学習障害についての私見

私は学者・研究者ではないので、以下の記述について異論・反論はあろうかと思います。ただ、実際に子供たちに接するにあたり「こう考えるとわかり易い」という程度に認識してください。

 @原因となる障害。

  1. 注意欠陥障害:注意散漫・注意の偏向
  2. 自閉症・自閉的傾向:外界との関係性の異常(カナータイプ・アスペルガータイプ・中間型)

 A活動水準。

  1. 多動
  2. 寡動

 B脳内諸機能のアンバランス。

 

上記@〜Bによって、またはそれに加えて、学習上の困難があるものを≪学習障害≫とする。

 

≪学習障害≫についての考え方。

  1. 学習上の障害である≪学習障害≫は、結果として現われたものととらえ、原因の方から対処していく。
  2. すると、学習上の障害以上に社会的な学習困難の深刻さが浮かび上がってくる。
  3. 学力という意味での学習上の障害が見られないか軽い場合でも社会的な学習困難はなくなるわけではない。
  4. 特に言葉の遅れや学習上の不都合が少ない場合は軽視され、見過ごされる。社会生活に支障をきたすような二次的な障害に気をつける必要がある。
  5. ≪学習障害≫は、学校教育の時期に教育する立場からとらえるべき概念であり、社会的な学習困難はその原因となる障害そのもの(注意欠陥障害・多動症・自閉症)であると考える。

おことわり

以上、ご了承下さい。

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