記事タイトル:出来ていなかった事を自覚している子への対応 

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お名前: Cassy cat   
 ペンギンさん、M先生のBBSでは、大変お世話になりました。
こちらで、質問させていただきたく、書き込み致しました。よろしくお願い致します。
娘4歳(年少組)、広範性発達障害(自閉的傾向)です。

 先日、幼稚園で発表会があり、小さな舞台と観客席のあるホールで行われました。
娘は、踊りと全員で歌う歌に参加したのですが、みんなと一緒に合わせて踊ったり、歌ったり出
来ませんでした。
立ったり・座ったり・場所の移動をしたりはなんとか出来ていたのですが、振りまでは出来ず、
ぼーっと立っていた印象です。歌の時も終始うつむいて、時々口が動いていたので、少しは歌え
ていたのだと思います。

 入園前の状態を考えれば、スポットライトだの沢山の観客だのいるいつもと全く違う状況のな
かで、パニックを起こしたり、固まって微動だにしなかったり、逃げ出したりせず参加出来た事
が、親としてはとても嬉しく感じていました。
終わってから沢山誉めてあげたところ、自分がお友達と同じように上手に出来ていなかったこと
を自覚しているらしく、「違う」と不機嫌になってしまいました。
こういう場合、どういった対応が良かったのでしょうか?

 「○○はちょっと出来ていなかったけど、○○はうまく出来ていて良かったよ」とか、「みん
なと一緒に歌が少し歌えて良かったね。今度は全部歌えるように、お母さんと一緒に練習しよう
ね。」とか、評価基準がハッキリわかるように具体的な言葉がけが必要だったのでしょうか?
娘には、自信を沢山持ってもらい、出来ることを増やしてあげたいと思っているのですが、私が
未熟な為、なかなか良い結果を得られていない状況です。
ご多忙中とは存じますが、何卒よろしくお願い致します。
[2002年2月18日 19時30分58秒]

お名前: ペンギン   
> スポットライトだの沢山の観客だのいるいつもと全く違う状況のなかで、パニックを
> 起こしたり、固まって微動だにしなかったり、逃げ出したりせず参加出来た事が、親
> としてはとても嬉しく感じていました。
> 終わってから沢山誉めてあげたところ、自分がお友達と同じように上手に出来ていな
> かったことを自覚しているらしく、「違う」と不機嫌になってしまいました。

恐らく、生理・神経レベルの過剰反応が収まってきて、周りの子どもたちの様子が見えるように
なり、自分が周りの子どもたちのようにできいてないことも分かるようになったのだと思いま
す。4〜6才頃のこの時期に、「自分が違うことをしていること」に気づき、不安が強くなって
行き渋ったり自己不全感を持つお子さんって多いようです。




> こういう場合、どういった対応が良かったのでしょうか?
> 「○○はちょっと出来ていなかったけど、○○はうまく出来ていて良かったよ」とか、
> 「みんなと一緒に歌が少し歌えて良かったね。今度は全部歌えるように、お母さんと
> 一緒に練習しようね。」とか、評価基準がハッキリわかるように具体的な言葉がけが
> 必要だったのでしょうか?

とりあえずその場では、まだできていないこと(=この次の努力目標)は言わずに、“今日でき
るようになったこと”だけを大袈裟に誉めてあげた方が良いように思います。
恐らく、「自分が上手くできていない」ことで頭が一杯になっていると思うので、“できていな
いことがまだあること”は置いておいて、どんな些細なことでも“できるようになったこと”を
実感できるようにするのが肝心なのではないでしょうか?
それで、「表彰状」を作って渡すとか、カレンダーに○をつけるとかして、目に見える形にする
という手もあります。
[2002年2月18日 20時58分35秒]

お名前: ご回答、ありがとうございました!   
ペンギンさん、ご回答ありがとうございました。

>恐らく、生理・神経レベルの過剰反応が収まってきて、周りの子どもたちの様子が
>見えるようになり、自分が周りの子どもたちのようにできいてないことも分かる
>ようになったのだと思います。
>4〜6才頃のこの時期に、「自分が違うことをしていること」に気づき、不安が
>強くなって行き渋ったり自己不全感を持つお子さんって多いようです。

 そういう状況だったんですね。
「幼稚園好き」「楽しかった」と言いながらも、いざ幼稚園に付くと車からなかなか
出てこないし、足取りも重く、とても喜んで通園している様には見えない状況が
続いていて、「実は、会話の再現をしているのかな。でも、イヤな状況だったら、
無言か嫌いって言うし・・・」とか、「好き・楽しいの意味がわかっていないのかな。
いや、でも以前は正しく使ってたよな」等とよくわからない状況だったのですが、
そう考えると頷けます。

>とりあえずその場では、まだできていないこと(=この次の努力目標)は言わずに、
>“今日できるようになったこと”だけを大袈裟に誉めてあげた方が良いように思い
>ます。恐らく、「自分が上手くできていない」ことで頭が一杯になっていると思う
>ので、“できていないことがまだあること”は置いておいて、どんな些細なことで
>も“できるようになったこと”を実感できるようにするのが肝心なのではないで
>しょうか?それで、「表彰状」を作って渡すとか、カレンダーに○をつけるとか
>して、目に見える形にするという手もあります。

 今、周りの援助が特に大切な時期なんですね。
不安が強くなっている時期とも知らず、家では、出来ている部分と出来ていない
部分を把握しやすいようにハッキリさせていました。
家庭に帰ってまでも、そういう状況に身をおいて、傷口に塩を塗るような状況に
してしまっていたんですね。今は娘に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 ペンギンさんのおかけで、今やるべき事がハッキリわかりましたので、早速
今日から実践してみます。
表彰状やカレンダーに○をつけるアイディアも、とても私では思いつかなかった
ことなので、これも頂きますね。
本当にありがとうございました。
[2002年2月19日 8時20分0秒]

お名前: ペンギン   
子どもって、日々、成長していますから、試行錯誤の毎日ですよねえ。
どんどん伸びて行く時期もあれば、停滞することもある。一見、停滞しているように見えて、実
際は次のステップに挑戦していたりもするし…。
でも、発達障害児って、無理なことがあると直に行動に現れたりするので、分かりやすいところ
もありますね。(ウチも、まだまだ落ち着きません。)

>今は娘に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こういう風に、結果として現れた様子からお子さんの状態が分かるし、それを受けて変えれば良
いので、そんなに気に病むことはありませんよ〜♪(早く気がついて、良かったのだと思いま
す。)
[2002年2月19日 8時31分25秒]

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