投稿者 : pengin_ (元のメッセージ) 投稿日時 : 2004/02/28 15:15
イギリスの自閉症協会(NAS)の報告書より。
16才を過ぎて初めて診断される割合
知的障害を伴う自閉症の場合 18%
高機能自閉症の場合 46%
家事(買い物・食事の支度・洗濯・支払い・金銭管理など)が一人でできる成人
全体の10%以下
両親と自宅で生活しているアスペルガー症候群の成人
49%
完全に自立して生活している高機能自閉症の成人
3%
家族や専門家の支援を受けつつ自立して生活している高機能自閉症の成人
8%
(フルタイムで)就労している割合
知的障害を伴う自閉症の場合 2%
高機能自閉症の場合 12%
精神障害の罹患率 56%
(この内の50%は、30才過ぎて診断されている。)
※うつ病56%/ノイローゼ11%/自殺の危険のあったもの8%)
早期の幼児教育システムが確立されつつあるイギリスでも、現状(2001年)は上記
の通りです。
一部の専門家・家族・本人しか、このような困難を抱えている人たちのためのライフサ
ポートシステムの必要性を感じている人がいないのは不思議で仕方ありません。
自閉症の人たちには、医療・診断・社会福祉・教育・住居・交通・給付金・雇用・司
法…といった多岐に渡ったサービスが必要とも述べられています。
出典:Ignored or ineligible? Judith Bernard, Virginia Harvey, Aidan Prior and
David Potter
[2004/05/10 13:34:25]