『ピギー・スニードを救う話』
Trying to Save Piggy Sneed
<掲載作品>
「ピギー・スニードを救う話」
「インテリア空間」
「もうすぐアイオワ」
「疲れた王国」
「ブレンバーの激論」
「ひとの夢」
「ペンション・グリルパルツァー」
「小説の王様」
<解説>
祖母は言った。「ほんとにまあ、どうして作家になんぞなったもんだか」
それは、ピギー・スニードがいたからだ。
豚を飼い、豚と暮らしたこの男が、豚とともに焼け死んだとき、
少年アーヴィングの口をついて出た嘘話。
作家の仕事は、ピギーに火をつけ、それから救おうとすることなのだ。
何度も何度も。いつまでも。
*
創作の秘密を明かす表題サクとディケンズへのオマージュに傑作短編を
サンドウィッチ。ただ一冊の短篇アンドエッセイ集。
John Irving Collection より
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