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 サイドカーニュースご覧の皆さん、こんにちは”こんばんわ”
RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。 

 暑い夏が続いていますが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。レースファンの方々でしたら暑さにもめげず、サーキットへレース観戦などされているかと思いますが、ここ近年の紫外線はお肌に良くないようですので、肌を焼くのも気を付けた方が良い様です。
レースする方も熱対策に関して、体力面、マシン面共に辛い時期でもありますので、上手く乗りきらなければなりません。で、どうしても夏場はエンジン出力が落ちぎみです。と言うのも日本の夏は高温多湿ですから、ガスを薄くする傾向になります。

 例えば燃焼室に100%の混合ガスを送っても空気中の水分が多い、すなわち湿度が高い時は、85%位のガスしか送り込めないとされています。(今の先端のエンジンはもっと効率が良いかもしれません)
つまり、いっぱい送っても燃え残る量が多くなるので、運転する側としては、エンジンのレスポンスが「悪い?」と感じます。その為、ガスを薄くしてレスポンスを良くする方向にするのですが、気持ち良い位レスポンスを良くする位薄くすると、2サイクルエンジンでは特有のシリンダーとピストンが仲良しになる、いわゆる「焼き付き」の誘発してしまいます。4サイクルでは焼き付きまでいかないにしても、「回るけど、トルク感が無い」感じの方向になるでしょう。

 その他セットアップで対処する項目もありますが、この夏を如何に出力を落とさないようにセットアップするかがポイントです。この時期を上手く乗り切る方向になっていれば、秋に向けて涼しくなりますので、例えば100hpに対して、97、98hpまでもっていけるセットアップができ、タイムアップにも繋がってきます。
 是非そうゆう方向にしたいのですが、中々思い通りにはいかないものです。まして我がチームのマシンは今年変えていますし、燃料の種類も変えていますから夏場のデータもなし。無理をせずに、勝利を狙う。?!何か矛盾していますが。

 前置きが長くなってしまいましたが、そうゆう中で行われた夏の鈴鹿「ルーツ・ザ・レース」のレポートです。鈴鹿8耐ウイーク7月19日に鈴鹿の東コースで行われました。
今年もまた暑い鈴鹿でした。この時に毎年思うのですが「8耐ライダーはほんとに凄いな!」と言う事です。以前出場した知り合いのライダーに聞いた事があったのですが、ほんとしんどいそうです。且つ疲れた頃走っている時のトップとのタイム差があり過ぎて、危険きわまりないエライ世界だそうです。
(また話しが脱線しました)

 さて今回の鈴鹿に対しての対策は、まず燃料系統に関して。
前回のレースでは、エンジン焼き付かせたり、その対策で燃料吐出量を増やしてみるとキャブレター部で燃料がオーバフローしたりで、データの無さを露呈してしまいました。ですからまずキャブレターまでの燃料系統のセットを再確認です。ですが、走行して確認できない処が悩みの種で、レース当日の事前走行まで確認できない状態。理屈上の事をあれこれ考えてミスの無いように。
オーバフロー時の暫定策も対処して取りあえず万全の体制、、、で望みました。

 その予選を兼ねた練習走行。
4Lap程確認を入れながら走行しましたが、特にエンジンの不調がある訳でなく燃料供給系統は上手くいっているようでした。さてタイムアタック。燃料の種類が変わっているのですが「このエンジン早いな!」という感じでした。久しぶりのレーシング走行なので、パッセンジャーの私としてもチョット戸惑いましたが、、良いタイムが出せるかな?、という感じでいました。
ところがペースを上げ始めたLapのS字コーナ、パッセンジャーシート側に水が出てきました。こんな天気だから雨は無いだろう!、と思えたのですが、尋常じゃない量です。リアタイヤ上に荷重をかける為乗り出した側でも、カウル下部からかなり出ています。まずい量だなと思ったのですが、この周クリアラップだし、ゴール迄はもつかな?、とある種危険な判断をし、ゴールポスト過ぎドライバーの肩を叩いてペースダウンの要請。このままではコースを汚すだけですし、エンジンを焼き付かせてしまいます。
 ドライバーは私が疲れたものと思っていたそうですが。ピットに戻り確認すると、冷却水エア抜き部のホースが水温上昇の為、外れてしまったというマイナーなトラブルでした。シリンダー、ピストンも観察して異常が無い事を確認、難を逃れました。

タイムも2番手のタイムを出せたので、まずまずです。予選結果は下記の通り。
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JASU 第4戦 MFJ サマー・ルーツ・ザ・レース
鈴鹿サーキット東コース WEATHER: Fine COURSE: Dry
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POS NAME TIME Machine-TYPE TEAM NAME
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1 2赤廣/光部 1`00.370 LCR/KRAUSER FUJIOKA RACING
2 11土屋/大関 1`00.713 LCR/ADM RTグリーンピースCONVERCE
3 1早川/塩川 1`01.891 LCR/JPX-Y コンビネーションRT
4 5山中/渡辺 1`02.205 WIN/JPX-Y コンビネーションRT
5 3荒木/山中 1`03.344 LCR/BRM FUJIOKA RACING
6 10七森/向日 1`03.597 LCR/ADM ムカイビJ・P・N Racing
7 4矢崎/辻 1`05.027 SUZUKI/GSXR1100 レイクスSUWA-RT
8 6加茂/加茂 1`07.349 YZF/GSXR1100 チームKTR
9 8原田/原田 1`08.149 YZF/GSXR1100 CRAZY マングース
−−−−−−−−−−−−−−−以上 予選通過車両−−−−−−−−−−−
10 7神尾/北本 1`18.149 SUZUKI ちいむ・どんたん
- 9滝本/西村 出走せず LCR/YAMAHA BURNIN RACING
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予選通過基準タイム (120%) 1`12.444
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  今年の我々の目標はマシンも変わり戦闘力も上がったという事で、ベストタイム更新という目標は予選では達成できず。まあ、状況が状況と言う事で。
決勝に向けて細部のチェックと、ストレートエンドのエンジン回転が軽すぎると言う事で、キャブレターセットを濃いめにセット。後はベストを尽くすのみ。

