========>> サイドカー・ニュースVol.4<<=======

 サイドカー・ニュ−スご覧の皆さん、こんにちは(こんばんは)。
サイドカー・ニュ−スの担当してます、RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。今回は、サイドカーレース第1戦―鈴鹿での 結果レポートをメインにお送りします。

 さて、今シーズンの国内サイドカーレースも始まりました。 新しいマシンを投入或いは仕様変更するチームあり、また新しいチームの参戦ありと、それぞれ のチームの思惑がどう出るか、楽しみなところでもあります。

 今年は、このニュースレポートを通じて各レース、私のパッセンジャーでのレー ス中の内容も入れながらレポートして行きたいと思っています。
 その前に、前年度97シーズンのランキングが届きましたので、皆さんにご紹 介したいと思います。
また、我チームがWGPタイプマシン(モノコックフレームタイプ)に、変えて からの年間戦歴をご紹介しておきたいと思います。

★――――――――――――――――JASU 広報担当 山中隆司 氏 発行

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97 JRSU SERISE POINT RANKING 総合
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R1鈴鹿:R2富士:R3富士:R4富士:R5鈴鹿:R6TI:R7富士

TEAM
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
TOTAL
POINT
1

赤廣/光部

18
18
15
18
18
18
18
123(-15)
108
2

土屋/大関

15
15
18
0
15
15
15
93
93
3

荒木/山中

13
11
13
13
8
13
13
84(-8)
76
4

矢崎/辻

11
13
11
15
13
63
63
5

七森/向日

3
3
9
11
11
11
11
59(-3)
56
6

原田/原田

8
7
8
6
8
6
43
43
7

山中 ペア

7
6
3
3
8
0
0
27
27
7

小林/中山

9
9
9
27
27
7

深井/深井

3
0
7
9
8
27
27
10

加茂/加茂

3
5
8
16
16
11

富山/富山

3
8
3
0
14
14
12

難波/西村

3
3
3
3
12
12
13

神尾/長栄

6
3
9
9
14

滝本/西村

3
5
8
8
15

早川/塩川

7
7
7
15

清藤/森木

7
7
7
15

岡本/鈴木

7
7
7
18

三浦/西村

3
3
3
18

原/宍戸

3
3
3
18

大木/大木

3
0
0
3
3
NP

牛山/牛山

0
0
0
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97 JRSU SERISE POINT RANKING クラス別
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エキスパート/ジュニア
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POS NAME POINT TOTAL
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 1  赤廣/光部   108
 2  土屋/大関   93
 3  荒木/山中   76
 4  矢崎/辻・小沢 63
 5  七森/向日   56
 6  小林/中山   27
 7  山中/etc 21
 8  富山/富山  14
 9  滝本/牛山・西村 12
 10 岡本/鈴木   3

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ノービス
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 1  原田/原田 84
 2  深井/深井 69
 3  加茂/加茂 35
 4  富山/富山 30
 5  難波/長島・西村 20
 6  早川/塩川 18
 7  三浦/西村 15
 8  原 /宍戸 13
 8  清藤/森木 13
 10 大木/大木 3
 NP 牛山/牛山 0

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 昨シーズン、我チームは総合優勝を逃してしまいました。最後まであきらめは しなかったのですが、シーズン通して抱えてしまったクラッチトラブルの問題も あり、4年連続優勝はなりませんでした。
 結局オフシーズンのエンジンオーバホール時に判明したのですが、クラッチプッ シュロッドの機構的問題にあるようでした。今シーズンはない様にしなければなりません。

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では、WGPマシンに変えてからの戦歴をご紹介します。
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モノコックフレームタイプマシンでの戦暦
90
91 総合 1位
92 総合 1位
93 総合 3位
94 総合 1位
95 総合 1位
96 総合 1位
97 総合 2位
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 いや〜、いろいろ思い出はあります。シーズン通してうまく運んだ時、いかない 時、それがレースでもあるので面白いし、やりがいもあるのですが、昨年は悔し かったですね。
今年は、チャンプ奪回です。!!

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 では、鈴鹿第1戦のレポートです。

 4/11(練習走行)・12(予選・決勝)鈴鹿東コースで行われました。11 日はキャンセルし、移動日にし夕方鈴鹿入り。明日の為に、ゆっくり休養。(ド ライバーの土屋さんは、宿で仕事をしたいましたが。!)

 明けて、12日天候は朝から暑いくらい、パドック入りしマシン・機材積み下ろ し、まずは車検に備えます。予選スタートはAM11:30ころなのでそれまで マシン各部調整・チェック、まだエンジンを積んでから火入れしていないので、 早めに火入れ、確認後こんどは人間のウオームアップ、私はスキーで運動してい ましたが、基本的に使う筋肉が違う部分があるので入念に。!そんなに若くない ですから...

