========>> サイドカー・ニュースVol.6<<=======

 サイドカーニュース御覧の皆さん、こんにちは”こんばんわ”RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。

 前回、世界各国で行われているサイドカーレースの情報をお届けすると案内し ましたが,遅れてしまいました。すみません。
 帰宅するのが殆ど毎日PM9時過ぎですから、なかなかどうも、後日後日とまわ してしまうんですね。仕事でもコンピュータ画面見ているのが殆どなので、5月 は目をだいぶやられまして、家に帰ってもデイスプレイ見るのが辛かったと言う のもありまして、みなさんもどうぞパソコンのやり過ぎには御注意を。!!

 と言う事で、話を切り替えて4輪F1、2輪WGPとも前半戦の終わりにさしか かり、中バン戦へと言った所でしょうか、各カテゴリーとも各勢力図が見えてき た感じですね。
 F1では、新しいレギュレーションの中、良い方向、悪い方向にそれぞれはっ きり分かれた様で、初めつまずけばなんとやらで、序盤に取りこぼした隙間、 ポイント的にもチーム内にも、今年の差はF1においてはかなり厳しいシーズン になりそうだなあ、と私は見ています。
 2輪WGPのほうは、中バン戦にかけてだいぶ混戦、入り乱れそうな感じを持 っています。GPー1では昨年までとは異なり、ドウ−ハン選手の1人勝ちでは なく、ビアッジ選手の活躍がレースを面白くしている様です。
個人的には、GPー2、GPー3のほうがレース的には面白く、学習させてもらっ てる事が多いです。
 いずれのカテゴリーにしても共通して感じている点は、やはりトータルパッ ケージの完成度とそれを各レースで引き出す技術力の高さだな〜と感じてます。
これは何もトップチームだけをいっているのではなく、中位チームでは中位チ ームでと言う事です。ただ、ドライバー、ライダーにとってはストレスの溜まる 事でしょうが。

 そう見ると、また違った意味でレースを楽しめるのではないでしょうか。
 私達サイドカーレースも8月あたまにかけての中バン戦、取りこぼしのない ようにしたいと思います。

 では本題の世界各国で行われているサイドカーレースのお話ですが、やはり メディアに出ないものは知る機会がないですよね。仕方のない事です。
しかし、かなりの国で行われている様です。
本場ヨーロッパの、スイス、ドイツ、そして、イギリス、スコットランド、オラ ンダ、大陸は離れてオーストラリア、ニュージーランド、最後にアメリカ、カナ ダ、といったところです。

 調べていて意味不明だったのがマレーシア、あの町中を走っている観光用という か、あれじゃ〜ないのかと。これについては、また調べてみます。
まあ各国とも私達日本で行っている様に、国内選手権が行われているようです。
 まず、ヨーロッパ各国選手権はシーズン7戦前後のレース数で行われていますが 結果等を見ると、やはりWGPで多くのチームはヨーロッパ出身のチームが多い ですから、ハイレベルなレースが行われている様です。
これは、数年前に聞いていた話ですが、2輪WGPとサイドカーレースが同時開催 で転戦していた頃は、人気がGP500(今のGPー1)よりも盛り上がっていた という話しがありました。
 その後、2輪とは切り離されるようになったのですが。

 使用されているマシンは、私たちが使用しているのと同じモノコックフレーム タイプです。フレームのコンストラクターは大きく分けて、Whindleと LCR (ルイ・クリスチャン・レーシング)とに分けられます。
 エンジンのほうは、YAMAHA TZ500の基にクランクケースをコピーし製作して いる、Krauserとか ADMという所で製作されているものが主流です。
 これに、YAMAHA TZ250,HONDA RS250 レーサのシリンダーを利用し、エン ジンを構成しています。

 他に、SUZUKIと言う名称もあるのですが、何を使用しているのか今の所不明で す。後に解ったらお知らせします。
 イギリスのお隣、スコットランドでも年間5戦程で行われているようですが、 マシンはそれ程高価は物は使用していないようです。
 オーストラリア、ニュージーランドでもシリーズ戦がおこなわれており、歴史 も古い様です。使用されるコースは、フィリップアイランドだったり、以外だっ たのは公道レースでも行われていることです。私の感覚で言うと、公道ではあま りやりたくないな〜と思ったりするのですが、実際に公道レースでの横転写真を みるとやっぱり遠慮したいと思いました。
 それはともかく、その公道でもレースが行われるお国柄というか、日本の土壌と は大分違うな〜という感じがあります。
 マシンもWGPで使用されているのではなく、自作というかWGPを真似て製作 しているようです。エンジンも2サイクルもあるようですが、1987 CBR1000 があったりと4サイクルエンジン、それも一般的に手に入るものを使用しています。

