ドッグランとは 駒沢オリンピック公園のドッグランは、平成14年12月から6ヶ月間の予定で、神代植物公園と2箇所でドッグランの試行を実施しておりましたが、試行期間が終わった平成15年の5月に夏場の施設利用状況の把握等の必要があることから、試行期間を10月まで延長した後、本格運用を開始致しました。 ドッグランにつては、古くは、1990年にアメリカのニュヨーク州・マンハッタンなどの公園で、犬専用の施設として誕生しました。その後、、愛犬家が犬の運動と本来愛犬がもっている犬機能の能力を都市などでも、運動させたいと言う思いも加わり、施設利用を、はじめたのが「ドッグラン」施設の始まりだと言われております。 その後、犬と人の社会への共生と愛犬への運動施設として、アメリカやヨーロッパ各地で類似施設が次々と誕生し、大都市以外でも、観光地やリーゾート施設で、「ドッグラン」「ドッグパーク」と言う名称で、施設が増えつづけて、世界各国で愛犬家の間で、盛んに、利用される様になりました。 特に、英国のハイドパーク公園に誕生した、リードなしで愛犬を自由に運動させることが出来る「ノーリード型」開放スタイルのドッグランは、ペット社会の拡大に併せて、都市に住む愛犬家の付加価値の高い運動機能施設として、世界各国で、その運用が試みられ、その後、大都市での民間営利事業として「ドッグラン」も事業形態を確立した形で、愛犬家に利用される様になりました。 日本では、観光地や郊外の遊休地を利用して、ドッグランやドッグパークと称して、愛犬家の間で親しく利用されて来ましたが、東京のような大都市の大型公園の中に、ドッラン施設を試行と言えどもトライアル運用をしたのは、駒沢オリンピック公園と神代植物公園が、初めてのケースでした。そして、その後、各地の公共公園内に、ドッグラン施設が増設されたのは、皆さんが周知の通リです。 増え続ける大都市の愛犬家が、公園のドッグランを通じて、遊びながら何を感じ、何を学び取ってゆくか?人の社会と愛犬の共生という観点からも、非常に貴重な施設と言えます。公園内のドッグランの施設の誕生により、今までの公園が持つ公共施設機能に、愛犬と共生する社会の公共施設として、新しい公園施設機能が付加したことになります。 そして、その新施設と機能を向上させるには、利用する愛犬家自身のマナーとモラルを社会から問われることになる訳です。その意味では、ドッグランを利用する愛犬家の一人、一人が、マナーとモラルを大切に守りながら、愛犬を飼っていない人たちから、信頼されるコンパニオン飼育家として、評価を得る様に、利用してゆかねばなりません。
駒沢オリンピック公園の大きな施設には、陸上競技場・補助競技場・体育館・第一球技場・第二球技場・硬式野球場・軟式野球場・テニスコート・弓道場・屋外プール・トレーニングルーム・東京オリンピックメモリアルギャラリーなどがありますが、公園内の運動施設管理については、総合して「駒沢オリンピック公園総合運動場」と称して東京都のスポーツ施設として管理運営されています。 東京都は、この公園内にドッグラン施設の試行を行うあたって、施設予算が少ないことから、現状の公園施設や公園内遊休地を上手に利用して、運用トラアルすることを検討して、現在の園内の場所にドッグラン施設を設けました。ドッラン施設のフィールドがコンクリートになっていたり、ドッグラン内に植木の囲い込みがあるのはそのためです。 駒沢オリンピック公園に、ドッグランが出来るまでには、数年前からの地元の愛犬家の皆さん方の強い要望や7000名近い署名運動や区議会議員さん協力があって実現しています。このドッランラン利用する人たちは、土日なるとピーク時には、天候の良い穏やかな日には、1時間に240名ほどの愛犬家皆さんが、ドッグランを楽しんでいらしゃいます。駒沢オリンピック公園の地の利と、付近に点在するペットショップや愛犬と同伴出来るレストラン・カフェの利用も加わって、他の都内の公園ドッグラン場に比べ、同公園のドッグラン場は、常に高い利用率を誇っています。 |