========>> サイドカー・ニュースVol.15<<=======

 サイドカーニュースご覧の皆さん、こんにちは”こんばんわ”
RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。 

 今回は、8月13日に行われました岡山TIサーキットで行われました、「啓文社モトルネッサンス」でのレポートです。

 少し遅れてのレポートとなりましたが、このレースが終わって翌週には富士スピードウエイでのレースでしたので、帰ってから整備、合間をぬって家族サービスしたり、富士のレースが終わった次の日には私の実家であります秋田に娘と帰省、帰ってくると仕事を長期休暇とっていましたので、仕事が貯まっいて大忙し!、7、8月の車での移動距離は延べ4500Kmを超えて大変!、という訳でした。

記憶を辿りながらのレポートです。

 今年のモトルネッサンスはアマチュアレースの最高峰というコンセプトの中、5日間程の間様々なレースが開催されまして、「盛り上がったレースウイーク」となっていました。その中でのサイドカーレースという訳だったのですが、結果は?、と言うとレースウイークの盛り上がりとは逆に残念な結果となってしまい、トーンダウンしたレースとなってしまいました。

 さてその経過なのですが、レース前日12日にサーキット入り。この日は練習走行です。今年マシンを変更していますから、セットアップ上初めての走行となります。ですのでこの走行で、あたりをつけたセットアップのデータをとりたいという状況でした。
 前回の鈴鹿後のチェックでは、クラッチのフリクションプレートが1枚割れていて、クラッチハウジングに張り付いていました。ですので鈴鹿でのレース中、ミッションの繋がりに違和感があったのは、これが起因していたかもしれません。

 フリクションプレートの交換ですが、丁度予備パーツが無く、マシンの供給先にも確認したのですが現在在庫はないとの事。ここがサイドカーレースの辛いところ、代用プレート品で間に合わせる事になったのですが、これが要因なのか、既に使用限界にあったのか、高回転域でクラッチが滑り、レーシング走行になりません。
このフリクションプレート、メタルタイプなので一旦滑らすと、劣化を辿る一方になります。ですので、データ収集出来ずじまい。
 その後調整をしてみるのですが、金属劣化し一旦滑り始めたものは元には戻りません。殆ど一品物に近いので、他のサイドカー、もちろん2輪の方とも互換がありませんので、暗雲が立ち篭めて(天気は快晴!ですが)きたのでした。取りあえず、ニュートラルポジションを捨て、するべき事はやって翌日の予選に望む事にしました。

 その翌日13日、予選走行ですがやはりクラッチがダメ、このサーキットのベストタイムの15秒落ちで走るのが精一杯。決勝はどうしよう?!、と頭を抱える事になったのでした。決勝迄の間あれこれ考えても対策案はありません。このまま諦めるしかないかと思った決勝スタート30分前、以前サイドカーレースに関連していた方が我々のピットにひょっこり訪問してきて、状況を話すと”何と!”サイドカーでの在庫クラッチを持って来ているとの事、早速貸して頂き、突貫工事に入ります。
汗だくになりながらコースイン5分前にようやく完了!。
サイティングラップでの確認、問題なし。レースができる状態です。しかし、ここ迄エンジンのセットアップがされていないので、不安材料はある状態です。

 さて決勝スタートですが、スタートポジションは6番目。1コ−ナ手前迄は5、6番手ですが、突っ込みで3番手に入り込みます。ドライバー土屋の突っ込みお家芸です。赤廣組、早川組に続いて3番手で1ラップ終了。やはりエンジンとギアレシオのセットを詰め切れていないせいか、差は詰められません。
その2ラップ目1コ−ナで早川組が進入時のオーバステアでコースアウトしています。2番手に上がるも即コース復帰した早川組に3コ−ナでパスされます。
この頃からスピードの乗りが悪かったのですが、バックストレッチ手前のコ−ナで、急にエンジンストール。今だ完全解決していない燃料系統なのか?、ドライバー土屋はエンジン焼き付きと判断しマシンを止めました。リタイヤです。

 その後はコースサイドでレース観戦となりました。
レースの方は3ラップ程迄、赤廣組、早川組(約5秒差)、荒木組(約3秒差)で展開していきます。こに時点でペースが早いのは荒木組、早川組との差を毎ラップ1秒位は詰めてます。5ラップ目位には、早川組をパスします。
 今シーズン頭角を出してきた早川組はなかなかペースが上がりません。残り2ラップ荒木組はチームメイトの赤廣組を追います。
 赤廣組のサイティングラップスタート時、エンジンに火が入らずコースインできない状態でしたが、順調にラップを重ねてきました。しかし、レース終盤ペースが明らかに落ちています。セーブして走っているのがすぐに判りました。赤廣組のマシンは常にオーバヒートに悩まされていて、この日外気温度30℃を超えるコンディションの中では辛そうです。ペースダウンを余儀無く強いられているのです。
荒木組は、快調そのもの、このコースでのサイドカーコースレコードを出しながら追い掛けていたのでした。さてレースをひっくり返すかどうか!、でしたが、惜しくも3秒差を残し、優勝赤廣組、2位荒木組、3位早川組でレースは終了しました。

レース結果は以下の通り。
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JASU 第5戦MFJ 啓文社モトルネッサンスウイーク
決勝結果 Lap:7 99/08−13
岡山TIサーキット    WEATHER: Fine COURSE: Dry
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POS NAME TIME Delay Machine-TYPE TEAM NAME
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1 1赤廣/光部 12`47.016 LCR/KRAUSER    FUJIOKA RACING
2 4荒木/山中 -0`03.926 LCR/BRM FUJIOKA RACING
3 8早川/塩川 -0`10.608 LCR/JPX-Y コンビネーションRT
4 5山中/渡辺 -0`33.091 WIN/JPX-Y   コンビネーションRT
5 11滝本/原田 -1`09.941 LCR/YAMAHA     BURING RACING
6 7山本/深井 -1`19.748 MGF/RG500   コンビネーションRT
7 10加茂/加茂 -1`39.838 YZF/GSXR1100 チームKTR
8 13神尾/大木 1LAP SUZUKI ちいむ・どんたん
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R 2土屋/大関 -0`03.559 LCR/ADM RTグリーンピースCONVERCE
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START --:--`--.--- FINISH --:--`--.--- FINISH CAR 10
BEST TIME No.4 荒木/山中 1`46.437 6/7LAP 125.246Km/h
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 今回のレースでほぼ赤廣/光部組が3シリーズ連続のチャンピオンをほぼ手中にしました。残り3レースで荒木組、早川組で2番手争いが面白くなりそうです。

 我々は前回の鈴鹿で良い方向が出たのですが、今回その勢いをつなげる事ができませんでした。
レース終了後、エンジンをチェックしたのですが、焼き付きはありませんでした。何故急にエンジンがストールしたのかこの時点で判明せず、燃料系統なのか?、電気なのか?、双方とも目に見えないところでもありますので、来週のレースに向けて早急にチェックしなければなりません。
 その内容は次の富士のレースレポートで併せてお伝えしたいと思います。

 何かとついていない今シーズンです。マシン組み上げ納入から、事前テストの無い中で、テストを兼ねながら、といった状況のレースが続いていますが、残されたレース、少しでも向上できるように前向きにいきたいと思います。

ではまた。

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