『マイ・ムービー・ビジネス』  My Movie Business




完成まで13年を要した『サイダーハウス・ルール』。
製作の過程で体験した脚本家としての葛藤を原作者自らが回想する、
巨匠アーヴィングの映画の思い出。
アカデミー賞最優秀脚色賞受賞。


 1 ミセス・バークレーの便秘
 2 エーテル中毒
 3 ゴム手袋
 4 覚めているようで覚めていない
 5 偉大なる神アーヴィング
 6 人の役に立つために
 7 つけを払う
 8 しかしほんとうにチンパンジーに教えることができるのか?
 9 ぼろぼろの子宮
10 厳粛版
11 エスカルゴはなし
12 最初の散髪
13 贈り物にしたオートバイ
14 いまだ癒されず
15 ワンでもなく、ウインターボトムでもなく
16 ウォリーを捨て、キャンディを残す
17 映画用のポスターについての簡単な考察
18 彼らのテーブルにひとり
19 しかめっ面の駅長
20 ファジー
21 失われたシーン
22 一二才の少女
23 暗転


わたしの仕事はなにを残して、
何を捨てるかを助言することで、
最終的に監督はひとりなのであり、
ラッセこそこの映画の監督だった。
監督になりたい気分になったら、
私は小説を書くのである。

         本書「失われたシーン」より



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