記事タイトル:ADHD(注意欠陥多動障害)奮戦記 


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お名前: ペンギン   
さっきまで、ASの長男とADHDの次男が大喧嘩をしていた。原因は、「そうじ」の意味。

ADHDの次男は、最近、カエルのお絵描きに凝っている。「(自分の)机にセットされてい
たはずの椅子に座って、絵を描きたい」と申し出たら、私が「あまりにも机周りがゴチャゴチャ
で、椅子が出せない。」と答えたところ、大急ぎで机周辺をこざっぱりと片付けて「これなら、
椅子を出してくれる?」と言って来た。もちろん、すぐに椅子を組み立ててあげたら、ご満悦
でお絵描きにいそしんでいる。

先日、いつも机が片付いていることを誉めたせいか、今日は突然、かたづけ魔になっている。
何故か、客間の片付けを自分から始めた。
ところが、そこで大問題が発生! さっきまで兄弟喧嘩で、大パニックになっていた。事の起
こりは、次男が整理整頓してきちんとすることを「そうじ」と言ったのに、長男が「そうじ」
と言えばゴミを拾って掃除機をかけることだという解釈しかできなかったことにあった。
次男が椅子のカバーをせっかくピチッと伸ばす度に、長男はそこに座ってグヂャグヂャにして
しまう。「そうじの邪魔をした!」、と次男は癇癪を起こす。それに対して長男は、「そうじ
の邪魔なんかしていない!」とパニックになった。(=床をキレイにすることがそうじだと思っ
ている長男にしてみれば、そうじの邪魔にならないように椅子に座ろうと思ったわけだ。)
[2001年8月22日 11時45分6秒]

お名前: ペンギン   
ADHDの次男の、最近の様子を報告します。

先生にも相談して、各授業ごとに個人的・具体的な課題を設け、それができたら「よていちょ
う」にハナマルをつける約束をして、一学期が終わろうとしています。ハナマルのごほうびは、
大好きな「こげパン」シールと感覚統合遊びでした。
始めはお情けでもらって来たハナマルが多かったのですけれど、最近ではほとんどチェックが
要らなくなっています。授業時間中に、他の子どもと同じ課題を完遂できた時には、先生がう
れしさのあまりそれを教室に掲示してくれました。(誰であろうと、上手にできたものは、こ
うして貼り出すコーナーがあります。)
これは、言語理解が進んで、本人が自分の周りで起きている物事がわかるようになったことも
ありますが、「読字障害」のためのステップ学習の成果に、自分が思うような「絵」が書ける
ようになってそれを誉められたことが加わっています。

「読字障害」のある子どもにも、いろいろあります。ウチの次男は、聴覚の混乱と独特な視空
間認知を持っています。
聴覚の混乱は、ほとんどデメリットの方が大きいのですが、言葉に関する独特なセンスがあっ
て「おもしろい子」になる潜在能力を含んでいます。
視空間認知障害があっても、上下左右のない全方向の三次元的な物の認知ができるというのは、
特異な才能です。多少のデメリットがあっても、「学校」での「お勉強」に差し障りがあると
いうような些細な理由で、押し潰してはいけません。

先日、テレビで放送された映画『ドクター・ドリトル』で、ドリトル先生の父親が言っていま
した。「あの子は、子どもの頃から、動物と話せる能力を持っていた。それは、才能だった。
でも、私(父親)は、それを異常なことと思って、禁止してしまった。」
[2001年7月15日 15時49分33秒]

お名前: ペンギン   
問題は「片付けられない」という言葉が、ADHDが原因であることもあればそうでない場合
を指していることもあって、両方に使えてしまうこと。
「片付けられない」という言葉を見聞きすると、社会的に恥ずかしくない「立派な人」でない
ことに引け目を感じているというレベルの、健常で善良な小市民の方々までもが「私のことだ」
と思うから、そりゃあ話題としては盛り上がるだろうけれど。
そして、今日の取り上げ方は、明らかに「困った主婦」や「ダメはは」や「養育環境」といっ
たことがキーワードになっていて、最後のコメントも「そんなの普通じゃないの?」「みんな
同じじゃない」ということだった。

だったら、普通の「お片付け評論家」が説明すれば良いことじゃないの?

精神科医が出るのなら、「こういう人の中には、環境や本人にはどうしようもない障害がある
こともあります。」ぐらいのことを言ったらどうなんだ。
日本の成人の精神科医は、成人後の残遺状態のADHDやADDを「障害」じゃなくて「性格
と環境と躾の問題」としか認めようとしていない人の方が圧倒的に多いんだから、話題によっ
て出す人を変えるべきだ。
[2001年5月29日 17時45分54秒]

お名前: ペンギン   
あっ、それから、全体の主旨が「子どもの頃、親が共稼ぎで放任主義だったので、片付け方を
教わらなかった」のが原因みたいに言っていたけれど…。
もしこれをADHDの子どもを持つ親が見て、「さあタイヘン、ウチの子がこうなのは、私の
躾が足りないせいだ」と思い込んでしまったらどうするのだ!

責任とってくれるのか? こういう無責任な放送したテレビ局が。
(ただし、番組中、これはADDもしくはADHDだとは言っていない。しかし、「片付けら
れない」という言葉を使うことによって、自分ではどうしようもない「障害」を持っている人
たちの首を締めてしまう可能性に配慮すべきだ。)
[2001年5月29日 16時21分38秒]

お名前: ペンギン   
さっき、『犬夜叉』のビデオを見ようとしてテレビのスイッチをつけたら、たまたま「片付け
られない主婦の衝撃映像」なんてものをワイドショーでやっていた。

なんか〜、世の中全体で勘違いしてやしないか? ADHDやADDの「片付けられなさ」と
いうのは、それ自体では精神科領域の問題にはならない。
「片付けられない」ことで叱られて「自己評価」が下がってしまうこと、社会的な価値基準に
叶っていない自分の価値を引き下げてしまうこと。そういうことがあって、始めて精神科に係
わることになるのだ。本人自身が、それで不自由を感じていないし、むしろ雑然としているこ
とで落ち着くし、それを非難されても何とも思っていないのなら、たとえADDであろうとた
だズボラなだけだろうと、「精神科医」が登場してコメントする必要などないはず。
「片付けられない」「集中力がない」という枕詞を付けて、「最近の主婦の困った傾向」を特
集するのはテレビ局の勝手だが、そういうものを見て「私もそうだわ」「家もそうよ」なんて
言って「笑っていられますか? それとも、そのことに罪悪感を感じたり、それで社会生活が
できなくなってしまったことがありますか?」という項目を、チェックリストに加えるべきだ。

ついでに言うと、ADHDで問題になるのは、落ち着きがない・活発だ・生理整頓ができない
ということではない。
実行能力障害のために本来の能力が発揮できない・欲求不満耐性が低い・本人にはコントロー
ルできない衝動な行動を責められる…、そしてそのために精神的な苦痛を感じている・社会生
活ができない…。
どこぞやの大学の助教授をしている精神科医は、コメントの中でそれとなくそういうことを言っ
ていた。けれど、三流タレント・レポーターの言いたいことは、ただただ「片付けられない」
ことそのものが「困ったこと」であるということだった。(それは、これだけ物が溢れて、し
かも次から次へと買ってしまうように仕向けられ、何かに参加する度に何かしら貰って帰るの
が当たり前になっている"世の風潮"の問題です!)

ちなみに、私は「片付け過ぎる」方なので、自己防衛のための弁解をしているのではありません。
[2001年5月29日 15時44分58秒]

お名前: ペンギン   
それでも、今日はちゃんと帽子かぶって帰って来た。
しかも、「交通安全教室」にはおとなしく座って参加していたと。←予定帳を見た時に、しっ
                               かりクギさしておいた。
それで、正真正銘の「にじゅうはなまる」をもらって来た。
[2001年5月15日 17時34分52秒]

お名前: ペンギン   
なんでこんなことを思ったのかというと、今朝、子供会の当番で登校班と一緒に学校までつい
て歩いて、「次男がいつも帽子をかぶっていない」とみんなに言われた時に聞こえないふりを
していたのを見たから。
カバン背負って行くのを忘れるくらいだから、学校から帽子をかぶって帰って来なくて当たり
前というものだ。そんなことを指摘されるのは、日常茶飯事なんだろう。
で、そういうことは無視して、「人が道端の雑草を抜いて振り回すから、ボクのアレルギーが
ひどくなった」と言い立てていた。

いくら、多動がおさまって目立たなくなっても、ADHDのこういうところは、大人も子供も
同じだと思った。
[2001年5月15日 15時50分50秒]

お名前: ペンギン   
一口に「社会性がない」と言っても、「社会的な振る舞いを学習し損ねた」というのと、「本
当には、人と人との間に生きていない」と言うのとでは、全く別のことだ。
社会的な場面はすべて回避・社会的な振る舞いをする必要に迫られたこともなかった、けれど、
「恥」をかくのは大嫌い。この地域の価値観にどっぷり浸かって、疑ったことがない元ADHD
の大人。(農作業や肉体労働を楽しみ、収穫を喜び、採れた物は残さず食べることが生甲斐。)
それが、「社会的な振る舞いを強迫観念にして遵守、人といる場面での自分はすべて借り物で
乗り切っていた」とはつゆ知らず、私を楯に利用すれば、自分は好きなことだけやってイヤな
事から逃げていられると思ったらしい。
ところが、「その地域的な価値観に凝り固まっているばかりか、自分がされて来たことと同じ
仕打ちを他人にしなければ気が済まないこの地域の住民感覚」は、私にとっては恐怖対象以外
の何ものでもない。それで、完全な役立たずになった。
一方、自分の子ども達はちゃんと療育されているので、自分はどんどん追い越される。

つまり、どれをとっても迷惑だらけってこと。
[2001年5月15日 10時40分11秒]

お名前: ペンギン   
ウチのメンバーは、AS系とADHD系に分かれているので、すごくハッキリしている。

AS系は、良いことも悪いことも・自分に向かって言われたことも自分に向かって言われてい
ないことも、全部、真に受ける。

ADHD系は、悪いことや自分に都合の悪いことは否認して、誉められることを強調したがる。
まあ、それに読字障害が加わるとなると、尚更、叱られることが多くなる。こういう傾向を持っ
た子どもが叱られ続ければ、ODDになりやすいわけだ。男の子やADHDだと、外向化しや
すいので、特にそうなりやすい。
(女の子やADDだと内向化しやすいから、「うつ」の方になったり身体症状に転換するだろ
う。・・・ただし、ウチにいる元ADHDの大人は、極端な内向性性格だったため行動化でき
ず、苦手な学習場面では萎縮し離人感さえ抱いて過ごした。しかも、学習障害への対策は何一
つされず許容された。家業を継ぐのに支障がなかったから。いや、建築業には特異な視空間認
知を持っていることが、かえって有利になる―それはただ、学習という場面には障害になるも
のだから―。しかし、苦手な社会的な場面はすべて回避して通って来た。それで、「うつ」に
もならないわけだ。)
[2001年5月15日 9時56分54秒]

お名前: ペンギン   
しかし、怒った後は、用がなくても私がいる部屋に居させる。(そういう時に、一人にしてし
まうと、その時の気分を増幅させてしまうことを知り尽くしているから。)
そして、寝る前には仲直りもする。それから、今日の「はなまる」の分のご褒美も、ちゃんとやった。
[2001年5月10日 23時3分30秒]

お名前: ペンギン   
ただし、「精神的努力の持続を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはい
やいや行う」傾向がある子どもだと、早期告知を逆手に取られる恐れがある。次男はこれが顕
著なので、よく明らかな嘘をつく。

今日は、体育の時間にリレーをやらなかった。「何もないところを線に沿ってまっすぐ走る」
ことが難しいから。で、それはいい。
発達性協調運動障害があって走るという動作がぎこちないというわけではないので、走れない
ことはない。ただ、「決められたコースを、ゴールに向かってまっすぐに走る」というルール
に従うことが難しいのだ。それで、次からは「先生と追いかけっこをする」ことにしようと打
ち合わせをして来た。

