システムに原因不明の不具合を発見し、 調査を開始するところから、本編が展開する。

マルチ(Multi)

fig : Multi Multi

Chapter 1 のボスであるリゾルバー。音楽の指揮者の格好をし、 人形型のサブプログラムを操り、ユビキタス・システムを暴走させようとする。 リゾルバーとして十分な思考能力をもつが、自らの存在についてはあまり意識的ではない。 ユビキタス・システムを暴走させることが楽しいし、それが自分の仕事だと思っているから暴走させる、 といった程度に自らを認識している。

カスミ(Kasumi)

fig : Kasumi Kasumi-Branche

Capter 2 のボスである、双子姉妹のリゾルバー。 ブランシェ(白)とノワール(黒)が常に共に行動している。通信ログもろともデータを消すという能力で、 メールやデータを「なかったことにしてしまう」。姉のブランシェの方は、 穏やかな人当たりを見せるが、その実何を考えているか分からないといったイメージ。 妹のノワールの方は、無表情で言葉少いが、内に頑固なものを秘めているといったイメージ。 他のボスが白黒赤、3色の弾を使うのに対し、カスミ姉妹はブランシェが白赤、 ノワールが黒赤と、使い分けがされている。

ラインドール(Rijndael)

fig : Rijndael Rijndael

Capter 3 のボスであるリゾルバー。主に仕える勤勉な執事長。 上品な風格の壮年で、その堂々たる態度には、執事という職にある人物ながら威厳を感じる。 主への忠義は堅く、主の妨げになるものには容赦をしない。 チェスの駒型のサブプログラムを操る。

カメリア(Camelia)

fig : Camellia fig : Camellia_face Camellia

Capter 4 のボスである、元エージェント。翁の面をかぶった「からくり人形」の姿を持つ。 普通エージェントは「ユビキタス・システムの安定を守る」という絶対的な制約(枷)の中で思考を行うが、 ある時、カメリアからはこの枷が外れた。結果、彼はユビキタス・システムを自らの意志の下に管理し、 人間の世界をも動かそうとする。そのための布石として、リゾルバーを作り出した。 リゾルバーは彼自身をもとに作られているため、エージェントと同等の能力を備えている。

エニグマ(Enigma)

Capter 5 のボスである、元エージェント。最も始めにつくられたエージェントで、 現在は廃棄処分されたことになっている。しかし、散り散りにされた彼女は、完全に消えることはなく、 多数の断片としてネットワークを漂っていた。そしてそのうちに、ユビキタス・システムの様々なものにふれ、 エージェントの思考の限界を越えた。とはいえ、カメリアのように狂気に走ることもなく、 今に至るまでネットワークの中を静かに漂いつづけている。 自らの存在というものを意識し始めたエージェントの、思考の枷を外すことができる。

サイファー(Cipher)

Capter 6 のボスである、超越存在。シャムの思考そのものを反映し、具現化したもの。 シャムを鏡映しにした姿を持つが、それは、シャム自身がサイファーをそのような姿だと想像しているからである。 エニグマによって思考の枷が外されたシャムに、宇宙には始めから全てが存在していること、 そしてそれゆえ、個々の思考やオリジナリティは、宇宙にとって無意味であると解く (実際にはシャム自身がそのような考えに思い至ることを代弁している)。 このサイファーの言葉に対するシャムの反論が、この物語のひとつの結論となる。


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