 Vol.3レポートでV型エンジンと搭載したマシンが7月頃に、と書きましたが、なんとFUJ IOKARACINGさんは緒戦から持ち込んでいました。作業の合間に見学に行っ たのですが、いや〜参りましたこれに勝にゃ〜いかんのかと思うと......
手に持っていたスパナが重く感じたのは気のせいだったのでしょうか。
 しかし、緒戦から無理することはないでしょ〜ということでその場は、後でマシ ンの差を思い知らされることになろうとは....。

 いよいよ予選開始、約20分間でのタイムアタック、コースインし始めの5周 程はマシン・人間の為ウオーミングアップ、その後タイムアタック開始、エンジ ン・昨年トラブルのあったクラッチ共、特に問題なし、ペースを序々にあげるが 今年初めという事もあり、コーナ進入から立ち上がりまで、ヌリヌリスライドさ せながら曲がっていく感じはまだ無し、案の定タイムはそこそこ、1‘01.8 ベストは、59.6程(サイドカーコースレコード)ですのでまだまだ、とりあ えずポールなので、よしよしと言ったところ。

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JASU 第1戦ルーツ・ザ・レース SUZUKA 98/04−12
公式予選結果       
鈴鹿サーキット東コース  WEATHER: File COURSE: Dry
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POS NAME TIME M-TYPE TEAM NAME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 2土屋/大関  1`01.852  WINDOL/KRA  RTグリーンピース-CONVERCE
2 1赤廣/光部  1`02.115  LCR/KRAUSER FUJIOKA RACING
3 7荒木/山中  1`02.804 LCR/HONDA  FUJIOKA RACING
4 11矢崎/辻  1`04.782  YZF-GSXR   ケニーズ&レイクスSUWA
5 6深井/深井  1`08.251  MGF-RG500  コンビネーションRT
6 10七森/向日  1`08.592  LCR/ADM  ムカイビJ・P・N Racing
7 5原田/原田  1`09.212  GSX-R1100  CRAZY マングース
8 3加茂/加茂  1`09.417 YZF-GSXR  KTR香川ベイカーズ
9 9山中/渡辺  1`09.612  WI/JPX-Y  コンビネーションRT
10 4三浦/西村  1`12.870  YZF    BURNIN RACING
11 8神尾/長栄  1`19.473  SUZUKI  ちいむどんたん
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予選通過基準タイム 1`23.300 トップ平均スピード 130.59Km/h
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 ここで、さっきの思い知らされる結果とは、予選3位の荒木/山中組、今回V 型エンジンマシンを走らせたのはこのペア、なんとLAPタイムを昨年より6秒 も短縮!!(うちの、チームも欲しいな〜〜のため息)
エンジン回転数を押さえられていたにもかかわらず、ホームストレッチで出会っ た時は、さほどスピードの差は感じられず.......目が点になりました。

 FUJIOKA RACING 荒木さん、山中さんお手柔らかに。!
 でも、やはり素晴らしいマシンです。皆さん一見の価値アリです、是非サイドカ ーレースみて下さい。

 決勝は、ゼッケン1赤廣/光部 組と例年通りの勝負になるであろう、そこに 荒木/山中組が割り込んでくるか、また序盤ゼッケン11パイプフレームで古今 奮闘する矢崎/辻組がどう絡んでくるかといったところ。(矢崎選手は50歳超 えてるですよ、素晴らしいおっさんです。)
決勝に対しての対処は、トップスピードの差に対しファイナルギア比を高速よ りにセット、なるべくストレートエンドでの差を無くすように対処。
 と、あれこれしているうちに決勝スタート進行、ゼッケン10七森組がスタート 前にして、エンジントラブルで出走できず、あえなくリタイヤ、その他全てコー スイン、グリットにて選手紹介の後ウオームアップLAP、グリットに各車戻り シグナルブルー、スタート。!!
 ファイナルを高速よりにしていたため、スタートで3番手、1コーナまで赤廣組 、矢崎組、土屋組で進入、進入で矢崎組をパスしようとするがここでは無理、マ シンがスライドし横を向いてしまうが、難なく立て直し2コーナで矢崎組をパス S字入り口で、赤廣組をパス、後ろに乗ってて土屋さん気合はいっとるの〜と思 いつつ、東コース最終コーナへ、この後ホームストレッチで各マシンをストレー トのチェック、赤廣組は今年ホイールサイズを13インチから14インチに変更 我チームは13インチのまま、エンジンスペックは基本的に一緒なのでトップス ピードは確実に赤廣組が伸びるはず、案の定ストレートスタンド前でパスされ、 ついて行くのがやっと。では1コーナからのインフィールドでのチェック、ここ からは、我マシンはピッタリと赤廣組の背後をマークし最終コーナまで確認、イ ンフィールドでは、こちらが速くS字入り口でこちらが減速し過ぎるくらい、私 パッセンジャーはタイミングが合わず、前に飛び出そうに成る程。
タイミングが合わない時は、こうゆう事はしばしばあり、頭ぶつけたり、足が外 れたり、移動できなかったり、移動遅れた時は、横Gとの戦い、こういった事を 連続してしまうと、急激に体力を消耗してしまうので、状況を予測しながらドラ イバーとの呼吸を合せなければ、サイドカーを速く走らせる事はできません。
ある程度、ドライバーが何をしようとするか予測する必要があるという事ですね 。無線を付けてる訳でないので、経験がものを言う訳です。
レースの方は、先ほどの状態を2・3周に渡って繰り返す。ここは無理せずか ?、7LAP目まで、赤廣組の背後に付ける。
ファイナルラップの前の周、8LAP目に我チームインフィールドで勝負に出て みる。パスはできたが後ろ確認すると、ピタリと赤廣組。こちらとしては、イン フィールドで差を稼ぎ、ストレートをカバーしたいと言ったところだが、思惑は はずれまたしてもストレートで赤廣組にパスされ、そのままファイナルラップに 突入。