今日は、体育の時間に「お腹が痛い」と言って休んだ。
確かに、イヤだと思った瞬間にお腹が痛くなることはある。それをウチでは「イヤだイヤだオ
バケ」と呼んでいる。しかし、私はもうこの「イヤだイヤだオバケ」とは何年も付き合ってい
る。
まず、私自身が、身体症状に転換し続けて来た長い歴史がある。ほぼ慢性の過敏性大腸症候群
と神経性胃炎だったけれど、私の場合は「やらなければならない」と言われたこと、「やるも
のだ」と決めたことに強迫的に固執していたので、そこから逃げることなど考えなかった。だ
から、それを口実にして休んだことはない。(器械体操の恐怖のあまり、本当に肋間神経痛に
なったことが、たった一度あっただけ。)
次に、長男。なにしろ出来ないことだらけだったので、しょっちゅう腹痛を訴え、実際に内科
的にも認められる症状があって薬も出た。こういう場合に、お腹の中でどういう音がしている
か聞き覚えているので、仮病かどうかの見分けはつく。
しかし、次男は、自己防衛し、かつ、その場を回避するために嘘をつく。「ちゃんと走れない
からイヤだ」という理由は分かっているが、それをそのまま先生に言うのは恥ずかしいから。
こういうところは、いかにもADHDらしいところだ。(「やらなければならない」と思い込
んで受動的に従うのでもなく、「できない」「恐い」と思った瞬間パニックになるわけでもな
く、本当の理由をストレートに言ってしまうこともなく、いかにも人の心情に訴える言い方を
心得ている。)

で、こういう嘘は、ちゃんと怒る。(ただし、私は「注意の欠陥」と読字障害の根っこにある
「認知障害」で出来ないことは許容できるが、こういう感情の絡んだADHDらしさに暴露さ
れると瞬間的にヒステリー状態になるので、決して穏やかには怒れない。)
[2001年5月10日 22時55分47秒]

お名前: ペンギン   
二年生になって、最初の参観会。

去年は、ほぼクラス全体がひどいADHD状態で、ほとんどの父兄が自分の子どものことを
「落ち着きがない」「だらしない」「整理整頓ができない」「けじめがない」とこぼしてい
たので、自分たちの班の父兄にしかADHDのことを説明できなかった。

しかし、今日は、全体的に落ち着いていて授業らしくなっていたので、全体に言った。ただし、
LDで説明した。
「ウチの子は学習障害なので、音が混じって聞こえたり物の形が混乱して見えていたりしてま
す。ごらんの通り、落ち着きがなくて皆さんにご迷惑をかけることもあるかと思います。
普通と同じ方法では出来るようになりませんが、一歩一歩着実に成長していますので、もし、
とんでもないことをやっていたりしたら、遠慮なく注意してやってください。」
そうしたら、すかさず先生がフォローしてくれた。「○○君に関しては、先生より他の子ども
たちの方がよく知っていて、ついうっかり『あれをやりなさいと』言ってしまったりすると、
他のこどもたちが『先生、○○君の目標は、席についていることだよ』って教えてくれたりし
ます。それから、『具体的に指示すれば分かる』とか『ちょっと上の次のステップを目標にす
る』とか『みんな一律に同じにはできなくても、一人一人の"やった!"を見つけて誉めてあげ
る』ということは、他の子どもたちにも共通するので、どんどん取り入れて行きたいと思いま
す。」って。

小学校に入学する前に「発達障害」を発見していれば、本人にそのことをハッキリ告げて自分
自身と対峙させることができる。
ただし、「自分には出来ないことがある」と告知するのだから、一度は必ず「ボクはバカだ!」
と言い出す時期が来る。その時に、「元々出来ないからと言ってそこから逃げ続け、できない
ままになったら、本当のバカだ。それでいいのなら、もう何も教えない!」と、真剣に対決した。
今現在も、やりたくないことから逃げている。確かに、「上手く出来ないから回避している」
面もある。で、「自分に出来る範囲で、自分でやることを決めて参加する」ことが次の目標。
 しかし、認知の歪みがあるので、自分に出来ることだけをやっていると、なかなか上手くで
きない。盲点だらけで、ツボを外してばかりいるから。しかし自分では何が欠けているか気が
つけない。そこを見抜いて、「具体的な方法」を教えてあげれば、できることがたくさんある。
[2001年5月10日 17時33分25秒]

お名前: ペンギン   
「小学生になったら、お小遣いをもらって好きなお菓子が買える。」と思い込んでいた次男の
"憧れのお小遣い"。いつの間にやら、なくなっていた。

その一つは、去年まで家に帰ると、それぞれ自分のお小遣いで好きなお菓子を買っていた高学
年の小学生たちが中学に行って、帰りが遅くなったこと。
それから、自分が『遊戯王』カードで遊べるようになり、お菓子よりもそっちの方に気を取ら
れている間に、締め切り時間の5時を迎えてしまうようになったこと。
そして、決定的な理由は、今まで兄ちゃんと兄ちゃんの友だちの方に向いていた気持が、自分
自身と同じくらいの年頃の自分の友だちに向くようになったこと。

みんなで食べられる袋菓子を持参して、今日も一年生の家に遊びに行った。
(自分よりちょっと下で、"精神年齢はあまり違わないけれど、お兄さん気取りできる"くらい
が、丁度良いらしい。
[2001年5月9日 15時33分25秒]

お名前: ペンギン   
ここに書いていることって、見る人の見方によっては「自分で種まいておいて、自分で刈っ
ているアホ噺」というぐらいの価値しかないんでしょうね、きっと。
自分が生存してしまった以上、この子どもたちが何とかなるまで存続しないわけにはいかな
いのだから、鬱病を治療して「生きていく」ことにしました。
しかし、この子たちのような子どもが世の中に存在してしまったのは、どこをどう採っても
遺伝的な必然性があったからで、それは「自閉症」者の家系だからというだけでもなく、私
一人に全ての責任があるわけではないのです。
私がこの子たちをひどくしてしまったのでもないし、そもそも私がいなければこういう子は
存在しなかったという保証もないのです。

だって、健常な親からもこういう子は生まれるし、健常な親が健常に育てたらこういう風に
ならないということはありません。
[2001年5月6日 22時37分0秒]

お名前: ペンギン   
と思ったら、一緒に遊んでいるはずの子どもたちが、次男を探しに来た。
大人一名・中学生(長男)一名・小学生二名で、雨の中を大捜索すること30分。
家に帰ったところを、発見された。

A君の家から、忘れ物を取りに帰ったB君の後を追って行くはずが、思いつきでC君の家へ
行って遊んでしまっていたとのこと。
ところで、持って行ったカバンは…。それを、ただいま捜索中。

(これでも、行き先も告げずに出かけて、5時の同報無線の音楽も全く聞かずに、6時過ぎに
帰って来た長男よりは、ずっとまし。)
[2001年5月2日 17時21分33秒]

お名前: ペンギン   
今日の学習態度(と言っても、先生との間で約束した個人目標)の評価で、○だとコチョコ
チョ普通レベル、◎だとコチョコチョたくさんレベル、「はなまる」だとコチョコチョ+
ビユ〜ン(かなり過激に振り回す)。という取り決めをしている。
休日前にもらった評価は休みの間中有効、ということで「にじゅうはなまる」をもらって来た。
(先生に頼んで、書いてもらったに違いない。)←先生の情報によると、すっごく気にしている
                       とのこと。今日は、漢字をちゃんとやったと
                       書いてあった。

どうも、関心が家族に向き過ぎているので、「もう、お兄ちゃんやお兄ちゃんの友達ではなく、
自分の友達と遊びなさい。」と言ったら、いつも一緒に登校する近所の子と約束して来た。
玄関にカバンを下ろして、「今から、このまま行く。」と行こうとした衝動性は相変わらずだ
が…。でも、去年は、そう言ったが早いか、そのまま雨の中を傘もささずにどこに住んでいる
かも知らない子の家に向かって飛び出して行き、30分後にずぶ濡れで帰って来た。もちろん、
その子の家には行き着いていなかった。(後で聞いたら、ものすごく遠いばかりか、道も全然
知らない家だった。)
「おいおい、カードとか何か持って行かなくていいのかね?」と私が言ったら、大好きな『こ
げぱん』の本まで持って出かけて行った。
[2001年5月2日 16時6分18秒]

お名前: ペンギン   
まーだまだ、一週間が何であるか分からず、「今日、学校ある?」と毎日聞き続ける次男。
ゴールデンウイークは、楽しみと言うより面倒だ。(相変わらず遭えば衝突なので、長男と
次男を引き離すのに忙しい。何てったって、予兆なしにいきなり声をひっくり返して罵り合
いだから。)
それでも、今までずっと上級生の長男に引っ付いて、長男の友達相手に遊んでいた次男だが、
今年入って来た近所の一年生とその兄弟たち(かなりそのケのある元気な兄妹などがいる)
と仲良しになって、遊ぶようになった。
同級生に奇行の理由をいちいち説明し、地球人との間に友達関係が作れるようにつきっきり
で私が同級生の相手をし、誰に対しても完全に通訳する形で介入しただけではなく、日本語
を教えるところから勉強を始め、しかも注意のスパンが秒単位で完全監視が必要だった長男
とは、大違い。
自分で友達は作って来るし、もうそれほど道理に反したこともしなくなったので友達と遊ば
せておいても心配なくなったし、勉強だって現在のレベルに合わせた内容なら自学できるか
ら、終わった頃に教えに行けばいい。

「自閉症」があるのとないのとでは、楽さ加減が雲泥の差。
[2001年5月1日 18時6分21秒]

お名前: ペンギン   
そして、これらの事実からいろんなことを想起してしまうので、パニック状態になってしまう
から、言い方がきつくなる。すると、そこに反応されてしまう。

しかし、こうやっていくつもいくつも後追い書き込みをしていることも、つけ入るスキになっ
てしまう。・・・「自閉症」者の思考形式や実態を知らない人が、あまりにも多いから。
                (身近に実物がいる人は、分かってくれているのかな?)
[2001年4月28日 19時50分39秒]

お名前: ペンギン   
そして、こういうことを書くと、「人に迷惑をかけて平然としている、厚顔無知な大悪人。」
になるのだろう。

しかし、学校の先生は他にもこういう子どもはたくさんいて、どうしていいか知りたいと思っ
ているので、私は学校とは完全に連携している。
そして、地域的な理解が得られないことに憤っているのでもない。だいたい、子どもがどうで
あろうと、「打ち解けない」のは私自身なので、どこにいたって周囲の人との間に摩擦がない
はずもないのだ。

ただ、参観会や懇談会などで父兄の意見を聞くと、「うちの子は落ち着きがない」「うちの子
はだらしがない」「うちの子は言うことを聞かなくて困っている」と言われている子どもは、
だいたいが症候群レベルのADDやADHDだったりする。
そして、「クラス全体にしまりがないのに、どうしてもっと厳しくしないのだ」という人が、
必ず一人はいる。しかも、こういうことを言う人は、中学や高校の教師で、「躾のなっていな
い子どもを送り込まれて、迷惑している。」というような苦情を、担任の小学校教師に言いた
がっていたりもする。(教育者なのに、今時ADHDを知らないのか?と、私は思う。)

私が敵愾心を抱いているのは、今現在、子どものありさまを直視しようとせずに逆の対応をし
ている親たちに対してなのだ。(そして、それは私にとっての一番のトラウマ。)
そして、「この子たちを助けてやりたい」と思っても、どうしようもない現実に憤っているの
だ。
[2001年4月28日 19時44分47秒]

お名前: ペンギン   
普通の人が、普通の人の思いを込めて書いたとしたら、きっとここには物凄い感動ストーリー
が書かれたに違いない。
しかし、私は、「ADHDなら、こういうことをして当たり前」という前提で始まっている。
普通なら、まず「障害を受け容れたくない」という葛藤から始まって、体裁の悪さやこういう
子どもを持ったことへの自責の念を綴った上で、それを克服して「ありのままの子ども」を
見つめることが出来るまでの心理的プロセスを書くだろうから。

でも、先日の『にんげんゆうゆう』で、「寝たら天使の寝顔なのに、起きると全然言うことを
きかないのでキツク叱ってしまって、寝顔に向かって何度も『ゴメンね』と繰り返し謝った。」
と出演者が語っていたけれど、こういうエピソードが全然ない。(ただ、追いかけ回すのに忙
しく、始終監視をしていなければならないし、おまけに、なかなか寝ない。遊び疲れて眠くな
るまでトコトン付き合わなければならないから、寝るとホッとしたというのならある。)
だって、ADHDの子どもって、いつもクリクリした目をキラキラ輝かせているから、寝顔の
方がつまんないもの。
[2001年4月28日 18時59分48秒]

お名前: ペンギン   
次男の家庭訪問があった。

まず、プロックの作品を見せて、「上下左右の中心軸がないから、こういう作品が出来るのに、
これに更に聴覚系の混乱がある人にとって、普通の手順で読み書きを習うというのはとても不
利だ。」と説明する。
それから、ここに至るまでの学習経過、つまり、どのようにして読字障害と付き合ってきたか
ということ。一年生の一学期の時点では、音の混乱が大きく、物の識別も出来ていなかった。
(トラの絵を見てライオンと言い、ひつじの絵を見て名前を全く言えなかった。)
二学期から、ありとあらゆる市販の問題集を買って来て、本人のレベルに合わせて段階を追っ
た順序(もじ→ことば→作文→読解)でやってきて、今は一年生の短めの文章を読み取るとこ
ろだと報告する。