 その決勝、夕方近くとはいえ、まだまだ暑い中9Lapのレースとなりました。オープニングラップを終えスタートグリットまで付く迄時間がかかりました。ギアのニュートラルが出ずに、手こずりました。その関係もあり、スタートは2速で発進、クラッチを焼きぎみになり、滑りぎみ、安定する迄2Lap程有しました。1コーナ侵入は赤廣組、続いて早川組、3番手に我々の順。
このまま3Lap程3台でバトルとなります。2Lap2コーナで我がチームは早川組のインの空いた真横にノーズを入れます。多少無理があったので、マシンが横を向き、その時接触しましたが、双方大事に至らず、早川組2番手で立ち上がって行きます。その後S字でも接近戦、ラインを換えながら2番手浮上を試みますが、クラッチの影響とギア比が合っていなかった為、シフトミスを誘発。
ここ一発の所で前に出れません。赤廣組みも離れていないので、序盤に前に出たい所ですが、S字のギア比が合っていない為、この場でジリジリ離されてしまいます。
この時までの数Lapだいぶ振られた為、私パッセンジャーの体力も大幅に消耗。その為タイミングもズレてきます。5Lap目位にスライドに合わせられずに、振り落とされそうになりました。殆ど体半身の状態、ただ腕一ケ所は確実に掴んでいたので、火事場の馬鹿力で戻りました。次のコーナ迄に戻れなければ落ちていた事でしょう。

 その後、赤廣組、早川組、土屋組の各間均等にバラけます。我々の背後には荒木組が迫ってきており、状況によっては「まずいな」という状況。ただその後6Lap目頃からペースアップして行きます。ドライバー土屋はかなりのファイターですので、前にチョットでも見えればどんどんプッシュしますので2番手早川組に序々に近付いて行きますが、残り周回数足りず3位でゴール。
マシン的にも問題なく、今期このマシン2レース目で表彰台を得る事ができました。内容的には完璧ではありませんでしたが、自己のベストラップもコンマ4秒久々に更新して、59’269。しかし1位の赤廣組がコースレコードの58’879を出していた為、及ばずでした。

最近各チームのタイム差が接近してきている為、早くマシンをセットアップして行かなければなりません。
次のレースは8月13日岡山はTIサーキットでのレース、テクニカルコースですのでコンビネーションを発揮してここで何とか今期1勝目を狙いたいものです。

レース結果は以下の通り。
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JASU 第4戦MFJ サマー・ルーツ・ザ・レース
決勝結果 Lap:9 99/07−19
鈴鹿サーキット東コース WEATHER: Fine COURSE: Dry
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
POS NAME TIME Machine-TYPE TEAM NAME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 2赤廣/光部 9`07.307 LCR/KRAUSER FUJIOKA RACING
2 1早川/塩川 -0`03.175 LCR/JPX-Y コンビネーションRT
3 11土屋/大関 -0`03.559 LCR/ADM RTグリーンピースCONVERCE
4 3荒木/山中 -0`10.273 LCR/BRM FUJIOKA RACING
5 10七森/向日 -0`00.289 LCR/ADM ムカイビJ・P・N Racing
6 5山中/渡辺 -0`04.444 WIN/JPX-Y コンビネーションRT
7 4矢崎/辻 -0`03.449 SUZUKI/GSXR1100 レイクスSUWA-RT
8 6加茂/加茂 1LAP YZF/GSXR1100 チームKTR
9 8原田/原田 1LAP YZF/GSXR1100 CRAZY マングース
10 7神尾/北本 1LAP SUZUKI ちいむ・どんたん
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START --:--`--.--- FINISH --:--`--.--- FINISH CAR 10
BEST TIME No.2 赤廣/光部 `58.879 2/9LAP 137.18Km/h
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 赤廣/光部組が、鈴鹿でのベストラップ、コース状況が暑かったにも関わらずサイドカーでのコースレコードになります。今期も3連覇に向けて快調です。昨年ミニサイドカーからステップアップしてきた早川/塩川組も上位常連となってきています。
現時点、4戦を終了しての暫定ポイントランキング(私の方での集計)はこちらです。(公式ランンキング表はJRSU発表に基づく)

http://www2u.biglobe.ne.jp/~ozeki/GreenPeace/result/ranking99.html

我々のチームは現在5位。初戦マシンがない事による不参加、3戦目のリタイアが響いています。チャンピオン争いには入れませんが、2、3位争いに入って、面白くしたいですね。と言う事は、赤廣組の3連覇は決まった様な感じですか。?
さあ!、次こそは勝たせて頂きますよ。! ホント、この辺で勝たないとね。!
ではまた。

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