 最終コーナまでに前に出ていれば勝算ありだが、ここでバックマーカー、オンパ レード、不利にも有利にもどちらにもなるので、こりゃ参ったと言う感じ。
まず1コーナで1台、赤廣組は難なくパス、我チームもギリギリパス、2コーナ 立ち上がりで1台パス、先を見ればまた1台、これがS字入り口で壁、入り口で 赤廣組をパスしようとし接触、S字出口で1台を赤廣組がインから、我チームア ウトから挟むようにパス、赤廣組詰まると思いきや、無難にパス、ここで交わせ ればと思っていただけに残念。
 読く5コーナで競りかけるが、ダメ。!また誰かと接触。?そのまま縺れながら 逆バンへ、ここでもバックマーカー。ここで非常に不利。バックマーカーの動き にスピード差があり過ぎ、うまく読み切れない。赤廣組はアウトからパス、ここ が勝負の分かれ目となってしまう。我チームはインの隙間のない方向へ、当然バ ックマーカーもインに寄ってきたので、大きく接触。大きくマシンはスライドを 伴い減速、スピンには至らずなんとか赤廣組の背後へと、そして最終コーナでパ スを試みるがダメ。

 結局、このままチェッカー、私は大きくカウル2回叩いてしまいました。
2位でしたが、いいレースでした。レースと言った感じでした。それだけに優勝 で終わらせたかった悔しさは残りましたが。

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鈴鹿サーキット東コース  決勝結果 WEATHER: Cloudy COURSE: Dry LAP: 9
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
POS NAME TIME DELAY TEAM NAME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 1赤廣/光部 9`17.517 130.39Km/h FUJIOKA RACING
2 2土屋/大関 9`18.135 0.618 RTグリーンピース-CONVERCE
3 11矢崎/辻 9`51.189 33.672 ケニーズ&レイクスSUWA
4 5原田/原田 9`20.730 1LAP CRAZY マングース
5 3加茂/加茂 9`22.139 1LAP KTR香川ベイカーズ
6 7荒木/山中 9`35.007 1LAP FUJIOKA RACING
7 6深井/深井 9`41.788 1LAP コンビネーションRT
8 4三浦/西村 9`50.495 1LAP BURNIN RACING
9 9山中/渡辺 9`52.960 1LAP コンビネーションRT
10 8神尾/長栄 9`32.335 2LAP ちいむどんたん

以上規定周回数完走

10七森/向日 DNS 9LAP ムカイビJ・P・N Racing
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Fastest Lap NO. 1 FUJIOKA RACING 1`00.403 8/9 133.72Km/h
規定周回数 6
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と言う事で、1戦目が終わりました。

 今回の結果から、我チームマシンのトップスピードに対する課題は大きな課題と なり、シーズン通して頭痛の種となりそうです。
 厳しいシーズンになりそうだな〜〜〜〜。

 次は19日の富士です。ストレートが長いので、対策しなければ。 車速設定と、エンジン特性を高速よりに持っていくべく、考えています。これ以 上は、このメールマガジンをFUJIOKA RACINGの皆さんも見ている事もあり、すみませんが内緒。!

 それではまた、富士の結果でお会いしましょう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

#いやいや、長編になってしまいました。お付き合いいただいでありがとうござ <います。やっとまとめました。会社?で、Windows,UNIX、家で Macと、あれこれ駆使してまとめました。大変ですね執筆するのは。

これからも、ヨロシク。!!

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