そして、「授業に参加する」という今年の目標をどのように設定していくか、打ち合わせ。
(事前に、○大好き人間の次男には、学校用の「おやくそくノート」を作ることを言っておい
た。)
ちょっとがんばれば達成可能で具体的な「もくひょう」を、先生が本人と話し合って決めて行
くことになった。「こくご」は一年生の漢字プリント、「さんすう」は2年生の計算プリント
をする。始めは一枚、徐々に枚数を増やしていく。これができれば「参加した」ことになった。
そうして、全く浮かないようにしながら、読字障害がありながらも勉強が出来る形を作ること
をお願いした。
[2001年4月26日 18時28分22秒]

お名前: ペンギン   
先生の指示の言葉がほとんど理解できていないだろうということは、やっと辿り着いた一年生
の長文問題のできなさ加減を見れば、簡単に予測がつく。
とにかく、音に変換するだけでやっと。ほとんど全ての日本語に、通訳が必要。
[2001年4月23日 18時32分45秒]

お名前: ペンギン   
年度末と年度始めの行事で先生と会う機会が増えたこともあるけれど、引継ぎの時期なので、
最近よくいろんな先生と話をする。
「次男が納得するような指示の出し方がわからない」のと、「どこまで本人の言うことを聞い
ていいのかわからない」ことが、新担任の一番困っている点だそうだ。

今日は、「たいいくの時間にはたいいく着に着替える」を一発でクリアーして、しかも授業態
度の評価では〔ニコニコはなまる〕をもらって来た。
「それで、体育はやったの?」と聞いたら、「なんだか、ボクにはわからないむずかしいこと
をやっていたから、やらなかった。」と言いながら、みんながやっていたことを実演した。

と、こんな具合に、「先生がどうしていいかわからないと思ったこと」を予定帳かなにかの隅
にでも書いてくれれば、本人に理由を聞き「やらない」のか「できないのか」確かめて、次の
「もくひょう」を話し合うことになったのだ。
ちなみに、「体育着に着替えない理由」は、先生には「めんどくさい」とか言ったそうだが、
ウチで聞いたら「恥ずかしいから」と答えた。まあ、触覚防衛反応が強い次男は、人がたくさ
んいてちょっかいだしたり予測不能(と言うより、本人が注意の欠陥のために他人の動きを見
ていないだけだが…)の動きをする環境が好きではない。
それを踏まえて、私がどういう風に納得させたかというと、「でも、人が着替えるところなん
か、だーれも見てないから、心配するな!」と言ったのだった。
[2001年4月23日 18時4分45秒]

お名前: ペンギン   
ADHDの興奮状態というのは、確かに「軽躁状態」に似ている。
刺激過敏性・多動・判断の欠如・早口・冗談と駄洒落の繰り返し・観念奔走(連想によって
めまぐるしく考えが変わって行く)・注意散漫・注意の転動…。
児童期の「双極性障害(躁鬱病)」の躁状態を、ADHDと誤診されることがあるそうだけ
れど、確かに様子は似ている。だからといって、ADHDは慢性的な「軽躁病」ではない。
[2001年4月23日 13時44分31秒]

お名前: ペンギン   
次男が学校でやっている(○をもらいたいので、最近は授業中ではなく休み時間にやっている)
折り紙の切り紙工作を見て、担任の先生が「素晴らしい!」と言っていた。

教務主任の先生(長男の四年生の時の担任なので、周知の仲)に、「そういう担任で良かった
ねえ。ただのゴミとしか思わない先生だっているのに、そういう風に見てくれるのは親心とし
てもうれしいものじゃない?」と言われた。
「でも、確かに、ギョッとするようなすごい発想をするからそれはそれでいいんだけれど、普
通のことが出来た上でそういうことも出来るのなら特技だけれど、今のままだとただの視空間
認知障害だよ!」と私は答えた。そこまで考えないと、大事なことを見逃してしまうからね。

その、担任の先生が絶賛した作品も、家に帰るとただのゴミになってしまうようだ。そういう
のを、ごそっと袋に入れて持ちかえり「この中のゴミを捨てなさい!」と私が言ったら、全部
捨てていた。
理由を聞いたら、「だって、もっと良いもの作れるから!」だって。しかし、その本当の理由
は、「本当にやりたいのは『遊戯王』カードの切り貼りなのに、学校ではそれが出来ないので、
代わりに『折り紙工作』しているからなんでしょ!」とツッコミを入れたら、「それより、本
当は家で遊んでいたいんだけどなあ!」だと。
確かに、学校は一日中「強制されること」の連続だから、ADHDの子どもにとっては、それ
はそれは大変なところだろうよ!

ところで、4月に立てた「もくひょう」の一つをクリアーしたので、今日から新しい「もくひょ
う」が増えた。・・・それは、「たいいくの時間には、たいいく着に着替える。」
           ※服の上から着るのは「着替え」ではなく「着る」と言うのじゃーー!
[2001年4月23日 10時36分19秒]

お名前: ペンギン   
いや、それ以前に、「その親の言語性LDの程度を見れば、初めから予想はついていた。」と
言った方が、正確。
[2001年4月23日 10時13分26秒]

お名前: ペンギン   
今週の木曜日は、次男の家庭訪問がある。今、先生に見せるためのプロック作品作りをするよ
うに言ってある。そうすれば、どうして次男がいつでもどこでも工作をしたがるのかが、よく
分かるだろうから。
なにしろ次男は、生まれた時には既に家に「発達障害児」用のプレイルームがあり、長男のク
ラスの男の子がたくさん遊びに来るという状況の中に育っている。しかも、これもまたかなり
ひどいADHDだということは、長男がかかってた発達センターの医者から言われて分かって
いた。LDもあることぐらいは、幼児期から分かっていた。
次男には、特異的な視空間認知があり、特に立体構成が優れている。上下左右の中心軸がない
からだ。こういう子どもに、みんなと同じ方法で字を教えても、同じようにできるはずがない。
それに加えて、「注意」の転動による聴覚系の混乱があるので、神経学的な多動−衝動性がお
さまって「学習」による物事の理解が進むまでの辛抱なのだ。
恐らく、高学年にならくらいまでかかるだろう。なにしろ、こちらは長男と違って、生理的発
達の未熟さが明らかにある。ということは、発達の限界というより「発達が遅れている」とい
意味での「障害」、という側面が大きい。
そして、自閉のないADHDでODDを合併しやすいタイプということで、長男の場合とは少
しやり方が違う。
[2001年4月23日 10時9分10秒]

お名前: ペンギン   
今日は、年度末と年度始めの行事が重なってずっと我慢を重ねていた次男に、ご褒美のための
お出かけ。(長男は、友達と映画に行った。)
ちょうど上手い具合に、『遊戯王カード』の新シリーズが出たところ。それから、思いがけな
く、特別限定販売の品物ありの大収穫だった。しかし、帰って来てから、あっちこっちの大片
付けもさせたけど…。

今年は二年生なので、小学校は次男のADHDとLDの正念場。
去年、私が次男と約束をして教室にいられるようになったこと。それから、春休みの間に突然
字が書けるようになり、新学期からは毎日「予定帳」を書くようになったり、大好きなマジッ
クの管理をキチンとしている変わりぶりを見て、「教えた方法」と「障害の為に無理強いして
はいけないことで、ここはビシッとやらせるところなのか、見極める方法」と「本人に通じる
ような指示の出し方」を教えて欲しいということを、昨日の懇親会で教頭先生から言われた。
無理な日常会話は一切せず、ずーっと「軽度発達障害」の講釈をしていたという、今までで一
番楽な懇親会だった。
どうやら今年は、学校に足を運ぶ機会が多くなりそう。(ちなみに、『にんげんゆうゆう』の
ビデオ〔こちらは、ADHDとASの両方を収録したのを渡してある。〕は、教務主任の先生
→校長先生と回したら、「該当児童のいる各担任と養護教諭に見せるように。」との指示が出
たとのこと。
今までの実経験を踏まえて、県内で一番進んだ小学校になるカモ? なんといっても、私が学
校に参考図書として持って行ったADHD関係の本のほとんどを、学校図書費で購入してくれ
たそうだから。いや、転任してしまった前の養護教諭が、養護教諭の集まりで「学校をあげて
取り組んだ、ADHD児の教育の成果」を報告したら、ほとんどの人が何のことだか分からず
にポカンとしていたそうだ。

その次男よりももっとひどかった長男の方は、中学の勉強をつきっきりで見ないといけないだ
ろう。でも、中学へは、ADHDのことよりも、特殊学級の先生に「自閉症」について説明す
るために通うようになりそうだ。(なにしろ、全然手付かずのままのSさんが特殊学級に入っ
たから…。こちらは、親には6年越しでいろいろ言ったのに、全く何もしようとしなかったの
で、いよいよ親は諦めて先生を通じて療育ができればいいなと思っている。それに、あと二人
も未診断・未治療のPDD児がいるし。)
[2001年4月22日 22時39分15秒]

お名前: ペンギン   
多動のピークが過ぎたADHDで、しかも「注意欠陥障害」とか「不注意優勢型のADHD」
というほどはなくなっている子どもでも、よく観察すると不注意症状が残遺しているのがわか
る。
また、ADHDが合併したPDDが高学年になって問題行動を起こさなくなると、自閉症の受
動性が全面に出てくるので、「もうこの子は大丈夫だ。」「ちゃんとやっている。」と安心し
てしまいがちだけれど、不注意は全く改善されていない。そこを見落とされては、困る。
学校という、時間割や場所の移動があって構造化された場面では、そういう周りの様子に従っ
て他律的にできてしまうので、先生が「思ったよりしっかりしていて、それほどひどくない。」
と言うのは、だいたい当てにならない。
「不注意」症状はいつまでも残るので、一人になった時や構造化されていない場面では、実は
何もできていないのだということを、肝に銘じておかないといけない。(本人も、家族も、教
師も。)
先生が、子どもに手と目をかけなくなってしまったら、こちらから声をかけて気をつけてもら
わないといけない。だから、昨日は、「不注意」項目だけをコピーして中学に持って行った。
そして、今日は、多動真っ盛りのADHDの子どもがたくさんいる小学校に、ADHDの特徴
を簡単にまとめたものをコピーして持って行った。
(新しく来た養護教諭は、新卒の新任だけれど、その資料を使って先生方にも説明したいとの
のこと。でも、もうウチの学校は足掛け三年ADHDに取り組んでいるので、実際に子どもに
対応した経験のある先生が数人いるし、職員室全体でADHDを勉強しようという雰囲気にな
っている。もしかしたら、説明を聞くことになる人の方が詳しいかもしれない。)
[2001年4月21日 22時50分56秒]

お名前: ペンギン   
次男は、学校から「聴力検査の結果」という通知を貰って来た。そりゃあ、一度鼓膜が破れた
のが塞がったり、滲出性中耳炎があったりしたので、聴力検査に引っ掛って当たり前。
ただ、頻繁に耳鼻科に通っていたのは、かつてのバリバリの多動の真っ最中だったので、治療
の為に普通の聴力検査した結果が悪かったのを見て、耳鼻科の医師が「こういうMBDの子ど
もの場合の検査結果は、当てにならない。」と言ったので、私は「今は、MBDじゃなくって
ADHDと言うんですよ。」と教えたという経過がある。
精神科の方でも、「本当に聞こえているかどうかが疑われる時は、脳波の検査をするけれど、
そういう状態じゃないからそこまで調べる必要もない。」とのこと。

そのことを本人に言ったら、「だって、器械を耳に当てると、器械の音がしない反対の耳から
他の外の音が聞こえて来るから、そっちを聞いちゃうんだもん。それで、器械の音がしても、
どうでもよくなっちゃうから、ボタンを押すのを忘れる。だから、耳が聞こえてないんじゃな
くて、注意が集中できない方だよ。」だそうです。・・・ごもっとも!
[2001年4月20日 10時44分40秒]

お名前: ペンギン    URL
「明日の予定を覚えている」とか「帰宅後にすることを覚えている」というのは、短期記憶の
問題なので、注意の転動がどんなに激しくてもその能力に支障がないことがある。そこのとこ
ろをハッキリ区別しておくと、対応が楽になる。
短期記憶は良好なのに注意の転動が激しいのなら、覚えている内に伝言させるとか、遊び始め
る前に先にやらせれば良い。
短期記憶が当てにならないのなら、本人を頼りにしないとか出来る範囲以上のことはやらせず
に、先生に直接連絡を取るようにすればいい。しかし、単に記憶力の問題ではなく、理解力の
問題があるのならば、本人を責めるのは全くのお門違いになる。フォローしてあげないのは、
周りの落ち度なのだ。

