2000年7・8月の読んだ本。
2000年7月に読んだ本。(小説3冊、エッセイ二冊、その他1冊)
- 高橋源一郎 『さようなら、ギャングたち』 ★★★★☆
- カフカ 『変身』 ★★★☆☆
- 大槻ケンヂ 『のほほんだけじゃ、ダメかしら』 ★★★☆☆
- 大槻ケンヂ 『行きそで行かないとこへ行こう』 ★★★★☆
- 松本大洋 『メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』 ★★★★★
- S・キング 『ランゴリアーズ』 ★★★☆☆
2000年8月に読んだ本。(小説5冊、エッセイ3冊、計8冊)
- 村上龍 『フィジーの小人』 ★★★☆☆
- 村上春樹 『そうだ、村上さんに聞いてみよう』 ★★★★☆
- 村上春樹 『村上朝日堂の逆襲』(再読) ★★★★☆
- 村上春樹 『ランゲルハンス島の午後』(再読) ★★★☆☆
- 椎名誠 『哀愁の町に霧が降るのだ』 ★★★☆☆
- 辻仁成 『海峡の光』 ★★★★☆
- 椎名誠 『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』 ★★☆☆☆
- カート ヴォネガット 『スラップスティック』(再読) ★★★★☆
7月の感想
まず、高橋源一郎の『さようなら、ギャングたち』は初期の村上春樹作品(僕の一番好きな日本人作家)のような
雰囲気、根底に流れる哀しみ、とでもいうようなものを感じた。良かった。またあとで再読しよう。
マンガ家、松本大洋の戯曲『メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』も良かった。彼はマンガだけでは
なかった。松本大洋侮り難し。ちなみに彼のマンガは管理人一押しなので未読の方はぜひ一読を。
そして、大槻ケンヂのエッセイはおもしろい。
8月の感想
村上春樹さんのホームページ「村上朝日堂」でのやりとりを本にした『そうだ、村上さんに聞いてみよう』を読み、その膨大なメールの数に改めて驚かされる。しかも本に載っているのはその中のほんの一部なのだ。これを読んでいたら、村上春樹のエッセイが読みたくなり、以前読んだものを再読する。やっぱりいいですね、春樹ワールド。
椎名誠の『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』はなんだかよく分からない、そのタイトルにつられて買ってしまったんだけど、本の大部分を占める雑誌に関するエッセイが、20年以上も前のものでまったく参考にならない上、僕がまだ生まれていない頃のものもあり、「ああ、昔こんな雑誌あったよなあ…。」と、懐かしむことも出来ず、どうすることもできなかった。ああ無念…。
カート・ヴォネガットはさすがに面白いですね。彼の作品はまだ読んでいないのがけっこうあるので楽しみです。
村上龍は個人的に当たりはずれの大きい作家のひとりで、『フィジーの小人』もあんまり好きになれなかった。残念。
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