2003年
1月18日
1本目 <視界良> 約3.6Km 標高差
620m
山頂駅から田茂萢岳方面左側から、前獄岳東斜面を抜ける銅像ルート
2本目
<視界良> 約4Km 標高差
530m
山頂駅から田茂萢岳を背にして左側、初日のダイレクト概設コースと中央山岳ルートの間を、コースを変え滑走
今日のワンショット!
題名「今日は晴天!?」
今日は何とか晴れ。今日こそは八甲田を楽しめるかな!、そんな1こま。
「美しいですね〜」の一言ですね。こんなシーンは、いたるところで、色んな見え方ができるんでしょう。同じ風景、空間には2度と巡り合えないでしょうから、そんな楽しみもある事でしょう。
「スキーを本来の意味で楽しむ」 と言う事もあるような気がする1こまです
|
さあ、とうとう3日目。
晴天の 八甲田には出会える機会は今回はないか〜、と思いつつロープウエイ山麓駅、集合。
しかし、まあ何とか晴天まではいかないものの、み通しは良いし、風もそんなになく”穏やか”と言う感じ。昨日までとはちょっと違って八甲田を景色共に楽しめるかな!、という期待。ガイドさんも、「今日はようやく良い感じになってきたので、銅像ルートの方に良い斜面
があるのでそっちへいきます。昨日迄が吹雪であったので、誰も入っていないですから、雪質によっては楽しめるかもしれませんね」との言葉に期待。 最初の斜面
迄の緩斜面移動も、やっぱりみ通しがあるのとないのとでは大違い。皆さんも”水を得た魚”のごとく、楽しそうでありました。 やっぱりね〜、こうでなくちゃ!、と言う事でしょう。
さてその1斜面
目、ターン的には10ターンに満たない斜面ですが、斜度、雪質的にも最高、最高!。 もう皆さん続々とおりるものですから、いいところを先に”食べられちゃう”。ありゃ〜、と思ってると、テレマークガイドさんが、「こっちの端側の大丈夫よ。誰も行ってないからこっちが良いよ」と。 ”お〜なる程こりゃいいや〜”って事で、残り3人程で我先に。! 短いバーンでしたが、いやいや最高でした。右画像はその時のシュプールですが、もう皆さん”満腹、満腹”って感じでしょうか。!?(まだ始まったばかりですから、そうでもないでしょが)
ちなみに画像右端から2番目のシュプールが私の描いたもの!。一番端がテレマークガイドさんのものです。
あまり、自分のバックカントリーでのシュプールなんぞ記録に残らないので、この画像は良かったです。同行者の桜庭さん撮影の画像です。
ン〜〜ッ、欲を言えば、もうちょいといい感じで滑りたいな!、と言う自己評価ですが、まあ良いでしょう楽しめた訳ですからね。!
|
天候もま〜あま〜あでしょ、今日は。何に良い1日になりそうな感じの1日目でした。
昨日迄はね〜、もうどうなちゃうの〜八甲田は〜、と言う印象を皆さんお持ちでしたでしょうから、ね。
位置的には丁度、前獄山の南側裾野にいた訳ですが、そこから東側へ登行。 樹氷原をくぐりぬ
ける登行ですね。しかし前日とは異なり視界もあるので、これも最高最高!。 ある場所で休憩をとり、次の休憩ポイント迄は樹氷の間をくぐり抜けていく滑走。! ガイドさんからは、「ちょっと深い雪もあるかもしれませんけど、スピードは出やすいですし、急に曲がり込む所もあるので、樹氷にぶつからない事と、外れない様にスピード調整してきて下さいね」っと。
ン〜〜!!、楽しめましたよ〜、やはりちょいと深い所では、自分のカービング(FISHER
RC4 RACING)ではズボ〜〜っと埋まっていくところもあったのでね、つんのめり〜〜〜にもなりましたが、ジャンプのあったりで、楽しい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!。
後方では、それにはまって転倒〜〜〜、の方もいた様ですが、ここはオフ!、怪我もなく皆さん心なしか、昨日とは違って顔がほころんでいる様でしたね。!