それから、「不注意」のために予定表を見ることが出来ないとか、「見る」ことを構造化でき
ない場合は、とにかく絶対に見ないと通れないところに表を貼っておく必要がある。
[2001年4月17日 18時43分3秒]

お名前: ペンギン    URL
「僕はねえ、誉められるのが好きなんだ。だから、いつも工作しているんだよ。」
「入浴剤のフタの真ん中を叩くと、ピタッと吸いつくんだ。特に、お風呂の中でやると、もの
すごーい力使わないと取れないんだ。」

あっぱれ、ウチのエジソン君!
[2001年4月13日 21時59分8秒]

お名前: ペンギン    URL
次男の、今年の目標。
1、授業中に工作をしない。⇒しなかった日は、余計にコチョコチョをしてもらえる。
2、「よていちょう」を書いてくる。⇒先生からスタンプをもらえるだけでなく、私からもス
                  タンプを押してもらえる。(100円ショップでご褒
                  美スタンプを大量に購入済。)
3、学校からの「おたより」と給食袋を持って帰る。⇒兄ちゃんに自慢できる。
[2001年4月10日 22時9分51秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDと聞いて、ありがちな教師の反応。
〔その1〕慎重になり過ぎる。
〔その2〕どこにでもいる普通の子どもと言い張る。(これは、ベテラン教師に多い。)

どちらにしても、注意の欠陥や聴覚・視覚的・運動能力的な問題で「できないこと」と、本人
が「逃げ」のために言い訳をしていることの、境目がつかないのがネック。
確かに、自主的にやっていることは「発想が豊かで・独創的で・面白い」ことはとっても良い
のだが…。「精神的努力の持続を要する課題に従事することを避ける」ことを容認してしまう
と、結果的に本人のためにならない。
[2001年4月10日 18時30分19秒]

お名前: ペンギン    URL
長男は、自閉症が重複したADHDだったので、順序固執を利用して「やることをやってから、
やりたいことをやる」ことができた。
しかし、「自分がやりたいことしかしない」「精神的努力の持続を要することを嫌う」ADHD
の次男の方は、始終監視が必要。
しかも、長男は小学校低学年の間、まるっきり周りに人がいることにも気がついていなかった。
けれど、次男は、人がたくさんいて、「自分のやりたいようにできない」ことが不服。

そして、「人がちょっかいを出してくる」と文句を言う。が、本当は、その前に「自分がオカ
シナことをしている」ことが分かっていない。でも、その結果として「人にちょっかいを出さ
れている」ことは分かっている。だから、尚のこと始末が悪い。
しかし、これはADHDにはよくあるエピソードなのだ。で、自分の子どもがADHDだと知
らない親は、まず第一に「しつけができない」「だらしない」「何度言ってもわからない」と
不満を持ちながらも、こういうエピソードを耳にすると「いじめられている」と思ってしまう
ことも、よくあるらしい。
[2001年4月7日 8時30分49秒]

お名前: ペンギン    URL
最初に長男をADHDと診断した医者が、「飼っていたザリガニを、全部バラバラにした」と
わざわざカルテに書きつけたのは、きっとCDとの関係だったのだろう。
なにしろ、始めは「臨床的に著しい障害」というのはADHDにODDかCD合併の状態のこ
とを明らかに指していた時期、というのがあったみたいだから。しかし、これは医療の対象に
なるほどのADHDのことで、教育関係者が研究対象にしていたのはLDとの合併がある子ど
もが主だったようだ。
[2001年4月6日 21時50分16秒]

お名前: ペンギン    URL
新任の校長先生も、大丈夫そう。
「ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもなので、よろしくお願いします。」と挨拶して、
「いろいろ教えて下さい。」という返事。
こういう用語が説明抜きですんなり使えて、迷惑だとも言われない。時代が変わった。
[2001年4月6日 12時42分19秒]

お名前: ペンギン    URL
『にんげんゆうゆう』のビデオ。小学校に持って行くべきか中学校にすべきか迷ったけれど…。
現役ADHDのいる、小学校の方に持って行った。(新担任は、良く知っている&去年から本
を貸していた先生だったので、一安心。ただし、本人は、いかにもイヤそーに登校した。)
[2001年4月6日 12時38分36秒]

お名前: ペンギン    URL
ウチの中で感情表出が一番豊かなのは、ADHDの次男。
最近、まじまじとよく見るのだが…。これが、なかなか面白い。
でも、それが楽しめるのは、持ち合わせている「感情」の種類がやっぱり似ているから。
(これが健常児だったら、こうはいかない。)
[2001年4月5日 22時31分21秒]

お名前: ペンギン    URL
わーい、わーい!
やっと、念願の「ありのままのADHDの子どもの動いている姿」をテレビに映してくれた。
(ウチでは日常の光景だが…。)
なにしろ、次男は長男のお伴で病院に行った一才代の時に、既に「この子もひどいね」と言わ
れて、診断がついていたようなものだった。でも、そのずーっと前から、私は純粋のADHD
を見ていた。と言うのは、私の母方の従兄弟が全員ADHDでLDだから。
次男がLDでもあるのは、視空間認知障害と聴覚失認があるとわかった時点で予想していたか
ら、学習面での無理強いはしていないし、ADHDならして当たり前の行動は叱っていない。
だから、恐らく世界で一番明るいADHDだと思う。
(長男の方は、世界で一番早期診断のアスペ。)

従兄弟のところから数えると、ADHDとの付き合いは長いのだ。で、やっとスタートライン。
[2001年4月3日 23時38分50秒]

お名前: ペンギン    URL
「多動」は、小学校低学年〜中学年の間におさまってくる。
それから、その頃に、周りの子どもたちも落ち着いてくるし、自分も周りが見えてくる。
その間に、いかに親と教師が理解して連携を取り、周りの子どもたちとのトラブルに対応する
か?・・・つまり、周りの子どもたちに「行動」の原因を説明し、本人にも自分のしたことの
「結果」として起きてしまっていることについて説明して、互いに誤解が生じないようにする
かということ。特に、決して「意地悪」でも「いじめ」でも「サボっている」のではないとい
うことを教えなければならない。
「多動」がおさまった時に、本人と周りの子どもたちとの間に修復不可能な溝ができないよう
に、そして、本人の自己評価を下げないようにする。今は、そのための、我慢と忍耐の時期。
よくある間違いは、この時期に逆の対応をしてしまうこと。

それから、思春期にさしかかった長男の方は、そろそろ自分で「興奮」を抑えられるようにコ
ントロールできるようにしないといけない。でも、「興奮」していることに自分で気がつかな
いといけない。だから、いちいち教えている。
[2001年3月29日 19時17分24秒]

お名前: 一角獣   
日記とこの掲示板はほぼ全部読ませていただいています。
私は、同じような障害が原因ではないけれど、やはり普通と少し違う問題を抱えていて
ペンギンさんの書かれていること、いつも前向きに問題に対応されている姿勢、
参考にもなり、励みにもなり、密かに感謝している者です。
一人の人の発言で、
ペンギンさんが書き込みをやめる決断を迫られることになってしまうなんて。
なんというか遺憾です。
私は理解したくて読んでます。そういう読者もいます。
とお伝えしたいので書き込みさせていただきました。
[2001年3月28日 13時48分4秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDの実態について知りたいと思っている人もいるので、事実を報告する義務があると思
って書いているだけです。
それから、「普通」に生活することが「療育」の到達点だと思われては困るので、わざわざ書
いているのに、そういう風には受け留められていない事がわかりました。

では、今後一切、こういう書きこみをするのをやめることにします。

それから、学校・医療と完全に連携をとってちゃんとした体制をとっているのに、部外者から
特殊学級へ行くことを指示される筋合いはありません。
[2001年3月28日 9時57分49秒]

お名前: yasuo   
ここまであなたが苦しんでいて、子供は薬漬けになっていて、はっきりいって周りに迷惑をかけていながら、なぜ特殊学級を使わないのか理解できない。
[2001年3月24日 17時41分21秒]

お名前: ペンギン    URL
毎日、毎日、生活時間に関係なしに二人で際限なく興奮しまくるのだけは、ガマンならない。
いつまで続く? この幼稚園状態!
[2001年3月17日 19時37分59秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDで注意と空間認知の障害があれば、物が乱雑になるのは解かる。
しかし、それを放置しても平気でいるのは許せない。
LDで、社会的認知に障害があるのは解かる。
しかし、一切の社会的責任を放棄しようとする態度は許せない。

私は、自分の務めはちゃんと果たさなければならないと思っているから、無理を承知で役割を
引き受ける。公の会議に出席すれば、私よりも絶対にIQは低いのに、社会で生きている人た
ちが、ある時は立派に・ある時はとっても打ち解けて・ある時は仮面をかぶってちゃんと人間
をやっている。
家に帰ると、私が一番社会的な責任を考えている。

毎日、毎日、ADHDの自己中心的な功名心とアスペ&ADHDの超状況認知障害児の一人よ
がりの押し付けが、出会う度に衝突している。
どっちも、オカシイことを、言ったりやったりしている。
こんな家で教える「社会性」って、いったい何だ!?
[2001年3月17日 17時2分47秒]

お名前: ペンギン    URL
次男は、自分が忘れやすいことをとっても自覚している。
二階から下に降りるまでの間に忘れないようにと、お題目のように唱えながら階段を降りて行く。
で、学校で、「今日は、防災頭巾を持ち帰る日です」と朝、先生が言ったら、持ち帰るのを忘
れないようにと、一日中かぶっていたそうだ。・・・偉いんだか何だか、よーわからん!
[2001年3月17日 13時53分38秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDと自閉性障害(自閉症にADHDが合併している場合も含む)の違いは、文章にする
と分からないけれど、けっこう歴然としている。
だって、自閉性障害は個人的な感情や欲求はあっても人に対するものではないけれど、ADHD
は人に対する感情と欲望のカタマリで常に欲求不満状態だもの。
[2001年3月7日 8時0分22秒]

お名前: ペンギン    URL
基本的に、ADHDは昔のMBDの概念を継承している。
だから、ICD−10の方は多動性障害で、記述の内容も行動障害(と言うより、軽症の行為
障害)を含んだものになっている。
しかし、DSM−4の方は、不注意と多動−衝動性を別項にしているので、新たに不注意優勢
で多動−衝動性のないADDという概念が生まれた。

でも、ADHD(混合型=昔のMBD)とADHD(多動−衝動型:ほとんどサイコパス予備
軍)とADD(不注意だけ)というのは、ある意味では全くの別物かもしれない。
[2001年3月7日 7時54分25秒]

お名前: ペンギン    URL
次男は、最近、やっと○○○のあとで水を流すようになった。
それを誉めると、とっても喜ぶ。・・・すっごくおトクだ。
[2001年3月4日 10時35分13秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDの子どもに、品行方正にするように要求すると、四六時中ひっついて・ひっきりなし
に小言や指示をしていなければならないんですけど…。
そんなことをされたら、ニンゲン、確実にグレますが…。
それでもいいんですかねえ!? 
[2001年2月28日 9時17分50秒]

お名前: ペンギン    URL
参観会のあとの懇談会で議題になるのは、「集中力がない」「落ち着きがない」「緊張感がな
い」「姿勢が悪い」。で、これは1年生全体に共通して言えること。
でも、「どうして、先生はあの子を叱らないのか!?」とか「言うことを聞かない子には、罰
を与えるべきだ!」と言われているのは、誰のことだか私にはよ〜く分かる。
しかし、その場にいられなかったADHD児をあそこまで手なづけたのは、対応の仕方が間違
っていなかったからだ。

そんなことより、「家でちゃんと躾をしろ」とか「読み聞かせしろ」とか先頭に立って言って
いた人は、中学校の教師をしている人なんだけど…。
知らんのか!? ADHDのことも、読字障害(学習障害)のことも!
[2001年2月27日 16時2分46秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDが二人、同時に勉強をしている。
これはやっぱり、良くない事だ。
二人になったら、家が安心できる「基地」になれるはずがない。
[2001年2月20日 18時30分47秒]

お名前: ペンギン    URL
セレネースの服用を始めて1ヶ月経った長男は、どうやら随分とADHDっぽい行動が目立つ
ようになってきたようだ。集中できるようになったし、パニックからの立ち直りも早いのに、
衝動的で思慮分別のない行動と、まくしたてるような早口がひどくなった。(感覚的なのめり
込みをしたいという欲求が減ったので、精神衛生のためにこっちが催促してやらせている。)

