========>> サイドカー・ニュースVol.16<<=======

 サイドカーニュースご覧の皆さん、こんにちは”こんばんわ”
RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。 

 レースレポートの前にお知らせです。筑波大学の「Thukuba Offical Staff」?だったかな、そちらの学生さんより、9、10、11日に行われる学園祭に、当チームサイドカーの出展依頼がありまして、出展する事になっています。
お近くの方、御興味ある方は見学にどうぞ。

学園祭のホームサイトはこちらです。
http://www.first.tsukuba.ac.jp/~homare/

 今回は、8月22日に行われましたJRSU第6戦、富士クラブマンロードレースのレポートです。前週の岡山TIに引き続いてのレースとなりましたが、前回のリタイヤになった原因が追求できないまま、のぞむ事となりました。
どこかで走らせる事ができれば良いのですが、いずれのサーキットでも平日のサイドカーの為の走行枠はありませんので、辛いところです。走らせてみれば、すぐ判るところもあるはずなんですが。
 ですので、再調整と消耗パーツの交換のみ、あとは前日の練習走行の時に違いが判るように燃料系統のセットアップを振っておきました。

 さてTIから富士迄の間、整備する日もあったのですが、久しぶりに家族で海水浴に行きました。一番喜んだのは娘で、原っぱに離した犬の様に遊んでいた訳ですが、父親の私としては「休めたかな?」という感じでした。
 またハプニングと言えば、この富士のレース当日早朝サーキットに向かう高速でトラックがパンクしてしまい、路肩でタイヤ交換するハメになりました。10分程で交換を済ませられたのでレーススケジュールには間に合いましたが、思わぬハプニングでした。前週のTI後もレッカー移動中に踏んだ石でスリックタイヤ1本パンクしてしまい、パンク付きまとわれた1週間でもありました。

 ではレースレポートに入りますが、前日21日練習走行日、御殿場地域8月も末と言う事で少し気温も下がっているような事と、高速サーキットと言う事でキャブレタ−セットを濃い目にセット。走行前のチェックでエンジンをかけようとするのですが一向にかかる気配がありません。
プラグを始め配線系統問題なし、コンピューターの交換後もかかりません。残るところはキルスイッチ。スイッチと言っても、スペ−サ−を噛ませておいて、非常時にそのスペ−サ−を抜けばショートして切れる様になっているのですが、このプラスチックスペ−サ−の消耗で接触していた訳です。些細なトラブルで結果オーライと言ったところです。前回のTIのトラブルも、これが原因だったとは言い切れない訳ですが、怪しい要因です。
 このおかげで、練習走行は走れずじまい。貴重な時間を逃してしまいました。
燃料系統のセットアップ状態をチェックしたかったのですが、仕方ありません。

 続いて決勝日午前の練習走行。
2ラップ程アップし、3ラップ目にレーシング走行に移ります。富士のメインストレッチ最後、エンジン回転にもたつきがあります。燃料ポンプ吐出量の不足です。昨日のうちに確認しておきたかった項目です。
短い走行枠でしたが、その他は得に問題無しですが、キャブレターセットには、ちょっと時間が短かったようです。
 というのも、理想的なセットアップ状態はエンジン全てに於いて、適温になっている状態と言えます。全開走行に移っても、スタート直後であっても、シリンダー、クランクケース内温度がホントに温度上昇しているとは言えない訳です。走行風が当たったりしてる訳ですから。
 水温が「目安」になる訳ですが、主な熱発生源はシリンダーになる訳で、クランクケース部は熱を発生するというより、受ける場所ですので、特に2サイクルエンジンの混合ガスの経路を考えると、新気ガスの温度は厳密には刻々と変化し、全開走行数ラップ後に安定してくると言う事になるはずです。

 と言う事で、燃料系の暫定対応策としてポンプ突出量をプラスして決勝に望みます。決勝迄の間、あれこれ考えるのですが、あまり考え過ぎても意味が無いので、この現状でベストを尽くすのみです。

 その決勝、スロー走行ですがサイティングラップ、オープニングラップ共マシン事体に問題は無いように感じました。整備の気疲れでパッセンジャーである私の気力が少し減っている様です。(結構気分的に疲れるもんなんです)

