========>> サイドカー・ニュースVol.8<<=======

 サイドカーニュース御覧の皆さん、こんにちは”こんばんわ”RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。

 今回は、7月20日第4戦鈴鹿のレース結果、8月1/2日第5戦TIのレー ス結果を報告したいと思います。
少し長くなってしまうかもしれませんが、おつきあい願います。

 個人的な話ですみませんが、この2戦前後の週は大変でした。
何が大変だったかと言うと、レースが続くことはもちろん、仕事の方も引っ越し がありまして、てんてこまい.。片付けやら、搬入やら。
家庭の方でも、子供を先に田舎へ返すやら、ISN64に変える工事の日程決め やら、立ち会いやら、などなど何でこんなに立て込むのかな〜、と思うぐらい立 て込んでしまい、やれやれでした。

 さてそんな中でレース結果はどうだったかと結論からいいますと、第4戦鈴鹿 「くやしい〜〜!」、第5戦TIは「あ〜!おしい!でもしょうがないなあ〜」 と言う事で、2戦とも落としてしまいました。(こんなはずでは。)
これで我がチームにとって、チャンピオンシップは難しくなってしまいました。

 鈴鹿、TIとも遠征距離としては遠いのですが、シーズン中の楽しみなレース でもあるので、個人的にもガッカリでした。
しかし結果は、良くても悪くても結果は結果として受け止め、改善すべき点は改 善していかなければなりません。これは何にでも当てはまる事ですよね。!

 では鈴鹿のレポートから。
この前のレースまで、高速域が伸びず結局ストレートで離され勝負が決まってし まっていました。これを解消すべく、まず燃料系統を疑ってみました。
まず、キャブレ−ションのセットアップは適切か。?
これは今までのデータから大きく外していないのでOK。
次に高速域で燃料の消費に対して、供給が追い付いているのか。? ようは、ポンプが追い付いているのか?、と言う事。 負圧ポンプを使用しているので、ホースの欠損、取り付け部が弛んでいないか、 これら要因によって、外気と触れていれば負圧不足による作動不良も考えられる ので連結の再チェックと、ポンプそのものも交換して対処。
 残りは、フィルターの交換。
これで燃料系はOKとできるのですが、私達の場合テストをした上でレースに望 めないのが難点、当日の予選走行で確認する事に。

これでだめなら電気系統しかないのですが、何故いっぺんにやらないのか?、
問題がないパーツが手元になかったと言うのもあったのですが、いっぺんにやる と何が悪かったのか分からなくなってしまう可能性もある訳で、似た様な症状が 発生した時に的確に対応できないと言う事もありますから。
まあ、これも一つのデータとなる訳ですからね。

 これで鈴鹿にいざ出陣。
7月18日夜に出発、御殿場あたりから豪雨。この雨のせいか、静岡の牧ノ原附 近で事故のため焼津から先が閉鎖に。!
仕方なく一般道で浜名湖まで、こんなことで鈴鹿着が昼頃になってしまいました。
午後からはフリーなので私はレース見学。この週は8時間耐久ウイークなので何 かしらレースが行われているのです。その中の2輪ネイキッド4時間耐久レース (カウリングの無いバイク)を見学してホテルへ。
気が付いた事なんですけど、このレースのエントリーリストを見ると圧倒的に関 西、西側の人が多いんですね〜。関東地区の人はポツリポツリ,レース人口が減っ ているとはいえ、何か寂しいような気がしました。

 さあ、明けて20日、朝7時頃パドック入り、他のクラスの人らも機材やら何 やら搬入、設置で忙しそう。これから1日始るぞってな感じで、レースやってる と個人的にはこの瞬間も楽しんですね。
さて予選開始までの間、車検、整備、天候は申し分なく暑すぎるぐらい、8時間 耐久ライダーはこの中走り続ける訳ですから大したもんです。

 では予選、目標タイムは59秒前半(東コース2Kmですよ)、3周めぐらいまで ナラシ走行、ペースを上げようとした周、前に4、5台いて、余りにもペースが 違い過ぎる為、タイムを刻む事ができません。堪り兼ねたドライバーはピットイン ピットレーンをそのままスル−し時間調整、前には誰もいなくなったので次の周 にアタック、これがベストラップとなった訳です。
 タイムは、1分00.984納得はしないものの、ポールポジション。
前回域でのエンジンがまたバラツクんです。キャブなのか電気なのか、とりあえず キャブセットが雨仕様に近かった為、全スロット開度域で1ランク濃い方向へ、 これで賭けてみる事に。