やっぱり、両方飲まないとダメみたい。リタリンとセレネース。
[2001年2月16日 11時27分51秒]

お名前: ペンギン    URL
次男のADHDのことを学校に説明して以来、「あの子も・子の子も…。」という相談が後を
絶えない。それこそ、「症候群」のレベルから、既に二次障害を起こしているのまで。
それで分かったこと。・・・学校の先生は、ADHDのことを知ると、該当する子どもが何人
も思い当たる。それで、学校内での対応は何とかしようと努力してくれる。
しかし、親に言えないことがネックになって、効果的・根本的な対策がとれなくて困っている。
[2001年2月16日 11時22分5秒]

お名前: ペンギン    URL
「自閉症」があると、最初にコミュニケーションをとるのが難しい。
でも、それが臨界期までに間に合うと、ただのADHDに非常に似た状態になる。
その後は、ちゃんと会話はできるのに、「普通の理屈が通らない&始終監視が必要」になる。

周りがうるさくなったのは、どおってことはない。
今まで「子ども」だから許されていたのが、一人前扱いになっただけ。
[2001年2月15日 7時50分13秒]

お名前: ペンギン    URL
長男は、アスペはアスペなんだけど、「こだわり」といっても「予定変更」と「生活リズムの
変更」が利かないだけで、「順序固執」がない。興味が局限しているといっても、体系的な知
識は理解できないので、断片的で表面的なことしか知らない。それから、視覚的要素としての
形への固執と、聴覚的な要素としての音への固執がある。
しかし、自閉症としては軽度だが、ADHDが重度なので「注意」の欠陥がひどい。
つまり、パターンを習得することと、パターン化された行動を状況に応じて選択し、しかもそ
れを維持・実行することができない。

小6になって、単独行動をするようになったら、苦情の嵐だ。
今日は、「他所の登校グループの集合場所に毎朝行って、しかもそこで大の仲良しと落ち合っ
たら二人でずんずん先に行ってしまい、そのグループの下級生が困っている。」と教えてくれ
た。
はあ、やれやれ、ADHDはこれだから…。終生、監視が必要。
これだけやったって、ぜ〜んぶ、私が悪いことになる。
[2001年2月14日 19時17分42秒]

お名前: ペンギン    URL
アスペだろうとADHDだろうと、「注意」の障害が重いのは、「生活」上の苦労が多い。
次男の方は、多動が落ち着く年頃になるまでの間に、反抗挑戦性障害を合併しなければなんと
かなる。
でも、長男はADHDとアスペが重複しているので、環境を整備してやらないといけない。
もう、あれを治そうとか、教え込んでどうにかしようとは思わない。どうしたら支援できるか、
考えている。
[2001年2月14日 13時33分37秒]

お名前: ペンギン    URL
PDDは、構造化してパターンを習得できればそれに「こだわる」ようになるが、本人に理解
できる学習方法を考えるのに労力を要する。
ADHDは、常時、監視が必要。
PDDにADHDが合併すると(或いは、PDDの「注意」の障害が大きいと)、両方やらな
ければならない。本人も、ADHD状態を嫌がっている。

これを、私は毎日、家でやっている。
なのに、何故、「ADHDの苦労がわかっていない」と言われなければならないのか!
[2001年2月14日 7時22分37秒]

お名前: ペンギン    URL
小学校一年生の分際で、カードのトレーディング屋に行って、一枚700円のカードなんか買
うんじゃなーい!
でも、玩具やに行ったら、あっという間に2000円使ってカードを買い、ぜーんぶザコだっ
たので、まだ買おうとしていた。

ADHDのLDが二人もいたら、破産は覚悟しておいた方がいいな!
なんてったって、私の従兄弟がそれをやって、現在、一家で夜逃げの真っ最中。
[2001年2月12日 18時17分52秒]

お名前: ペンギン    URL
LD児は、体調の微調整ができない。
高温の発熱を伴う風邪をひくと、治ってからも一週間は微熱が続く。胃腸症状がとれない。
長男は、小3まで、よくそういう状態になった。

次男は発熱のない中耳炎のあと、今頃になって微熱が続いてとれない状態になった。
というわけで、一昨日から三日連続で学校を休んでいる。
熱が高いわけでも、どこかが痛いわけでもないお得な状態で、行動統制がとれていないので、
多動と多弁がひどい。

しかも、季節の変わり目の気圧の変動に直撃されて、夜尿が重くなる。
普段も、毎日オヤスモマンをはいているが、この季節はそれでも布団まで濡れるほどになる。
[2001年1月31日 7時29分49秒]

お名前: ペンギン    URL
最近の若い親や教師が、ADHDを容認できなくなっているというのは、実はとってもよく分
かる。
昨日、次男をつれて耳鼻科に行った。そこで、やっぱり同じ周期で通院している親子に会う。
子どもがお世話になった保育園の保母サンだった人に間違いはないのだが、もしかしたら次男
の年少の時の担当保母だったのかもしれない、という記憶しかない。もしそうだとしても、ど
う見ても天敵タイプなので、ほとんど口を利いていないから分からないのだ。
最近の若い人は、自分の好みに合う人にしか挨拶をしない。こちらは、挨拶以外の会話ができ
ないから、両方で黙って知らん顔している。次男は次男で、注意の障害の為に人には興味を示
さない。つまり、世話になった保母さんが結婚して赤ん坊を連れているのに、無視しているひ
どい親子なのである。(おまけに、私は人がたくさんいるところがイヤなので、いつも離れた
ところに座る。これではまるで、わざわざ避けているみたいである。)

こういうタイプの保母サンが、何故ADHDやアスペを嫌うのか?
そりゃあ、自分の言いなりにならないからだ。子どもをキチンと仕込んで、見事なお遊戯を披
露して自分の有能さをアピールしようというもくろみなど、全く受け付けない。
アスペの長男は、できないことだらけだから、何でもかんでも手がかかる。
ADHDの次男は、反抗してワザとやらなかったりする。しかも、目的のためならオーバーな
感情表現をして人を騙す術を心得ている。次男が大泣き芝居をしたのに引っ掛かって、「一緒
に泣いてしまった」などと言われたので、「保母のくせに子どもに教育的指導もできないのか!」
と思った。
最近の若い保母や教師の中には、教育を犬の調教と同じだと勘違いしている人がいる。かと思
うと、感情的になり過ぎて子どもの言いなりになってしまうこともある。ADHDは、調教に
そむいて感情に訴えるから、扱いにくいのだ。
[2001年1月27日 11時10分52秒]

お名前: ペンギン    URL
手袋は、5組買ってある。給食の白衣が返って来る金曜日に、先生がまとめてランドセルに突
っ込んでくれるので回収できる。
今日は、それでも1回使って、傘を壊した。この前は、使う前に壊されたから、それよりマシ。
[2001年1月25日 16時39分49秒]

お名前: ペンギン    URL
担当者のプロジューサー・メモに、とんでもない動機が書いてあった。

>当初この取材は、ADHDと行為障害の関係を調べたいと思ってはじめたことだった。世間を震
 撼させた「17歳の犯罪」の背後に、ADHDが一つの要素としてあるのではないかと考えたから
 だ。けれどしばらく取材してみて、この仮説にはちょっと無理があると思いはじめている。
ということで、放送の中ではその線のコメントは一切なかったわけだ。だいたい、ADHDの何%
かが「行為障害」になるというのは、ADHDだと知らずに対応してしまうのが一番の原因なので、
それに関しては、過放任が過保護の普通の子どもの何%かが「行為障害」になるのと同じこと
だ。しかし、今問題になっているのは、「発達障害」ではないはずの普通の子どもが、現代社
会が産み出した雑多な環境や自己チュウな親の態度の為に、ADHDのような状態になっているこ
となのだ。

それから、ADHDは単なる「多動症」のことではない。それについては、こう書いてある。
>ADHDは、要するに注意力がなく、衝動的で落ち着きのない子どもたちのことだ。なんのこと
 はない、「注意力がなくて衝動的で落ち着きがない」なら、それは子どもそのもののことじゃ
 ないかという方もいるだろう。けれどその注意力のなさ、衝動性やハイパーなところが並外
 れていて手におえない、家庭や学校の枠を突き破ってしまうような子どもたちのことだ。
つまり、「障害」と名の付くADHDと「診断」されるような子どもたちはごくわずかだが、「症
候群」とかその「ケ」のある人まで含めてしまうと、かなりの割合になることを知らないのだ。
(だいたい、テレビ局なんかに就職している人はその割合が高そうだ。)

で、「落ち着きがない・おっちょこちょい・あわて者の早とちり」のひどいのという観点でも
のを考えるから、以下のような筋書きになったのだ。
>子どもの問題行動、社会性の不足といった側面が、精神科の薬で「矯正」されているというの
 だ。

全体的にまとめると、始めは「行為障害」とADHDとの関連という、児童精神科医が考えるべき
領域に、一介の記者くんだりが首を突っ込んで安易な結論を出そうとしたら、そうではなかっ
た。それで、↓のようになったわけだ。
>取材は軌道修正が必要だ。
>しかし軌道修正した先には、薬と人間、特に中枢神経(脳)に作用する薬と人間の新しいかか
 わりが見えてきたようにも思う。「これからは、そうする時代なのだよ」と。脳も、臓器の
 ひとつ、か。 

そんなこと、ちょこっと取材したぐらいのドシロウトに言われたくないわい!!!
[2001年1月21日 10時58分20秒]

お名前: ペンギン    URL
昨日、TBSの『ニュース23』でADHDの特集があった。NHKより、よっぽど現実的だ
った。(良いところだけ・可哀相なところだけを強調しない、という意味で。)
ただし、多動−衝動性の話ばかりだった。
前半のアメリカの取材は余計だ。「熱いと分かっているのに、ビザに手を出す」とか「危険だ
と分かっているのに、車の前に飛び出す」という、あの母親の言い方は間違っている。衝動的
に行動している時は、そんな物事の判断などしていない。注意の欠陥の為に状況の認知ができ
ていないか、思考を通さずに情報と行動が直結しているので危険なことをしてしまうのだ。
それから、アメリカでは多動−衝動の極端に強いタイプの子どもばかりを取材していた(あの
高校生が飲んでいる薬の処方は、普通のADHD以上の症状に対するものだった。あれほど重
いのは、そうそういない。)のと、ただ「問題児」を薬で治すという展開だったのも困ったも
のだ。だいたい、本人の生き難さが全く無視されている。
[2001年1月19日 13時26分12秒]

お名前: ペンギン    URL
今日は、リタリンを飲ませるのを忘れてしまった。でも、ちょっと落ち着かない程度だった
そうだ。(何故か、平日飲んでいれば薬が切れているはずの休日もおとなしいので、全く効
いていないわけでもなかったようだ。)
計算と漢字はできそうなので、それを足掛かりに自信がついてきたようだ。それから、知能
検査の結果、学習障害の根はそれほど深くなく、多動・転動・衝動性という行動上の要因が
大きいこともわかった。
ということは、聴覚性の失認から来る読字障害は残るものの、もう少ししたらだいぶ変わる
と思う。
[2001年1月15日 17時44分13秒]

お名前: ペンギン    URL
自閉症の子どもは、賢そうに見えてIQは意外に低い。
ADHDでLDの子どもは、すっごくIQが低そうなのに、案外数値が高い。

どちらも、だから困るのだ。
[2001年1月11日 7時11分47秒]

お名前: ペンギン    URL
「自閉的」というのは、必ずしも「自閉症」を意味しない。
「構造化」というのも、必ずしも「自閉症」のためのプログラムを意味しない。
[2001年1月6日 17時29分37秒]

お名前: ペンギン    URL
長男の療育の過程で、確かに「自閉症」のための「構造化」をしていた時期があった。
でも、今必要なのは、「生活の構造化」と「構造化された生活」。
それは、原因が何であろうと、現在の学習上の障害と不注意&多動&衝動性に対するもの。
[2001年1月6日 17時27分24秒]

お名前: ペンギン    URL
まあ、「自閉症」が入っていようといまいと、LD&ADHDが二人同じ部屋で勉強したり
遊んだりしている光景とその残骸は、ものすごいですから。
[2001年1月6日 17時23分17秒]

お名前: ペンギン    URL
本当のTEACCHによる構造化というのは、CARSで自閉症の程度を診断し、PEPでプロフィールを
とって行うもので、基本的な身辺自立を可能にしたり、個人的な「こだわり」行動を社会的に
妥当な範囲に修正するためのプログラム。だから、対象は自閉症児・者。