 さて決勝スタート。スタートも問題なくいき、3番手で1コ−ナへ。 前には赤廣組と、早川組。インフィールドはそのままの順位。最終コ−ナ辺りで雨がポツポツ。ラップを重ねて行くたびにこの場所だけ路面が濡れていきます。我々は、ニュータイヤにしていたので、ここでどうしてもアクセルを戻す必要がありました。
 1ラップ終了後のホームストレッチ、トップスピード比較ですが、ホームストレッチエンドの回転のもたつきもなく、対策効果はあったようです。
我々のエンジンのみガス仕様が異なるので、スピード差がでるかどうかでしたが特に離される事なく前2台に付いていきます。ギア比、キャブレターセット共に完全ではないので、詰めていけば問題ないかな?、と判断できました。
 今日は我慢のレースになりそうです。

 ジリジリ前2台と離れていくのですが、常に見える距離です。その4ラップ目後ろを見ると七森組が背後に詰めて来ています。今年序々に上位入賞してきているので、ラップタイムも上がってきています。
 と、その時エンジンが回らなくなりました。その際七森組にパスされます。
完全に失火している様な状態です。燃料系統に問題がまた出たのであれば、スロー走行している間に回復してくると思っていたのですが、回復しません。
最終コ−ナ迄きてストレートに入りますが、スピードが乗りません。次々と後続にパスされてしまいレースになりません。エンジンの状態は一向に回復する兆しがないので、5ラップ目ヘアピン手前で止めました。

 レースの方は赤廣組を早川組が追い上げていきます。早川組は富士のサイドカーコースレコードを4秒近く上回る怒濤のタイムを叩き出しながらの走行です。
ミニサイドカーから昨年ステップアップを果たし、今年は着実に実力を付けてきています。残り2ラップ程で交わされた赤廣組も、早川組のペースに釣られ自己タイムを3秒近く上げて追い上げるも、残念ながら2位でフィニッシュ。
今期2勝目で早川組が優勝、3位には七森組が今期3度目の表彰台でレースは終了しました。

レース結果は以下の通り。
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JASU 第6戦MCFAJ クラブマンロードレース
決勝結果 Lap:7 99/08−22
富士スピードウエイ    WEATHER: Fine COURSE: Dry -> Wet
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POS NAME TIME Delay Machine-TYPE TEAM NAME
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1 8早川/塩川 13`11.964 LCR/JPX-Y コンビネーションRT
2 1赤廣/光部 -0`00.403 LCR/KRAUSER FUJIOKA RACING
3 6七森/向日 -0`17.855 LCR/ADM ムカイビJ・P・N Racing
4 4荒木/山中 -0`29.161 LCR/BRM FUJIOKA RACING
5 3山中/渡辺 -0`52.368 WIN/JPX-Y コンビネーションRT
6 5山本/深井 -1`08.895 MGF/RG500 コンビネーションRT
7 7矢崎/辻 -2`06.682 SUZUKI/GSXR1100 レイクスSUWA-RT
8 12渡辺/中村 -1LAP   MGF/HONDA コンビネーションRT
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R 2土屋/大関 -4LAP LCR/ADM RTグリーンピースCONVERCE
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START 15:35`14.--- FINISH 15:48`25.964 FINISH CAR 9
BEST TIME No.8 早川/塩川 1`47.356 7/7LAP 147.356Km/h
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 御覧の様に、最後はきん差。赤廣組は最終コ−ナ出口で早川組の背後に付いてスリップを利用してゴールラインで前に!、という予定だったのがありありと判る結果となってしまいましたが、早川組も最終ラップにベストラップを出す走りで、逃げ切りに成功です。

 我々は3度目のノーポイント。表賞台に上がるかリタイヤか、をくり返しています。ポイントランキングも6位まで落ちてしまいました。赤廣組は今期チャンプ獲得、3年連続のチャンプです。1度明け渡してから3年が経つんですね〜。
来年はなんとか、、もう来年の話もないですね。先の事を話すと鬼が笑うとか。?
現在のポイントランキングは下記URLを御覧下さい。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ozeki/GreenPeace/result/ranking99.html

 それでは次は10月3日の富士スピードウエイです。このレースに対しては燃料系統を根本的に変えて望む計画です。セットアップを再設定しなければならないので不利な状況になるのですが、ドラスチックに変える勇気も必要です。
是非結果を出したいものです。
 目指すは今期1勝。!何かモチベーションが低くなってきているかな。?!
では。

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大関 政広 Masahiro Ozeki
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