 同じ様な形態で行われているのが、アメリカです。98ラグナ セカでのリザル トを見ると、2サイクルを使用しているチームは殆どありません。
 アメリカ人にとって、2サイクルは受け入れられないんですかね。?アメリカの 文化と言うのは、理解できる点、できない点がはっきりしているように感じます。
 ダイナミックが一番なんでしょうか。
 リザルトには25台程のエントリーが、その中でフレームは一部のチームがWGP モノコックタイプを、多くのチームは自作と言ったところです。
 エンジンを見ると、さきほど言ったように4サイクルエンジンばかり。ではリス トアップしましょう。

Kawasaki ZX-11, Kawasaki ZX-10, Kawasaki KZ1000, Kawasaki ZX900
Suzuki GSXR-11, Suzuki GS1000,Honda 900RR, Yamaha TZ750,Yamaha FZR1000
この後が面白い、
Harley 1000, BMW K1100, Rotax779, Dailey Cat900,

 いや〜、いかにもアメリカ!と言った感じですよね。

 どの国をみても感じるのが、年齢層が高いと言う事。ある意味で、幾つになっ てもできるレースだと言えます。
 某雑誌に記載されていたのですが、「他国でのアマチュアレーサーの選手生命は 長く、人生の中でレースと言うものを楽しんでいる」、と言うものでした。
 紹介されていたのが、アメリカ人で若い頃はAMAのレーサクラス、一時出場す るクラスが無くなったのでサイドカーレースをドライバーとして出場。
 そして現在は、AMAのビックバイククラスに750ccマシンで現役で出場してい るとのこと、年令は50をチョット超えたあたり、よくみるとビックレースでの 選手生命は驚くべきことです。
 まあ、土壌は違えど人生前向きに面白くが一番ですね。
 そして、WGPです。
 前にも案内したと思いますが、ヨーロッパ地方を中心に今年はシリーズ8戦で行 われます。
エントリーリストを見ると、今まで紹介した各国から集まって、33台程で行わ れています。日本は、いないんですですけどね。
 マシンをみると、フレームは殆どLCR製、エンジンは2輪GP-1eif500でも使用 されていた、V4BRMをはじめ、ADM,FRT, AUM,YAMAHA,SUZUKI などです。
殆どが2サイクルエンジンとなります。

 今年のニュースは、ドライバーがF1の様に着座した状態で走るマシンがあると 言う事です。現在の一般的ドライバーの姿勢は、2輪に跨がった状態の姿勢をそ のまま平行に地べたに低くなった状態、例えを変えれば「よつんばい」になった 姿勢で運転するのですが、この2種の操作性のよる差があるのかないのかと言った 点です。以前あった様なんですが、レギュレーション変更で廃止になった様でした。
 この着座タイプのマシンを用意したチームは、カート出身の選手であり、ISRA (WGPでのサイドカー連盟)の方でも、今年暫定的に受け入れ、勝敗に歴然とした 差が起きないか、今シーズンテストするとの事でした。
 将来的なことも含め、テストして行く様です。

 また今シーズンから、4サイクルエンジンもWGPで使用可という点があります。 これも以前、4サイクル250ccターボエンジンというエンジンが使用されていた 時期があったのですが、ここ暫く2サイクルエンジンのみで運営されてきたのです。
 F1でも大きな転機があった様に、WGPサイドカーレースでも大きな転機となって いる様です。

 では、WGPでのレギュレーションをざっと、御紹介しておきましょう。

 Front wheel: Yokohama 210/515x13 IKQ Slick
Side wheel: Yokohama 250/515x13 IYP Slick
Rear wheel: Yokohama 254/525x14 190IC Slick or
Yokohama 254/525x14 190IB Slick

Brakes: カーボンブレーキ使用可

Sitting position:着座姿勢を試行

MInimum weights: 2-stroke 205kg , 4-stroke 215 kg

Max height : 950 mm

Piston displacement: 2-stroke over 350 till 500 ccm

4-stroke over 800 till 1200cm

Carburetor : carburetor or injection

Limit of prm: max 13,500prm

 こんな仕様です。
おくれましたが、日本でサイドカーレースで使用されているマシンは他の国と 比較して殆どがモノコックフレームタイプですから良いマシンを使用して行わ れてることになります。
 そう言った、マシンを見るだけでも面白いと言えます。

 こんなように、各国選手権からWGPまでサイドカーレースが知られないでし ょうが、行われている訳です。

 いかがでしたでしょうか、今回はサイドカーレースと言うものについてまとめ てみました。
それぞれの方が、興味を持って頂ければ幸いです。

 各国のサイトを観覧したい方、御連絡下さい。全て英語ですけど、絵は楽しん で頂けると思います。

 私の方のホームページですが、基本的なところは終わり、情報を色々付加し て行く最中です。時間が余りとれなく、思う様に進んでいないのですが、7月 を目度に進めております。今暫くお待ち下さい。

 それでは今回はこの辺で、次回は6月富士スピードウエイの結果になると思 います。

では、さよう〜なら。!
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