しかし、LD児やADHD児には、時間や空間を仕切って生活を構造化する必要がある。

それは、世間的に「自閉的」と言う場合の「自閉」の意味と、医学的に「自閉症」と診断され
る場合の「自閉症」とでは意味が違うようなものだ。
[2001年1月6日 17時21分14秒]

お名前: ペンギン    URL
アスペが入っている長男は、小1の頃、授業中にヴォーカル・チックをやっているか、ボーッ
と突っ立って常同行動をしているかのどちらかだった。で、確かに、使ったものは使いっぱな
しでそこらじゅうに散乱していたが、何もしていなかった分、物そのものは無くなりはしなか
った。
しかし。次男の方は、純ADHDのLD(読字障害)なので、分からない授業・やりたくない
授業には積極的に、参加しない。リタリンのお陰で、教室内にはかろうじているようになった
けれど、自分でテーマを決めて好きなことをしている。
それで、絵を描けばパスティックとクレパスが無くなり、工作をすれば「数のおけいこ」を部
品に加工する。というわけで、新学期のしたくは、ほぼ新学年のしたくに近かったりする。
[2001年1月6日 14時55分13秒]

お名前: ペンギン    URL
昨日は、冬休みのドラッグホリデー中に久々にリタリンを飲んだので、帰ってから(薬が切れ
てから)の反動がすごかった。・・・次男の話(ちなみに、長男は今は飲ませていない。)
[2001年1月6日 8時0分5秒]

お名前: ペンギン    URL
困ったことは、何でもかんでも「ADDのせい」にしようという風潮には、ご注意を。
そういう資質を持った人が増えているのではなく、世の中全体が「ADD化」していることを
お忘れなく。
本当の発達障害ではないのに、環境と養育の問題でそうなっている人の話しと混同しないよう
に!
[2001年1月2日 17時4分23秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDの診断基準を読んで、自分が情けないのでも・努力が足りないのでもなく・親の教育
が悪かったのでもなく、自分の「注意」の特性だったのだと知ることで救われたような気分に
なる人は多いと思う。それはそれで、大いに結構。
だいたい、ADHD的な特性を持つ人はとっても多いし、本当にADHDやADDの症候群の
範疇に入る人もたくさんいる。
でも、「障害」と診断される人たちの困難さは、あの規準を読んで"あこがれる"ような状態で
は全然ない。
[2000年12月31日 21時2分9秒]

お名前: ペンギン    URL
私は、ドラえもんが見れない。何故かというと、のび太を見てもジャイアンを見ても怒ってし
まうから。
ただし、のび太とジャイアンがADHDだからイヤだなんて、これっぽっちも思っていない。
だいたい、マンガに出てくるのび太とジャイアンはADHDだとは思わないし、普段ののび太
はまだカワイイと思うけれど、映画のカッコイイのび太の方が許せない
というわけで、大晦日恒例の「ドラえもんスペシャル」は、ほとんど拷問。
[2000年12月31日 20時56分32秒]

お名前: ちひろ   
ほんとうの、純ADHDの大人にも子どもにも、たぶんまだ会った事がないことに気がついた。
いや、会っているのだろうけど気がついてないだけだろう。
誰かが、あの人がそうだよと言ってくれれば分かるのだが、診断を受けているADHDの子を1人も知らないと言う事は、いかにウチの地域が遅れているかと言うことこもしれない。

自閉症の子だったら、診断されてなくても一目見れば分かる。
[2000年12月31日 9時48分13秒]

お名前: ペンギン    URL
私の家には、純ADHDのLDが二人いる。それで、毎日毎日、アスペとADHDの間で民族
紛争が繰り広げられている。
一番腹立たしいのは、アスペが自分の身を削ってまで「ああしなきゃ・こうしなきゃ」と社会
的な振る舞いを務めようとしているのに、いつまで経っても自分の欲望の方が優先するADHDの
無秩序さに対してだ。
当然、無いものを有るように背伸びしていることに理解がないばかりか、そのためにパニック
に陥り、不安になったりイライラしていると、怒ったりからかったりしてくる。
[2000年12月30日 20時51分15秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDは「心の理論」が欠けているわけでもないので、自我境界の障害は無いし、自分に全
く無いモノを有るかのように振る舞ってポカをするわけでもない。
相手の「気持ち」が分かっているから、人の嫌がることをワザとやり、相手の「心」が分かっ
ているから、ウケていると思ってオカシナことをする。でも、どちらも、ただの悪ふざけにし
か見えない。
中身は普通の人間だから、「人間」の成り立ちや「人間」としての考え方を手取り足取りする
必要はないのは楽だが…。その分、相手の心理に実効的な影響を及ぼせるので、かえって厄介
だ。
その点、アスペの長男は、物事の関係が分かっていないし、いかにも困った様子でフリーズし
てしまうし、説明を聞いてもトンチンカンなので、「悪気など全く無い」と顔に書いてあるよ
うなものだ。
[2000年12月29日 17時23分39秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDの衝動性が強いだけで、後々感情的に尾を引かない場合。
ついついとんでもない行動をしてしまうので、器物の損壊や他人に危害を及ぼすようなことが
なければ、すぐに誤まれば解決することが多い。
その代わり、後悔と訂正の繰り返しになって信頼をなくす。
[2000年12月23日 13時49分43秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDの人は、ちゃんと出来ていないのは自分なのに、自分が中心になっていないと怒る。

私に解からないのは、「ちゃんと出来ていないこと」ではなく、それなのに「自分が中心で
ないことに怒れる」というところだ。
だって、私は、集団との係わり方なんかは自分で決めるので、そこで他人に認められていよ
うといまいと、私には関係のないことだから。そこで、自分が何をどうすればいいかが判れ
ば、そこにいる間だけそれをしていればいいのであって、それをどう評価されて自分がどう
位置付けられようと私の知ったことではない。

自閉症にADHDの診断基準を満たす注意の欠陥が合併しているのと、全く自閉症でない
ADHDとでは、人間の質が全く違う。
[2000年12月21日 7時34分53秒]

お名前: ペンギン    URL
療育関係のお話は、繭子さんと狭山先生が同居している私にとっては「思考内語」でも、そう
でない人にはそうではありませんでした。
ということにやっと気がついたので、療育関係の書き込みをする場所を別に作りました。

以後、そういう書き込みはこちらにはしません。
皆様、本当にすみませんでした。ごめんなさい!
[2000年12月9日 16時13分36秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDの人が、いろんなことがやりかけで散らかっているのを見て、「だらしがない!」と
言ってはいけない。そういう時は、「○○をするのを忘れている」と教えてあげましょう。
[2000年12月6日 19時12分56秒]

お名前: ペンギン    URL
今日は、週に一度の「おかたづけ」の日。
毎週、どんどん「かたづけるもの」の量が減っている。
今日は、言われてもいないのに自分の部屋まで片付けたので、午前中は家中が片付いていた。
[2000年12月3日 14時29分11秒]

お名前: ペンギン    URL
昨日、校内マラソン大会があった。
50番以内が目標と言っていた次男は、なんと18番だった。
ゴールで渡された紙を見て、「僕、18点とった!」だと。
で、その紙はどうしたのかと聞いたら、「取られた」「代わりにサイコロキャラメルくれた」
だって。
まさしく、模範的なLDのモノの考え方だ。

これだから、本当に「できないこと」の多かった長男の方が楽なのだ。
これでは、「できる」のに「やらない」、ただの「考え方のひねくれた」子どもだ。

しかも、それなりに「ちゃんとやっていること」「できるようになったこと」ではなく、
「できていないこと」だけ見られて、全部"ワタシのせい"になる。
[2000年12月3日 14時27分10秒]

お名前: ペンギン    URL
長男は、集中すると言葉数が多くなる。自分のやっていることを、逐一実況中継するからだ。
次男は、集中すると足をバタバタさせる。

小学校3年生ぐらいまでの学力がつけばいいと思っていた長男が、いま、小6の勉強について
いってる。
一方、次男の方は、1年生の終わりまでに身の回りの持ち物の管理が出来るようになることが
目標。
どっちにしても、小学校低学年での遅れには、じっくり付き合った方が予後が良い。これ真実。
[2000年12月1日 18時45分17秒]

お名前: ペンギン    URL
やっと、次男に「脱いだ靴を揃えるように」と言えるようになった。
しかし、「トイレで○○○をした後は水を流すように」と、あと何年言い続けなければならな
いのだろうか?
[2000年11月28日 15時17分55秒]

お名前: ペンギン    URL
長男が、「何か手伝うことなーい?」と言って来たので、こう答えた。
「まず、自分が使った部屋を片づけなさい。それも、立派なお手伝いのうち!」。
[2000年11月27日 19時54分42秒]

お名前: ペンギン    URL
今日は、学校休みの第二土曜日。で、とーぜん、「おかたづけ」の日。
最近は、散らかし方があまりひどくないので、いつもは一箇所ずつだが今日はまとめて二箇所。
手順と役割分担が頭に入ったらしくて、早いこと早いこと。「ほ〜ら、えらいでしょ!」だっ
て。それから、やっぱり言った、「ご褒美は?」・・・クッキー2枚じゃ!
[2000年11月25日 9時31分29秒]

お名前: ペンギン    URL
昨日、次男の担任の先生から聞いた笑える話。
今時の小学校1年生は、だいたい落ち着きがない。クラスの中には、じっと座っていられない
子が何人かいるそうだ。ウチの次男は、その子に向って「○○君もリタリン飲んだら〜♪」と
言ったそうだ。「でも、無理かな、味が苦いから。」だって。
言われた相手は、何がニャンだかニャンダー仮面でキョトンとしていたけど、事情を知ってる
担任の先生は、一人で笑ってたって。
[2000年11月24日 8時29分52秒]

お名前: ペンギン    URL
私は、そういう「心のベクトル」を持っていないので分からない。でも、それで行きつく所ま
で行ってから人に教わってパターンとして覚えた。
私よりもひどかった長男には、そのパターンを教えた。実は、自分自身が今現在も少しも克服
していないことを知ってしまって以来、ホントのところまではこちらも教えることは出来てい
ないのだろう、と思っていた。

いや、今日、家の裏から椎茸を採って来るように頼んだ次男が、あっさりと「手伝いできてウ
レシイ」と言ったのを聞いて、「スゴイ! よくそんな発想が出来るものだ!」と感心してし
まった。
やっぱ、次男は中身が普通の、人間のADHDです。
[2000年11月23日 23時0分8秒]

お名前: ペンギン    URL
次男がヒモを探していたら、たまたまそこにヒモがあって衝動的に切って使ってしまった。
しかし、それは自分の持ち物ではなかった。
他の子どもに言われて、本人もそれに気づいて謝った。相手の子も騒がなかった。先生が、
丸く治めてくれたのだった。
その説明を聞いて、とっても勉強になったこと。「ヒモを切ったのは、意地悪したのでも
嫌いだからでもなくって、ただ欲しかっただけだから。」と相手の子に言ったんだそうだ。

へ〜え、そういうことをすると、普通の子は"意地悪された"とか"嫌われている"とか"い
じめられた"って受け取るんだ! 人が何かをすると、その本人が「何を思ってやった」
ということではなく、「その人が自分の事をどう思っている」ということに直結するんだ!
[2000年11月23日 22時47分25秒]

お名前: ペンギン    URL
次男は、最近やっとひらがなの読み書きが、割とすんなり出来るようになって来た。
と言っても、説明しないとなかなか意味は分からないのだが…。
(現在、カタカナをやる前に算数と生活のプリントをやっている。)
そして、今では授業中にちゃんと机に向かって勉強をしているそうだ。
(確かに、家ではやっていないのに、漢字もいくつか覚えてきている。)

そのことを病院で話した。
「リタリンが効いているのかなぁ?」と先生。「いや、私の教え方がいいんじゃない!」と私。
どっちでもありません、両方です!!!
[2000年11月21日 5時45分17秒]

お名前: ペンギン    URL
長男は「ボクは自閉症だけど、ADHDが邪魔なんだ」って、しょっちゅう言っている。
それを聞いて次男は、「ボクはADHDだけど学習障害が邪魔なんだ」って言う。
確かに、同じ小1の時点で比べれば、長男の悲惨さは次男の比ではない。
しかし、次男は自閉がない分、自分の遅れ具合がハッキリと自覚されるので、なお辛いのだ。

昨日も、「どうしてみんな、ボクの事をバカって言うの?」って聞いて来た。
「そりゃあ、授業中に堂々とお絵描きしたり工作していたりすれば、言われるだろう。普通の
人は、いくら授業が分からなくても"聞いてるふり"ぐらいはするものだ。」と答えたら、どう
やら最近、少しは「分かるようになりたい」「追いつきたい」という意欲のようなものは芽生
えて来ているようなことを言っていた。
それから「みんなが嫌がるようなクダラナイこと」をやっているのに、ウケテいると思ってい
ることもあるし、自分に思慮分別がないので「倫理的に間違ったこと」をしているのを、みん
なが面白がって追従しているのに気づいていないこともある。

でも、自分で自分に向って「ボクはバカだ」と言うのだけは、断固としてやめさせた。こっち
も真剣だから、本気でひっぱたいた事もある。セルフ・エスティーム(自己評価)を低下させ
ることだけは、絶対に防ぐ。
[2000年11月16日 7時45分55秒]

お名前: ペンギン    URL
【↓の続き】

第一段階の、「音に注意を向ける」をクリアーしたら、次は「言葉に注意を向ける」に移行し
ます。
で、雑音から「言葉」を聞き分ける訓練をする前に、「人の言ったことを正確に復唱させる
(興味を引きそうなことから始めて、最後の問題は真面目なのにする)」とか「聞いたなぞな
ぞを覚えて、第三者に謎掛けをする」というステップを一つ入れると良いですよ。
[2000年11月14日 7時47分9秒]

お名前: ペンギン    URL
【アサクラ・タウンの療育掲示板からの転写】

これは、「注意」の障害の一種で、「音の指向性の識別障害」です。自分に向けられた「音
(つまり、呼びかけの言葉)」や重要な情報としての「音(自分には向けられていないけれど
も、雑音とは違うものとして認識された言語)」を識別することができないのです。

「指向性」の障害は、恐らくとっても根の深い問題なので、「注意」を向けさせる為に肩を叩
くとか、目の前で手をパチンと叩いて知らせるとかいう方法を取った方が良いと思います。
で、雑音と言語の音声を「識別」する方は、正にその為にリタリンを飲んで脳の活動を活性化
させようというのですから、薬の効いている時間を有効に使うというのも考えてみては?