右の画像は、その途中の樹氷登行であるとか、途中、ほぼ終点位ですかね、その時の画像です。勿論滑っている場所、模様画像はありませんね〜、残念ながら。でもどうでしょうか!、ちょっと楽しそうでしょ。!
|
|
樹氷の間を登行。中々楽しいものです。吹雪いているとね、こうゆうところも楽しめなくなりますからね。この後、楽しい樹氷の間、新雪を滑走。!
樹氷”街”!滑走を終えて、満足満足、休憩ポイントへ。ちなみに手前は私の後ろ姿。
|
さて、その後は休憩タイム。
チョコやら、暖かい飲み物やら、景色がいいので記念撮影やら、お話したりで休憩も楽しめる一時。やはりね、こうゆうのも山スキーの一部、でありますよね。 八甲田の良いところは、こうゆう時間をとれる、ってもあるんじゃないですかね。勿論天候次第ですがね。ヨーロッパとはまた違った山スキーの楽しみ方、そうゆう風に思えました。 何よりも個人的には、子供の頃のイメージと景色が重なる部分もあるのでね、木の種類も類似しているし。 「あ〜山の中にいるな〜」っと言う素朴な印象ですがそう思いました。
改めて思ったのが、八甲田連峰は、裾野が広いな〜、そんな印象でしたね。標高的にはとても高い、と言う事ではありませんが、裾野が広いので色んなコースが長く作れるんだな〜、なるほど〜、と思いながら。
|
|
思い思いの休憩をとります。暖かいお茶を飲んだり、お菓子を食べ元気を補給したり、記念撮影などもしてますね。
手間のオレンジのパンツの方は、「腹のそこから笑えるスキー」を提唱する!
CVMの河野さん。
|
さあ位置的には前獄山の東側へ回り込んでいたのでしょう。ここからちょっと登って、前獄山北側へ。そこに良い斜面
がある、という案内。景色も良いし、期待しながら前進前進。 っとみえてきた1枚バーン。その斜面
中を移動して行って、頂上を背にして斜面途中でストップ。
さあ、ここからいきましょう!
、と言う事で滑走先の
行き先を案内してもらいます。
さあ、今回の八甲田、最初で最後の最良バーンでしょう!、楽しむッきゃないでないですか。
CVMの柿沼さんからは、「大関選手、そんな前にいるじゃないですか!」っと。そりゃそうです。転ぼうが何しようが訓練!訓練!、重力を感じない(近い)滑りを体験したいではないですか。!
理想に近く滑れるか否かの判断は別
としてですよ。!
まずはガイド石館さんがおります。(右画像で、滑走その1〜その2) ほほ〜〜、気持良さそう〜〜〜、その後はSIAの先生方、山中さんと豊島さんが優雅におりていきます。(右画像で、滑走その3〜その4) 駒送りの様にその画像に紹介しましたが、どうでしょうか?、伝わるでしょうか。 これも参加者の桜庭さん撮影の物を編集致しました。
同行された方からも印象頂ければ幸いです〜〜。ア〜〜あん時こ〜だったな〜っと、いつでも思い出してもらえれば。
その後、村上さんらが降りていきます。(右画像で、滑走その5) お〜〜、行くッきャないね〜、写
真も取りたいが〜〜そんなもん撮ってる場合じゃね〜〜、と私の番。(画像にはないですがね)
お〜〜深いね〜、っと5ターン程こなした後は、やっぱり沈む〜〜ので、大回りに変えてみよ〜〜、って変えると、お〜〜この板やっぱりスピードが出るね〜〜〜!、雑誌にある様な大回り〜〜チャレンジ!!!、と思ったら、木の枝にまさに”気”をとられ!、ズズ〜ッステン!。
上でみえてるかな?、笑いを取れてるかなと、深い雪で、もぞもぞ体制を立て直し、気も取り直し、中ターンで!、重かったですが、十二分に楽しめた斜面
でした。これはさすがに皆さん満足ぎみでしたね!。
自分もようやく足が慣れてきたこの日、でしたから色々滑りを試しながらも、楽しめました。
トップが沈まない様に(沈むのを嫌って)ちょっと後傾ぎみ?、に意識しすぎると、足が重い、印象でした。要は後傾しすぎていたのでしょう。
重力を感じない様に、とはいかない訳でしたね。
もっと雪がサラサラ〜、としていれば、私でも沈みながらいけるかな〜と思うのですがね。
で、 やはり基本の前傾でいくと、171cm
Top102-M61-Bot90 の板は、私体重80Kgでは何か中心がとてもしなって埋まっていく、感じでしたね。
