記事タイトル:ADHDて変化するんですか? |
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はじめまして。私の子供は今12才、もうすぐ中学生です。2才位から「ちょっと変だな?」 と感じて色々な人に相談しましたが(当時保育園に通っていたので園の先生など) 「大丈夫おかあさん考え過ぎだよ」といわれ、この子に対応出来ない私が親として未熟などだと 思いながら4年過ごしました。 小学校入学の時たまたま娘が通う小学校に、言葉の教室が有り、担任から奨められ週2で指導を 受けることになり、同時に病院でADHDの診断を受けました。 子供に診断が出た時普通の親なら「少しほっとした」とよく聞きますが、私の場合はやっぱり 未熟な人間、未熟な親なので「私はこんな子育てられない!」と思い、子育てを放棄寸前でし た。 病院が必要だったのは子どもではなく親の方だったのです。 そこで私は、親子で診てもらえる病院を捜しましたが、私が住んでる街にはありませんでした。 その後3年生頃には、遠かった病院にも行かなくなり、4年生頃には娘の多動もすっかり落ち着き ました 今では、病院に行ってないので、はっきりこれだとは言えませんが、衝動性、学習障害が、 ぴったりはまっています。 ADHDは大人になってもADHDだと思っていたのですが、変化したのか?進化したのか? 子供が成長したのか?これはまた病院に行って、診断を受けた方がよいのでしょうか? ペンギンくらぶのホームページと出会ってから10日ほぼ拝見しましたが、皆さんよく お勉強している様で、自分の不勉強さ、親としての未熟さをまざまざと感じてしまいました。 きっとこんな初歩的質問する人はいないと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。[2002年3月25日 15時5分55秒]
>4年生頃には娘の多動もすっかり落ち着きました 多動は、小学校中学年ぐらいまでにおさまることが多いようです。(本人が、自分で恥かしいと 思うようになるからというより、神経的なものだと思われます。) >ADHDは大人になってもADHDだと思っていたのですが、変化したのか?進化したのか? >子供が成長したのか?これはまた病院に行って、診断を受けた方がよいのでしょうか? 継続的な特徴を持ちながらも成長と共に変化するから、「発達障害」と言うのだと思います。そ ういう意味では、どんな子どもでもそのまま大人にならないのと同じなのではないでしょうか? 問題行動があることを「障害」の定義すべきだという考え方や、目立った主な特徴がなくなれば 診断からは外すべきだという考え方もあります。特に、多動は一番判りやすい為に、落ち着いて くると問題がなくなってしまったかのように見えてしまうかもしれません。 でも、「学習障害」は認知の特性なので何らかの形で残っていくというのが一般的です。いくら 多動がおさまっても、「注意」の転動やスパンの短さがあればADD(多動のない注意欠陥障 害)、「衝動性」が行動の端々に見え隠れしていたりするとADHD残遺状態と呼ぶ考え方もあ ります。 診断や呼び名はともかく、問題行動が目立たなくなった後の方が実は本人の抱えている困難さが 見えにくくなって、かえって本人の心理的な負担が増えてしまうことがあります。 現在の状態が落ち着いていても一度はちゃんと診断されているので、それはそれで一つの事実と して置いておいて、目立たなくなっても「そういう特徴のある人」だということを忘れないよう にしておいた方が、二次的な障害(主に心理的な原因で起きる)を防ぐ為にも良いのではないで しょうか?[2002年3月25日 15時38分58秒]