『ゲートウェイ社会性開発プログラム』の中に、聴覚の「注意」を促す訓練というのがありま
す。以下、それを列挙します。

1、テープに録音された音が、何の音か当てさせる。
2、うしろでボールを弾ませ、回数を数えさせる。
3、いろんなリズムで手を叩いて、正確に再現させる。
4、いろんな硬さの物を見せ、まずその特徴を述べさせる。その後、目隠しをして
  その物を落とし、何を落としたのか当てさせる。
5、まず、子どもに目隠しをする。指導者は、部屋中を手を叩いたり何かの音を出
  したりしながら歩き回る。子どもは四つんばいになって、その後を追う。
6、まず、子どもに目隠しをする。複数の人が色んな音のする物を持ち、部屋のあ
  ちこちに座る。一人ずつ音を出し、どの方向から聞こえて来たかを当てる。
7、部屋のどこかに音のするタイマーを隠し、それを探させる。
8、音楽をかけながら、何かの行動を指示し、聞き分ける力を養う。
[2000年11月13日 17時55分20秒]

お名前: ペンギン   
「物を元あった場所へ戻すこと!」ね。
それで、今日は自分たちの部屋がADHD状態になっているわけだ。
[2000年11月12日 9時28分11秒]

お名前: ペンギン   
昨日は、私がちょっと遠くまで出かけたので一日いなかった。
当然、帰ってきて家中がADHD状態だと癇癪を起こすので、確認と催促の電話をいれる。
「全然、片づけようとしない」なんていう文句を言ってはいけない。
まず、「床に落ちているものを拾うこと!」次に「物を元あった場所へ戻すこと!」こう
言って監視をつければ、ちゃんとやるのだ。
[2000年11月12日 8時1分12秒]

お名前: ペンギン   
私はよく、「注意」が何かに集中しすぎてしまって自分のやるべき日常的な仕事を忘れて
しまう。これは「自閉性障害」の注意の問題なのだが、それを防止する為にカードを作っ
てラミネートしたものを、必ず通りかかったり何かをする為に立ち寄って目につく場所に
置いてある。
それを見た次男は、やっと自分の思っていることを文字に変換(といっても、鏡文字がや
たら多く、大きさもバラバラ)できるようになったので、真似してカードを作って自分の
席に置いている。これは、もちろん、ADHDで自分のやることを忘れるのを防止する為
である。しかし、このこと自体を手順として構造化してやる必要はない。さすがだ!
[2000年11月8日 9時0分45秒]

お名前: ペンギン   
念の為。
ここでは、ADHDの子どもたちのとっても外見的な行動観察と、私の「自閉症」の知覚過敏
と同一性保持欲求に抵触してパニくった時の苦情ばかり書いてしまっているが…。
いちおう、この分野に対する冷静な対応もしているので、詳しくは下記のアサクラ・タウンの
掲示板をご覧下さい。

http://www.sets.ne.jp/cgi-bin/asakura/vikkibbs.cgi
[2000年11月7日 16時42分38秒]

お名前: ペンギン   
今日は、朝から二人ともバッチリと手綱を引き締め、30分前にはリタリン飲ませて行かせ
たので、子供会の奉仕活動の掃除を喧嘩もしないでちゃんとやっていた。
長男の方は、最近「自閉症」が目立っているので、「掃除の時間は掃除をする」と思ってし
っかりやれるようになったのは良いのだが、遊んでいる次男を注意する言い方が悪いのと次
男の方はADHDで「今・何を・すべきか」分からないところを叱られて喧嘩になる、とい
うのが今までのパターンだった。
それが、今日は、次男が真面目に掃除しているのと、長男が余計なお世話をしなくなって、
平和を保っていた。

長男は、次男が私に叱られているのを見て、それは親子関係・療育関係にあるからやってい
ることだって分からないのと、「何を・どう・注意されている」か分からないまま、状況を
つかんでいないままに、サル真似で叱るからいけないのだ。(「自閉症」だからね。)
[2000年11月5日 8時39分58秒]

お名前: ペンギン   
この次男、雨が降るたびに傘をひとつ壊す。
自分の傘の取り扱い方がいかに雑だか、全然気がついていない。
[2000年11月3日 10時21分50秒]

お名前: ペンギン   
今日は、長男の方にリタリンを飲ませた。
土日は、原則としてドラッグホリデーだけれど、興奮がひどくて常軌を逸した騒ぎ方をして
いると、飲ませている。日によって、長男だったり次男だったり…。
[2000年10月28日 9時13分43秒]

お名前: ペンギン   
同じボーダーでも、「自閉症」の長男は小1の段階ではまだ周りが全く見えていなかった。
でも、ADHDの次男は、字が書けないこと・運動能力はあるのにみんなと一緒のことが
できないこと…ちゃんと分かっている。
「ボクのことをお母さんが学校に来て説明してくれたから、ボクが出来なくてもいいこと
になっている。」とは言うものの、授業内容に巻き込まれたくない時は、自分で自分の机
を教室の隅に移動しているそうだ。かといって、普段から授業に参加しているわけではな
く、毎日自分で計画を立てて工作とお絵描きにいそしんでいる。
[2000年10月23日 9時17分30秒]

お名前: ペンギン   
ここは、「自閉症」の聖域だから、「自閉症」を批難しないのが原則。
ADHDについては、何も言及はしていない。
だけど、ここでADHDへの苦情を申し立てると「損」をすることが分かった。
なんてったって、アスペルガー症候群の6割にADHDの合併がみられるそうだから。

きっと、こんなただの報告でさえ、目が痛い人もいるのだろうな?
学校が休みの度に、一箇所ずつADHD状態を収拾させている。今日は、ある部屋の番。
例によって、まずはゴミ捨て、次にとりあえずカゴにぶち込んで自分の部屋に持って行く、
それから「わけのわからない○○シリーズの箱」に仕分けさせる。
最初の二つだけで、いったい何時間かけるつもりなんだろう!?
(でも、こちらがパニックになるとわかっている状況には接近しないことに決めたので、
今日の私の精神状態は、今のところすこぶる良い。)
[2000年10月22日 9時29分2秒]

お名前: ペンギン   
能力的に無理なことを回避しようとする時、アスペの長男はあからさまにパニックになるか、
決り文句の言い訳をするかのどちらか。でも、これがまた、状況に合っていなかったりする。
それで、その不適切さを指摘される。
しかし、こういう時、次男の方は、どう言えば先生の心情に訴えられるか計算して、理由を
使い分けている。それで、いとも簡単に目的を達成している。・・・恐るべし!
[2000年10月21日 17時3分15秒]

お名前: ペンギン   
でも、その前の『今日の健康』で、脳血管障害のことを取り上げていたのを見ていた次男は、
「それって、ボクのこと?」とも言っていた。
「のう・けっかんしょうがい」と「ちゅうい・けっかんしょうがい」・・・確かに。
[2000年10月21日 16時58分28秒]

お名前: ペンギン   
『にんげんゆうゆう』で、ボクのことをやっていたから、ビデオを見たいと次男が言い出した。
(つくづく、「その通りだ!」と思ったそうだ。)
ビデオをかけたら、案の定、他のことをやって遊んでいる。「お〜い、見るの忘れてるぞー!」
と言ったら、「ボクは、注意が4秒しか続かないんだ。」と言っていた。
何がスゴイって、この数字がイイ線捉えているところだ。(長男は、そのくらいの学年の頃、
0.5秒だった。)

今日も、「行ってきま〜す!」と勢い良く飛び出そうとしたその背中には、ランドセルが無か
った。
[2000年10月17日 7時26分21秒]

お名前: ペンギン   
家中がADHD状態になることは、見なければいいのでなんとかなる。
それから、床と引き出しがADHD状態でも、本棚だけはこっちの領域という具合に住み別け
ることも可能。
しかし、「法則化・規範化」が出来ないことと、論理的に矛盾した事を立て続けに言って来る
のだけは、どうしようもない。やっぱり、こっちは「耳塞ぎ」で対応するしかない。
[2000年10月15日 13時1分27秒]

お名前: ペンギン   
この次男は、三次元的な空間認知力に特異な才能を持っている。
しかし、紙に書かれた字や数字は二次元なので、「視空間認知障害」ということになる。
それで、ブロックが大好きなのだが、最近は工作に凝っている。箱を見ると、それを加工
した展開図が見えるそうだ。
建築関係者にADHDやLD系統の人が多いというのは、うなずける。
[2000年10月15日 7時15分27秒]

お名前: ペンギン   
ADHD流・処世術。(注:私のことではない。私は監督。)

とりあえず、床に落ちているゴミは捨てる。
さしあたり、床にある物は何かの上に置く。
とにかく、「箱」に放り込む。

こうすると、部屋が片付くわけではないが、キレイには見える。
[2000年10月14日 9時17分47秒]

お名前: ペンギン   
次男は、論理的思考が出来ない。
私は、論理的思考しか出来ない。

さあ、どうしましょう。
[2000年10月12日 19時38分39秒]

お名前: ペンギン   
「ひきざんをしましょう」って書いてあるけど、何すればいいの? と聞いて来る。
こりゃあ、見事なLDだ。でも、数の概念はちゃんとあるし、8−5を「8から5を引いたら、
いくつになる」に言い直せばできるのだ。
この次男、未だにトイレで○○○をした後に水を流さない。でも、これは、一つ一つの動作が
バラバラで関係性が分からないから(これは「自閉症」)ではない。注意の転動がひどくて、
すぐに次のことに気をとられてしまったり、自分が今必要としていることだけしかしないから。
[2000年10月11日 19時9分26秒]

お名前: ペンギン   
本当は、私だって感覚的に許容できないことだらけだ。
なのに、これだけ頑張っても、悪いのはいつも「私」になるらしい。
[2000年10月9日 17時53分18秒]

お名前: ペンギン   
私は、次男がいつもゴムやプラスチックの玩具の部品を口に入れてクチャクチャやっているの
は、感覚的に必要だと知っているからやらせている。
それから、どうして何もかもがやりかけで・我慢をすることができず・分別の無い衝動的な行
動をし倫理的に許されない発言をしてしまうのかも知っている。
でも、どう説明しても、これらのことは気持ちの悪いこと・分かっていても隠すべきこと・躾
のなっていないだらしないことでしかないのだ。
[2000年10月9日 17時50分51秒]

お名前: ペンギン   
今朝のニュース報道番組で、問題行動をする子どもは出席停止処分にするとかしないとかいう
話題を取り上げていた。
問題行動を起こす子どもの事情も考えて、それなりの教育をすればそこから素晴らしい人材が
出て来るかもしれないとコメントしている人がいる一方、「そんなヤツらの面倒を見ることは
ない!」とガンコに主張している評論家のオジさんがいた。

