『スウィッチ』
  扶桑社 1988年10月号
 



掲載作品


『おはなしの声』  The Narrative Voice,1985(Written in 1983)
           邦訳 柴田元幸訳

自作『サイダーハウス・ルール』を解説した講演の発表原稿。このなかでアーヴィングは、
偉大な作家のナラティヴ(語り)に共通しているのは「共感」という要素である。
物語を読者に効果的に伝えるためには、読者を共感させその心に食い入るような
ナラティヴは欠かせないものだ。と主張している。



『愛する者の為に』  For Lovers Only,1985
           邦訳 寺嶋秀行訳


レスリングを語ったノンフィクション。等級別や戦法を素人向けに解説してくれる部分は
比較的冷静で客観的だが、レスリングで要求される「自己コントロール」という、特質や
作者自身の人生ではたした役割を述べるくだりは、かなり熱が入っているようです。
アーヴィングのレスリングに寄せる想いが伝わる1篇。



『ウォーターメソッドマン(冒頭部)』  The Water Method Man,1972
           邦訳 岸本佐知子訳 


ジョン・アーヴィングの長篇第二作目。  …国書刊行会より単行本化


アーヴィングの作品へ

HOME