【診断時の年齢】
1歳半
【診断のきっかけなど】
区の1歳半健診で、絵を指さすことができなかった&話を聞いて答えることができなかっ
たから引っかかった。その当時は、一人遊びが好きだなあとかぐらいにしか考えてはいな
かった。(何っていえないけどちょっと違和感は感じてはいた)。
【感覚や認知に関する問題】
4歳になるまでは、食べられるものの方が少なく、とても心配したが、最近は改善されて
きている。
ちなみに食べられたものは、食パン(何もつけない)、ごはん、からあげぐらいだっ
た。
【医療・教育について】
娘は、1歳半で区の保健所の心理の先生とつながりが持てたので、早くから療育ができた
のが一番よかったと思うが、アスペルガーとはっきり診断されたのも、今年に入ってから
で、診断じたい又は親に伝えるのは難しい問題だとは思うが、その当時から現在まであま
りはっきりしたことも(詳しいこうしたほうがよいということも)伝えてもらえなかった
ので、私自身が本を読み漁って、子どものためにできること、または知識や理解を得てき
た。この辺は不満である。
後々考えて、結局一番よかったと思うのは、2歳から3歳ぐらいまでの間通った母子通
園の施設でふだんはいつもダメって言われることが多い子どもが、全部好きなようにでき
る空間、時間がもてたことが(当時は、ぜんぜん療育じゃないって思ったんだけど)障害
をもった一人の人間形成としてとても良かったのではないかと最近思う。
【生活面での対応】
私が読んでいる本にはタブーとして書かれていることが多かったけど、とにかく子ども
に負けずダメなものはダメと貫いた。
夜寝ないのとか、着替えとか・・・これは、たまたま夜寝なかったときに私も参ってい
てムキになって泣こうがわめこうが頑として部屋を真っ暗にして3日間・・そのあと何も
言わなくても夜寝るようになったという経験があったので、それから様子を見ながらこの
ようにしている。
トイレトレーニング、偏食などは、じっくり何もいわずに見守ってきた。これは本人の
力の全く及ばないところにあると思われるものは見守るが、これはできるのでは・・と
思ったものは、このような強硬姿勢(強硬な態度をとっている間はものすごくツライ・・
たぶん私も娘も)をとっている。
【社会に対して】
”自閉症”というもの自体の理解が少ないこと・・精神病だとか親のせいだとか暗い人
だとか思っている人が圧倒的に多い。
また家のようなアスペルガーだと単なるわがままと見られることがとても多く、大人で
もきっと理解するのが難しいのに、子どもに理解しろと言うほうが難しいとは思うが、い
じめの対象になることが多く、もっと学校や先生たちの理解が欲しいというのと同時に、
海外などでは親が協力しあって自閉症の子どもたちのための学校を作る運動をして、自治
体に作ってもらったりしているのを聞くと、親たちの力をもっと、もっと合わせて、社会
に働きかける努力をもっとしたいと思う。