 最終レースのサイドカー出走の時間、なんとしても勝ちたいレースの始りです。 全車オープニングラップを終え、スタート、この時我がマシンは前に進まず、後ろ の方からゴボウ抜きされてしまいました。高回転でスタートするのですが、バラバ ラいって進まないのです。この瞬間私は電気系統だと判断しました。これはしんど いレースになるなと思いました。下は回るんですけどね。
 ホールショットは赤廣組、うちは何番手だろってな位置。しかし2周目イン時は 赤廣組の背後に、しかし全開域でエンジンがバラツキ上手く回りません。従ってパ スなどできません。従ってドライバーはコ−ナ側で勝負しようとすることに、パッ センジャーとしてはこの辺のレース展開も予想しておく必要があります。
3周目だったかな、S字入り口で赤廣組をパスしトップへ、そのまま最終コ−ナへ ホームストレートでどうなるか?、予想どうりパスされるものの2コ−ナでクロス ラインを取り、トップへ。1、2コ−ナではパッセンジャーは前を見ていないので ポジションを戻してから前を見た時に、前にいるかなと思った赤廣組がいないので あらっ!、激しいなっ!、いやいや、と感じながらそのラップも取るのですがまた もストレートでパスされます。ここからドライバーば無理に前へ出ようとしないの でこれは最終ラップ勝負をする気だなと私は判断、と言う事で小休憩。
と言っても、マシンから降りてジュースでも飲む訳ではないですよ。

 さあ最終ラップ、チョイト離されぎみですがコ−ナ側で赤廣組の背後に着こうと するもののパスできません。決定的なチャンスがないまま最終コ−ナへ、ここまで 来てパスできなければ、もう無理。赤廣組が一時停止でもしない限りね。
結果は赤廣組に続いて、0.788秒差で2位。残念な結果となってしましいました。

 結果は以下のとうり。
===================================
JASU 第4戦MFJサマールーツザレースインスズカ
決勝結果 Lap:9 98/07−20
鈴鹿サーキット(東コース)WEATHER: File COURSE: Dry
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
POS NAME TIME Machine-TYPE TEAM NAME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 1赤廣/光部 13.25.663 LCR/KRAUSER FUJIOKA RACING
2 2土屋/大関 -0.788 WINDOL/KRA RTグリーンピースCONVERCE
3 3矢崎/辻 -11.543 YZFGSX-R1100 レイクスSUWA
4 9七森/向日 -29.022 LCR/ADM ムカイビJ・P・N Racing
5 7山中/渡辺 -41.029 WI/JPX-Y コンビネーションRT
6 10小林/中山 -42.138 YZFGSX-R1100 レイクスSUWA
7 4原田/原田 -54.053 YZFGSX-RCRAZY マングース
8 5加茂/加茂 1Lap YZFGSX-R KTR香川
9 8難波/長島 1Lap YZF ちいむ どんたん
−−−−−−−−−−−−−−−以上 完走−−−−−−−−−−−−−−−
- 6荒木/山中 7Lap LCR/BRM FUJIOKA RACING
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
START -- FINISH -- FINISH CAR 9
BEST TIME No.1 赤廣/光部 59.997 9/9 134.621Km/h
===================================

赤廣組は最終ラップにベストを出していますね。これで逃げ切った訳ですね。
やられました。

 2週間後の岡山TIサーキット。
前回のトラブルの状況から、疑う場所は電気系統、といっても全て取り替える訳 にはいかないですから、各部をチェック。
点火時期は問題なし、一番怪しいイグニッションコイル、電気的抵抗値をチェッ クしますが数値上は問題なし、しかし内部配線表面がどうなっているかは判断で きません。どうしても出力が落ちているような気がするんですよね、私は。
と言う事でイグニッションコイル、プラグコードを全て交換、残るCDIユニット はこの状態からダメな時に交換と言う事に。

