記事タイトル:強度行動障害について 

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お名前: 匿名希望   
強度行動障害とは何ですか。分かり易くお願いします。
[2001年10月8日 22時22分42秒]

お名前: ペンギン   
 「行動障害」というのは診断名ではなく、もちろん「行為障害」とも違います。いわゆる、発
達障害や知的障害のある人によく見られる、異常な行動・問題行動・逸脱行動を表わす用語です
が、使い方や内容も人によってまちまちです。
 「強度行動障害」というのは、それの頻度(回数)と強さの度合いの重度なものということで
すが、医療施設や教育機関で特別な措置が必要なほどの「行動障害」という意味で使われている
ことが多いようです。

 厚生省児童家庭局が、「強度行動障害特別処遇事業について」という通知を1993年に出して
いるそうなので、一部抜粋します。(『行動障害の理解と援助』コレール社刊より)
[ひどい自傷]:肉が見えたり変形するほどのもの。
[強い他害]:相手が怪我をしかねないようなほどのもの。
[激しいこだわり]:強く指示したり制止しても、止めきれないもの。
[激しいもの壊し]:危害が本人にもまわりにも大きいもの。
[睡眠の大きな乱れ]:昼夜逆転。人や物に危害が及ぶもの。
[食事関係の強い障害]:皆と一緒に食事できないほど暴れる、異食・偏食のひどいもの。
[排泄関係の強い障害]:遺糞・遺尿といった排泄障害のひどいもの。
[著しい多動]:身体・生命の危険につながるほどの多動。
[著しい騒がしさ]:耐えられないほどの大声を出す、何時間も大泣きする。
[パニックがもたらす結果が大変なため処遇困難な状態]
[粗暴で相手に恐怖感を与えるため処遇困難な状態]
[2001年10月8日 23時0分38秒]

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