さて、今日は『にんげんゆうゆう』で高機能自閉症とADHDを取り上げるシリーズの初日な
のだが…。そういうオジさんは、福祉・教育番組なんか見ないだろうな!?(ついでに、わざ
わざ「あんたの子どもはワガママだ。親の躾が悪いんだ!」と言いに来た、あのオッサンも!)
[2000年10月9日 9時49分16秒]

お名前: ペンギン   
普通なら、小学校1年生と6年生の兄弟が、行き先も言わずにそろってお出かけ〜♪
なんて、当たり前のことなのだろうが…。

行動&認知障害児が二人揃って行方不明というのは、ゆゆしき状況だ。せめて、何も知らない
隣人たちの目に留まる前に、消防署から「病院に搬送します」という電話が来てくれる方が幾
分かマシだと、いつも思っている。
[2000年10月7日 16時19分19秒]

お名前: ペンギン   
この事情は、やっと始まった「介護保険制度」にも共通している。この制度は、この国の福祉
制度の不備を如実に反映して、身体移動が困難な者には厚く痴呆などの精神障害には薄い。
しかし、身体移動が可能で認知障害があり生活上の困難が生じているような場合、いつ・どこ
で・何をするか分からないから終日監視しなければならない。しかも、口だけは達者で、家族
の苦労をよそに、家族以外の人に「普段自分がいかにも不当な取り扱いを受けている」かのよ
うに言ったりもする。24時間体制で介護しているのに、本当の様子を何も知らない人たちか
ら責められるのはその家族だったりする。
行動障害を伴う発達障害者とその家族の抱えている問題というのも、これとよく似ている。
[2000年9月30日 20時31分58秒]

お名前: ペンギン   
本人のタイヘンさと辛さは分かるが、「片付けられない」「だらしない」ぐらいなら、カワイ
イものだ。
社会に入り辛いのではなく、社会的に受け入れ難い障害児というのは、どう考えてもテレビ向
きじゃないもの。
[2000年9月30日 18時26分21秒]

お名前: ペンギン   
「自閉症」に行動障害を伴っているADHDが複合していると、その興奮の仕方は凄まじい。
もう一人の行動障害を伴っているADHDとの相乗効果で、ものすごいことになる。
でも、家の外には私の怒鳴り声しか聞こえていないだろう。だって、興奮して罵り合っている
声は何を言っているのか聞き取れないのに、それを制止する言葉はとっても聞き取りやすいか
ら。
しかし、同じ診断名でくくられていても、行動障害を伴っていない「自閉症」児やADHD児
しか知らない人には、この実態は想像することさえできないだろう。
だから、全体の印象がどんなに良くなっても、我が家の現実はちーっとも変わらないのだ。
良いイメージだけが広がってしまうと、逆にあまりにも違いすぎて、かえって「どうしてちゃ
んと出来ないの!」って言われるだけだ。
[2000年9月30日 18時19分37秒]

お名前: ペンギン   
運動会・・・ちょうどお腹が空き始めた頃に薬が切れて、我慢が出来なくなった。
そこで、早々と午後の分の薬を飲ませた。そうしたら、ものすごい集中力を発揮して、運動場
の砂に混じっている金属片を集め始めた。
(そんなものより、競技に集注せい!とは私は思わない。自分が興味を持って、「やりたい」
と思うことに集中できることの方が大事だと思っているから。)

それを不都合だとするような心の貧しい地球★人になるよりは、興味の範囲は狭くても豊かな
異★人になって欲しいから。
でも、「やらなければならないこと」からは、「逃げること」を許さない!
[2000年9月24日 18時40分41秒]

お名前: ペンギン   
昨日は、「チーズが食べたい」と言ってクッキーの箱を持って来た。
やっと、チーズとバターの区別がついたと思ったら、今度はもっと関連のない物と間違えて
るようになった。いったい、どういう関係なのかなあ?

それでも、やっとこの頃勉強する習慣がついて、1月期に出た宿題プリントをボチボチやっ
ている。(でも、もっとタイヘンなアスペの子どもを二人も見ているので、こんなことでは
私は驚かない。)
[2000年9月20日 13時2分22秒]

お名前: ペンギン   
「何でも分解」を卒業したら、今度は「何でも分類」を始めた。
発想のユニークさには、いつもいつも感心させられる。

反社会な行動さえしなければ、どんなに不注意や散らかしがひどくてもADHDを活かすこと
は可能だと思う。
リタリンの服用で多動と衝動性が収まり、前頭葉が覚醒状態になってこそだけど。
[2000年9月19日 9時26分17秒]

お名前: ペンギン   
「理屈」を教えると、アスペの長男は喜ぶ。
でも、ADHDの次男には「もう、わかったから、やめて!」と言われる。

「理屈」が判ると、アスペの長男は何とかしてその通りにしようとしてパニックになる。
けれど、ADHDの次男には「理屈が分かっても、出来ていなければ知らないのと同じだ!」
と言わなければ、やろうとさえしない。
[2000年9月18日 13時34分33秒]

お名前: ペンギン   
この辺のことを一番詳しく書いてあるのは、この本。

『ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもたち』
       マーク・セリコウィッツ著(金剛出版)
[2000年9月17日 9時41分31秒]

お名前: ペンギン   
それはなにかと言うと、コレこそ正に「情緒の障害」。

念の為強調しておくが、この部分は「自閉症」には全くないもの。まだまだ、「自閉症」を
情緒障害だと思っている人がた〜くさんいるだろうから。
「自閉症」にADHDが複合している場合でも診断は「自閉症」になるのは、ここの部分が
決定的に違うからです。
[2000年9月17日 9時39分52秒]

お名前: ペンギン   
自分が食べようとした物に誰かがちょっと触っただけで「汚くなった」と、ゴネる。
何でもかんでも自分が優先になっていないと、スネる。
明らかに人に対して、イヤガラセやアテツケをする。
万事、対象は〈他人〉なのだ。〈人〉に向って強力に「自分」をアピールする。
しかも、「注意」の転動性・衝動性がひどいので入力段階で不正確な情報に基づく推論が
「正しい」と思い込んでいるから、間違いを指摘されると怒る。

これは、ただの「注意の障害」や「多動性障害」ではない。
[2000年9月17日 8時43分38秒]

お名前: ペンギン   
情緒的な未熟さと極端な自己中心性。これはきっと、ただのADHDではない。
(いわゆる、出世魚タイプ)
[2000年9月17日 8時34分20秒]

お名前: ペンギン   
アスペの長男の発する「音」と、ADHDの次男の地球人的な挑発的な「言葉」が原因で
「癇癪を起こしている人に近づいてはイケナイ」なんていうルールがあるような家に、ま
ともなニンゲンが育つのか???  はなはだ疑問だ。
[2000年9月17日 7時29分31秒]

お名前: ペンギン   
「いなくていい」存在になりたい私にとって、「自分が大事にされていない」「自分が注目
を浴びていたい」が為にイヤガラセやイヤミを言う、なんていう「普通」の心理状態の方が
不可解だから。
[2000年9月16日 19時37分50秒]

お名前: ペンギン   
その、三人三様に社会性の無い者同士が係わり合うと、とんでもなくスゴイことになる。
でも、その中で一番態度が悪いのは、間違いなく私だろう。
[2000年9月16日 18時40分42秒]

お名前: ペンギン   
私は勉強は教えられるから、LDなのはなんとかなる。
それから、「自閉症」には悩んでいない。
ただ、重症のADHDの反抗的な態度と挑発的な口の悪さには、とことん参っている。
[2000年9月16日 18時37分44秒]

お名前: ペンギン   
これが、私の癇癪の原因。
でも、学校に行く時と他の親たちと同席する行事がある時には、リタリンを飲んでいるから
おとなしい。
それで、私はますます「子供に怒鳴りまくっている・躾の出来ない・育て方の悪い」親にな
るわけだ。子どもに「理解」を示すことと「野放し」にすることは違うというのに…。
世界で一番分かっている人が、たった一人で世界で一番分かっていない地域に住んでいると
いうのは、そういうことなのだ。
[2000年9月16日 17時34分4秒]

お名前: ペンギン   
「エンジンがかかったように、動き・しゃべりまくる」ひどいハイテンション状態。
この重症のADHDが一人いるだけでもスゴイのに、ウチにはこれが二人いる。しかも、
一人は「自閉症」が重複しているので、独特の凄まじい「音」を発生しながら超興奮状態。

この「音」、私の一番キライな「音」。
[2000年9月16日 17時24分51秒]

お名前: ペンギン   
今日は、朝の内に「自閉症」の良いところ・悪いところ、「ADHD」の良いところ・悪いと
ころをさんざん講釈して、お互いに相手の悪いところをバカにしないように言い聞かせて買物
に行った。
それから、行った先で「社会性の無い言動」をしたら買い物を取り上げると言っておいた。

久しぶりに、リタリンなしで二人揃っていて、"平和"な一日。←今のところ???
[2000年9月15日 14時27分39秒]

お名前: ペンギン   
今日は休日だけど、地域の子供会の奉仕作業があるので薬を飲ませた。でも、途中で泣きなが
ら帰って来た。「お兄ちゃんが、掃除の邪魔をして来る!」だって。
何の事は無い、自分が大事にしているガラス細工を馬鹿にされてやる気をなくしただけだった。

その兄は、他の子供に「六年生が座ってちゃいけないよ!」と指導の人が言っていたのを受け
て、「六年生が後の掃除をしますから、皆さんお帰りください!」と大声で叫びながら真面目
にやっていた。そして、「その枝をあっちに持って行って」と言われて、どこだかわからずに
ウロウロしているのを思いっきりバカにされていた。
[2000年9月3日 9時33分45秒]

お名前: ペンギン   
「薬、飲ませたに違いない」って、私が説明する前に先生たちには分かったらしい。それほど、
行動の違いは一目瞭然だった。

「この子たちは幸せだ。こうやって理解されて、それなりの処置をしてもらっているから。」
この言葉だけは、言われたくなかった。何故なら、私は自分がしてもらえなかったことを、こ
の子たちにしているのだから。
[2000年9月1日 16時19分15秒]

お名前: ペンギン   
明日から、学校がある日はリタリンを飲ませます。
行動が落ち着いてくるのもさることながら、一番変わるのは性格が穏やかになること。
そして、倫理的に間違った方向に考えが固定してしまわないように、前頭葉に仕事をしてもら
わないといけないから。
そして、生活・学習の全ての面で個別指導が必要なので、明日から毎日付き添いです。(小学
校低学年が勝負のしどころだから。)
[2000年8月31日 11時12分33秒]

お名前: ペンギン   
現在小学校1年生の次男の、この夏休みの成長。

1、そこら中のお金を勝手に持ち出して使わなくなった。いくらの・何を・どこで買うか、
  ちゃんと申請して買物に行けるようになった。
2、お店の人がお客さん扱いしてくれるのをいいことに、平気で迷惑をかけるようなことを
  しなくなった。一つの店には一日一回だけ行き、余計なことをしゃべらないことを徹底
  させた。
3、お店が休みとか店の人がちょっと留守しただけで、ふてくされたり八つ当たりしたりす
  ねたりしなくなった。相手にも事情があることを理解して、「待つ」ことができるよう
  になった。←と言うより、説得されて我慢している段階。
4、ひらがなの読み書きが、だいぶ出来るようになった。
5、ある程度まとまった時間は、机に向って勉強できるようになった。
6、ラジオ体操の列の一番最後に加わり、少しは腕を振ったりして真似をするようになった。

この夏休みの間にハッキリした問題点。
○問題行動や理解のなさの原因に、いろいろな認知の障害と運動障害があること。
○長男が「自閉症」らしいことをするとバカにしたり、それを長男の友達に言ってみんなを
 煽動するようになった。これは、倫理的にも断固として許せない。
○自分は、自分が中心になって思い通りに遊びたい。でも、長男がADHD状態の時はとっ
 ても気が合うけれど、「自閉症」状態になると一方的に支配されるので反発してしまう。
 しかも、しばしば「自分の世界」にぶっ飛んでしまうのが面白くない。これは、自閉性障
 害者と同居する宿命だから、学習してもらうしかない。
○お母さんと長男は、人がやっているゲームをいっしょに見てそのキャラやストーリーにつ
 いて情報交換し合う、という並行的な係わり方をしたい。しかし、次男は人に係わりたい。
 でも、お母さんは未だに"ごっこ遊び"さえできないので、我慢してもらうしかない。
○すぐに癇癪を起こすのと人を批難するような言い方をしてしまうのは、きっと私から学習
 してしまったのだろう。
[2000年8月29日 11時21分31秒]

お名前: 管理人   
ここだけは、「自閉症」には関係ありません。
注意欠陥多動障害の、次男の療育記録です。
[2000年8月29日 10時55分30秒]

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