と、言う事では脚の屈伸、それも腰下のみの屈伸運動を重視した滑りが必要でしたね〜、そんなイメージ。特にちょと重いな〜と言う雪では。
そうですね、自分がやっているモータスポーツレースの車両で例えれば、サスペンションをしっかりと膝運動で、タイヤの追従性は路面
(雪面)の感触を常に感じながら、自由自在に動かす、そんなイメージなんですね〜。
そして車体ボディーは姿勢を崩さずに、ふんわりふんわり脚の運動量
よりも減衰された状態で、移動(落下移動)すればいいのでしょうがね。
やっぱりスキーは情報を受け取って、頭を使って、そして指令を出し直して、対処する。しかも、自然の中で景色、雪の中で重力を感じないように、気持良く、という究極の前身全堪能スポーツですね。
それを、落下運動のみで体験できるスポーツ。
しかも体力があれば、攻撃的に。体力がなくとも理論を考えていけば、無理なく降りる事も可能でしょう。今回のツアーも30歳台から70歳に近い方が入る中で、時間の違いはあれども、皆さん同じコースを滑ってきてるのですからね、改めてスキーの面
白さ、素晴らしさと言っていいんでしょう、あるいは奥深さを勉強できた様な気がしました。ほかのスポーツでも、あまりないですよね、同じ時間を共有するってのも。
また何か、探究できそうな気がしてます。!
|
|
滑走その1 コース案内後、ガイド石館さんが降りていきます。極太の板で、優雅に降りていきましたね〜。太くても結構沈んでるのが分りますよね。良いパウダーです。【画像は同行者:桜庭さん】
滑走その2 ガイド石館さんが小さくなって、、、見ていても気持が良かったですね!。ホントに良い斜面
、この日では最高の雪質でした!。 次に構えるは、SIA講師でもある、山中さん、豊島さん。画像にみえるは山中さん。
滑走その3 山中さんが降ります。石館さんは下に小さく下にいます。もう20ターン位
はしてるでしょうか!。
滑走その4 SIAの山中さんと、豊島さん。お二方も色んな斜面
に対応されるので、とても気持良さそうに滑っていきます。ア〜早くいきたいな〜、と思う瞬間ですね。
滑走その5 村上さんが降りていきます。コースを変えて、誰も踏んでないところを、、、基本ですね!。その遥か先に石館さんがみえます。いや〜ホント楽しめそう!、です。村上さんは、この翌月2月、モンテローザ滑走に行かれた様で、、、羨ましい。。。
|
さあ、この後は何?!、って事で、林の中へ。
林の中1本目。
緩やかな斜面ですが、雪質は最良でしょう!。 私はちょいと板をとられ木にぶつかりそうになりましたが、木の中で遊ばせてもらえました。ちょっと長い距離でしたね。 またまた子供の頃に楽しんだ印象を思い出し、「な〜んで、こんな近くにあったのに、知る事ができなかったんだろ〜」と。 昔は家の環境がこうゆう場所にくる状況でもないですし、今は都会暮しが長過ぎた様です。
そう、私の実家からは、八郎潟迄平坦で、その先は天気が快晴の快晴であれば150Km先程の八幡平が見える程。青森側の山々の良い具合にみえたのですがね〜、と。分らないもんだな〜と考えたりしてました。
林の中2本目。
ここはちょっと斜度のある林斜面。ガイド石館さんからは「右に折れていけば大丈夫です、楽しめるはずです。まっすぐいくと大変ですからね。それと途中、夏の登山道の段差があるので足をとられないように!」と言う事で降りていきます。あのず太い板で、空中遊泳する様に、、、!。 そしていつもの順番で降りていきます。 そして「あっ、また大関さん、良い場所にいる」と(後で聞いた話し)と思われながら、スタート!。 いやいや、途中から良かったですね〜。あそこは交わさないと!、あっちはどうかな!、と滑りながら考え楽しい30ターン程でした。途中で止まろうかな?、と思ったのですがここはノンストップ。! 終わり地点でスピードが落ちた為、「あ、これはガイドさんの跡だね。これで埋まらずに集合地点迄利用させてもらおう」と思ったら、途中ジャンプ〜。軽いジャンプでしたが、私の細い板ではズドン!、と着地。 ガイド石館さんは下で「あっはっは〜〜」と笑っていましたがね。!
