【関係】
自分以外の複数の家族の場合

【年齢】
 今は19歳、当時は17歳

【診断のきっかけなど】
 私は妹なのでイマイチですが、両親が高校での生活と家での生活との差に異変を感じ
 医者に診てもらい検査したところ前頭葉に異常があり発覚しました。
 その前まではいきなり怒鳴ったり（寝ているときなど）、受験前になって異常なほどに
 焦ったり、自虐的行為、また手をなんどとなく洗ったり、…数え切れないです。

【感覚や認知に関する問題】
 雷、怒鳴り声、ドラマとかの銃声、ばい菌、毒に関するもの、学校のことなど
 彼にとって恐怖心のあるものは全般的にだめです。

【医療・教育について】
 今までは教育の面では通常の学校生活。理数系なので公立高校の理数系に。
 医療は県立の精神科でメンタルケア、など。
 デイケアサービスなどで多少の社会観はもてたのかもしれません。
 こうしてほしかった…言ったらキリが無いのですが；；
 個人的には入院も視野に入れてほしかったです。というよりほしいです。

【生活面での対応】
 悩み事（毒やらなにやら）があるとすぐに手を洗うので、両親が大丈夫だということを
確認させ、安心させるようです。また壁に画用紙にかいた小さな目標をはってありま
す。

【社会に対して】
 私の住む県にはアスペルガーに関する情報、医療機関に乏しいです。
 それと同時にアスペに限らず、精神的な病気に対しての教育、理解がほとんどといって
いいほどありません。全国的にもそういう機関をふやして地域でお互いに助け合わなけ
れば解決もしないし、偏見の目もなくならないと思います。

【関係】
 自分以外の複数の家族　　


【年齢】
 １４歳



【感覚や認知に関する問題】
 音に敏感。人が騒いでるのを聞くとすぐにパニック起こしてしまいます。
 気に入っている本などは絶対に何があっても離しません。本人の強いこだわりが感じら
れます。


【生活面での対応】
 なんでも出来ないと決めつけず、とりあえず一回は１人でやらしてどうしても出来な事
のみ家族が手伝うようにしている。
 お風呂なんかも今はやっと１人で入れるようになりました。これは父が彼と一緒にお風
呂に入ってたけど最初は１人で体を洗う。一週間後は頭を洗えるよにする。頭を洗うのは
難しく２週間近くかかりました。でも彼は努力して１人で洗えるようになりました。そし
て徐々に父無しでお風呂に入れるようになりました。彼が１人でお風呂に入れるなんて今
までは考えられなかったけど、１人でチョットずつやらせてみると案外出来たりするもの
でした。


【社会に対して】
 今、社会でわかってほしいこと。障害者は異常者じゃないということ。
 こんなの当り前の事かもしれないけど実際、奇声を発したりするものだからまわりの人
は異常者のようにとる。
 でも、それは彼にとっては普通。
 あまり言葉で自分の気持ちを伝えることが出来ないから嬉しいことがあったら急に叫ぶ
し、嫌なことがあったらパニックを起こして叫んだり泣いたりする。
 それはたまに行動のほうにも出ている。
 できれば社会の皆さんには障害者の行動を異常ととらず、「きっと何かを伝えたいんだ
な」と思ってほしい。