 8月1/2日で行われる夏のモトルネッサンスですが、1日の朝7時過ぎから 練習走行があるとの事。これに間に合わせる為には横浜からはとてもきつい。
しかし走行による確認をしたいので、仕事を無理矢理早く切り上げ、間に合う様 に飛ばしていく事に。ただひたすら運転マシンになり、運転しないときはひたす ら寝るだけ。
レースしている時は華やかに見えるんですけど、こんな部分もあるんですよ。

 何とか朝6時ごろサーキットに到着、ゲートオープンと共に入るもののゲート イン時の混雑、時間かないよ〜。
朝食も取らないまま走行準備へ、朝もはよから、汗だくです。眠気もどこえやら 、いやまだ寝てるのかなと感じつつ走行時間に間に合いコースイン、さて問題の 電気系統のチェック。エンジンのバラツキはなくなり快調に回っています。
これで問題なし、ファイナル比が少しロング気味なので予選は調整していくこと に。今回はいけるかな、遠くまで来たかいがあったかなと言った感じ。

 このレースには俳優の岩城晃一さんも毎回出場しているんです。速いんですよ ね岩城さん。見ていてもレースをエンジョイしているなって感じです。
そんじょそこいらにいるおっさんてな、感じとはちょいとちがいますね。
このレースには最年長62才の選手も毎回出場し、そのクラスで常に1、2位の 結果をだしている方もおります。
多くの方もレースを見るにも、やるにも、末永くモータスポーツを楽しんでもら いたいものです。ほんと。

 さて予選ですが、準備ばんたん!、でコースインしたつもりが、なんか走行し ていてフラフラするんです。ストレートでもウネウネ、しかしながら短い予選時 間なので、走り切ることに。結果は2番手、ポールは赤廣組で50秒、我がチー ムは51秒、良くでたなってタイムです。
原因は、タイヤホイールの締め付け不足。うかつでした。
大事にならず、なによりなにより。
続いて練習走行があったので、すぐ準備。なんか今日は慌ただしいなあ〜!。 体力も辛いんですが、限り無い走行時間は有効に使わなければなりません。

コースインし今日の最終チェック。
全く問題がなく、タイムも49秒、とにかくポールのタイムをクリア、満足のい く結果となりました。
ただ、ドライバーが足に軽い火傷を。チャンバーを膝で抱え込んでいる為、どう しても熱いんですがね。
これが、とんでもない事になることは、この場ではだれも予想せず。

 明けて決勝日、天気は上場、決勝時間は午後最後なのでゆっくり整備したり、 他のレースを見たり。岩城選手も上場の結果を納めるのを見て、よ〜し自分達も と。ドライバーが軽い火傷をしたため、ドライバー自身が熱さ対策、チャンバー とシートの間に断熱のためウエスを噛ませ対策。これが、ああなろうとは。

 さて決勝、前半は様子を見ていこう、という事でしたが、スタートでホールシ ョットをしていまい、トップのまま周回していく事に。
ストレートでもよくエンジンが伸びており快調。赤廣組もパスすることは困難な よう。コ−ナで後ろをチェックすると背後にいるんですけどね。
これはポイントポイントを押さえれば、勝てるな、と思っていたんです。
そうこうして3周インだったかな、1コ−ナで荷重移動した所、なにか煙りがで ているんです。焦げ臭い臭いもするし。
こんな所で野焼きなんかしてないよな〜とおもいつつ、2コ−ナでリア部を確認 するとやはり煙りが出ているんです。おや!?と思うのですが、エンジンは快調 そのもの。裏ストレートでも快調、後ろをみると赤廣組も離れている。
これはいい展開と思っていた矢先、ドライバーがスローダウン。
どうしたかと思ってみていると、もぞもぞしている。といってるとシートがら出 ようとして飛び上がってマシンはコース脇へ。
その時マシンからモクモクと煙りが、そう、火災です。燻っているだけなんです がオフィシャルに消化器を要請し大事にならない様に。

ここでリタイヤ。あ〜残念。

 原因は、熱さ対策の為挟んだウエスにチャンバーの熱で引火した模様。 赤廣組が離れたのも後ろを走っていて火がでていたため、どうしょうかとしてい たそうなんです。前にでて教えようとしたんですが、我々をパスすることは出来 なかった為、距離を離す事にしたそうな。
いや〜参りました。でも燃料ホースに引火しなくて幸い、もし引火していたら。。