さあ、残りは林間コースを残すのみ。途中、先頭と離れ、先頭のシュプールをみうしなったりして、各めいめい別
の沢方面にいったりしたり、戻るのに林の中でラッセルしたり、で、、、。
閉めは、林間ジェットコースターコース、もうクルージングって感じでしょうか。 帰りのバスの中でも、もう大体皆さんもうち解けてきてお話したり。 これは楽しい1本だったですね〜。
さあ、午後の2本目。
もあるのですが、関西方面
の方は、3時頃のフライトであるので、昼食後帰路に立ちます。東京と、現地参加の方で午後へ。私ら東京組は、フライトが7時50分であるので、4時頃までは大丈夫。
腹ごしらえをして、最後のクルージング。初日のコース方面へ、場所を変えおりる様です。降り始めはどんなスキーをしたか忘れましたが、平原に出るコースであって、ゆっくり移動。湿原での休憩を挟みながら、景色を堪能しながらリラックス、リラックス。いや〜、良い1日だ。!
もうペースも速いので、どんどん下っていきます。雪質も林の中で良かったですね。最後は10ターン位
の緩斜面。しかもだ〜れも踏んでません。おまけに夕日が差し込んできて、「お〜〜きたね〜」と石館ガイドさん。
もう、めいめい楽しむ コースを取り滑ります。私もいち早く大回りですが、夕日が差し込む方向から新雪を楽しみました。やっぱり私のカービングでは、埋まって平坦部でストップ!、しましたがね〜。
と、言う事でツアーは全て終了。!
私は、リフト回数券が残っていたので、ゲレンデで5本位練習練習。これも思いっきりできてOK!OK!.
4時に上がって、即お風呂。出発は6時過ぎなので、ゆっくり。ここで、SIAの先生方は車で帰路へ、福島の先生は、夏場は天体観測所(福島市浄土平天文台)にお務めなので、「夏は是非お子さんと訪れて下さい」と。福島のいとこを連れていこっかな。!
時間迄、休憩。大相撲の時間でした。丁度、横綱貴ノ花、が復帰してきましたが、雅山との試合で怪我。1戦休んで再起してきましたが、どうもダメ、なよう。一方、大関朝青龍が綱取りの場所で大盛り上がり。ちょうど私らのツアーと入れ替えで、三沢米軍基地の人らかな、団体で入って、夕食前でまっており、大にぎわい。おとなしくしてる文化がない彼らは、良く喋る喋る。大相撲を見てやんややんやの大にぎわい。1人、やたら詳しい青年がいて、知人の若いもんに教えている。「横綱がボスで、水入りとはこうゆう事で、この技はこうゆうのであって、、、何たらかんたら、、、」日本人よりも知っとるぞ〜こいつは〜、とこっちも感心。
ようやくメシの時間となって、ササ〜〜と移動。静かになりました。
しかし、こうみると八甲田ってのは結構国際色豊かなところですね。ガイドマップも英語がちゃんと記載されていますしね。感心感心、勉強になりました。
それにしても、三浦敬三さん(三浦雄一郎さんの父、長野五輪モーグル三浦豪太さんのおじいちゃん)が、その素晴らしさを伝えてきたこの八甲田、何かスキー本来の楽しみ方があるようで、その昔と変わらないスキーエリアがそこにあって、その感動を時代を超えて伝えられて、何かそんな事を垣間見れた八甲田山岳ツアーとなったような思いがしています。
しかし、やっぱり快晴の八甲田も楽しみたいですね。 と言う事は「また来て楽しみなさい」と言う三浦敬三さんのメッセージも伝わってきそうです。
このツアーを企画して下さったCVM河野さん、柿沼さんに感謝すると共に、八甲田ガイドクラブの兼摂的なお仕事ぶりに感服し、お礼申し上げます。
いや〜、楽しいスキーでした。この日記が読んで下さった方の参考になれば幸いです。
Back
to schedule
私なりの
八甲田スキーでの感想コーナーへ
|