くわばら、くわばら。
 次ぎ頑張るしかないですね。問題そのものは解決しましたから。
しかし油断は禁物、残り2戦必ず取りますんで皆さん御期待下さい。
でも横浜まで悲しい帰路へ。とほほ。。。。。。。。。。。

レース結果は以下の通リ。
===================================
JASU 第5戦 TI 夏のモトルネッサンス
決勝結果 Lap:7 98/08−02
岡山TIサーキット WEATHER: File COURSE: Dry
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
POS NAME TIME Machine-TYPE TEAM NAME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ジュニア
1 1赤廣/光部 13.07.663 LCR/KRAUSER FUJIOKA RACING
2 3荒木/山中 -06.995 LCR/BRM FUJIOKA RACING
3 6七森/向日 -14.537 LCR/ADM ムカイビJ・P・N Racing
4 7山中/渡辺 -41.576 WI/JPX-Y コンビネーションRT
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ノービス
1 8原田/原田 ------- YZFGSX-R CRAZY マングース
2 13深井/深井 ------- MGF-RG コンビネーションRT
3 10難波/長島 1Lap YZF ちいむ どんたん
4 8加茂/加茂 1Lap YZFGSX-R KTR香川
−−−−−−−−−−−−−−−以上 完走−−−−−−−−−−−−−−−
- 2土屋/大関 ------ WINDOL/KRA RTグリーンピースCONVERCE
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
総合順位は上記順
START -- FINISH -- FINISH CAR8
BEST TIME No.2 土屋/大関 1.49.857 -/- --1Km/h
===================================
ベストラップはとったんですけどね!。
FUJIOKARACING にも1、2を取られてしまいました。これだけは避けるよう にしてかったんですけどね!。

4、5戦終了してのポイントランクは以下の通リ。

===================================
98 JRSU SERISE POINT RANKING 総合(暫定)
===================================
R1鈴鹿:R2富士:R3富士:R4鈴鹿:R5筑波:R6TI:R7富士

-
TEAM
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
TOTAL
POINT
1

赤廣/光部

18
0
18
18
18
71
68
2

土屋/大関

15
18
15
15
0
63
48
3

山中/渡辺

3
13
11
9
11
48
37
4

荒木/山中

7
11
13
0
15
47
47
5

七森/向日

0
15
0
13
11
39
39
6

矢崎/辻

13
9
13
35
35
7

原田/原田

11
7
9
27
27
8

小林/中山

9
7
8
24
24
9

深井/深井

7
5
7
19
19
10

加茂/加茂

9
3
3
15
15
11

難波/長尾

3
6
9
9
12

早川/塩川

7
0
7
7
13

三浦/西村

6
6
6
14

神尾/長栄

3
3
3
14

前田/丸島

3
3
3
16

富山/富山

0
0
0
16

17

18

19

20

===================================
以上、暫定結果。正式結果は、JRSU広報発表の物による。
===================================

 有効ポイント制(POINT欄)の中では、逆転されてしまいました。
後ろに荒木組が迫ってきています。うかうかしてられません。

 今回は長いレポートとなってしまいました。長々とおつき合い有りがとうござい ました。次は8月23日筑波です。この次はいきますよ〜。それでは。

 御連絡です。ホームページを開設しました。まだまだ不完全です。
とりあえず、サイドカー、サイドカーレースのイメージだけでも御覧できるよう にしておきました。どうぞ御覧下さい。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~ozeki/
です。

あ〜、11時だ。(夜の)これから田舎に帰省しなくっちゃ!。
田舎はどこだって?、秋田なんです。夜どうし車を走らせなくっちゃ。
明日の午前中は秘湯めぐり、それから田舎に帰ります。
私はいったいこの1ッ月何キロ移動するんだ!?。

 皆さんは夏休みどこへいかれるんでしょう。お互い事故のない様、楽しい休暇に しましょう。それでは。

(ホームページの感想聞かせてもらえればうれしいです)

*=*=*=* TEAM RT GREENPEACE YOKOHAMA with CONVERCE *=*=*=*
Side-car & Rode raceing Team
大関 政広
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ozeki/
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oozeki@mth.biglobe.ne.jp(自宅)
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