========>> サイドカー・ニュースVol.10<<=======

  サイドカーニュース御覧の皆さん、こんにちは”こんばんわ”RT GREEN PREACE with CONVERCE の大関です。

 今回は、9月26/27日第7戦富士スピードウエイ、今シーズン最終レース結果を報告したいと思います。今回もレポートが遅れてしまいましたね。すみません。リザルトはHPの方にUPしておいたんですが、中々、レポートを書くまで至りませんでした。
レース後、海外出張やら何やら、疲れまくっていました。

さて、レースの方ですが、シリーズチャンピオンは前回の筑波で赤廣/光部組に決められてしまいました。我がチームにとっては、このニュースを読んで頂いている皆さんには御存じの通り横転という残念な結末に終わってしまったのですが。
 ですから、ランキング的には2位を守ること、何が起こるか分かりませんからね、今年は運が無いようだし。あと、最終戦は優勝で締めくくりたい!、と、最後ぐらいはね、きっちり。!
(そういえば、あまり今シーズンはシャンパン抜いていないな〜。)
マシンそのものは、調子が良い方向にあるので、ドライならば真っ向から勝負できるのでどっちが速いか、またそれによって来年はどうしたら良いか探れるので楽しみだあな〜と。
 前回怪我しているのに、そんな事思うのか?って思う方もいましたか。?まあ、そんなもんです。
やだな〜とばかり思っていると、ホントにいやになってしまうので、余り考えない様になっているんです、頭が。

 さっき、ドライが良いとは言ったんですけど体の為には、ウエットが良いんですがね。と思っていたらレース日は、なんと雨になってしましました。。。。。
この雨が、また。。。。。

 練習日の26日土曜日の御殿場地域の天候は、貪より曇り、何時降ってもおかしくない天候。走行準備を進めていくうちにパラパラと、NEWドライタイヤを用意したのですが、不要になってしまいました。
 マシンを雨用のセッテングに、キャブレターセッテングを天候とデータを基に調整、暖気運転時の排気音から、チョイト濃いかな?と感じたのですが、久しぶりの雨(1シーズン半ぶり)と言う事で、翌日も雨と想定して走行でチェックする事に。

 さてその練習走行、雨の降り方は激しくないものの、路面上はかなりのウエット状態。インフィールド、コ−ナ側のエンジンのレスポンスは良好、しかしホームストレッチ、ストレート中間付近からの状態が良く無い、全然回らない状態。
それが1コ−ナ進入付近まで続いてしまいます。そのままコ−ナ側へいくと快調に回り始める状態です。
 則ち、キャブレターの絶対的開度と時間が大きい時の状態が良く無い。後ろに乗っていても、キャブレタースロットルを戻し始めると、いわゆる2サイクル特有のカブリが取れてくるような感じです。
 翌日も雨であるはずなので、この辺の仕様を詰める事に。ただ走行をして確認できる訳ではないのでデータと感を頼りにする事に。

 走行中の私の体の状態ですが、やはり無理な捻りをする動作はかなりの痛みを感じました。ウエットなのでそれ程運動量は多くないので、雨だったら問題ない事を確認。ドライだったら大変だったろうな〜。!レースとしては、ドライで勝負したいところですが、私の体は雨が良い!っと言っているようです。

 さて明けて日曜日、御殿場地方は土砂降り。私の体にとっては良いのですが、レースとしてはなんとも嫌な状況です。ホントにやみそうにもなく、昨日よりも振り方は激しい。さすがにこんな状況のデータはないので、困った事になりました。
 セッテングを思いきって振りたいのですが、参考にできるデータがないので、エンジンに対して安全な状態に。それでも、何か引っ掛かる気持ちがあったのですが、仕方ありません。2転3転しながら最終仕様を決めレースへ。

 土砂降りの中スタート受け付けへ、しかし雨の為前のレースがどんどん遅れていて30分も待ちぼうけ、エンジンもすっかり冷えきってしまい、エンジン始動時カブリの現象らしい事が起き困った事に。しかしこの状況下では何もできません。私自身としては、エンジンが暖まりすれば、と思ったんですが、何せ土砂降り、タイヤからの跳ね上げられた水が、チャンバー(排気管)、エンジンクランクケースにあたると、かなり冷やされる状況になるであろうし、そうすると、きれいには回らないかな?と。
 キャブレターセットは、昨日より中開度から全開域にかけてデータ内での最も薄いセットにしたのですが、さてどうか。

 そしてスタート。
オープニング、サイティングラップでは顕著に出なかった、高速域がやはりこの土砂降りの状況下ではまず、濃い様子。スロットルを戻しぎみにすると回転が良くなるので、つまり混合気の加給過多ぎみであると。
 ストレートでの全開域加給過多でクランクケースに生ガスが貯まってしまう。しかし進入付近でスロットルを戻しはじめ、序じょにガスがぬけきっていく事で正常な状態になっているのだろうと。
キャブレターセットを薄くしている事で、ストレートで回りが悪くなる地点が昨日より1コ−ナ側へ移っている事から、セットの方向は良いもののキャブレター全開域のセットをまだ薄くしなければならないようです。

 そうこう考えているうちに、どんどんパスされていってしまう。
ペースも遅い。どうなっているんだと思ってドライバーをみると、ヘルメットのシールドを上げたり下げたり。
シールド内部が曇っている訳です。皆さんも車を運転されていて、内側のガラスが曇ってしまうと大変ですよね。レースですから絶対スピードは高い訳で、ウォータースクリーンもかなりありますので、見えない事にはレースになりません。
 後で聞いたんですが、ドライバーのコンタクトがオープニング、サイティングラップで両方飛んでしまっていたとの事、これではダメというより、危険であったんですね。
ですから、スピードも遅くなる訳で、そうするとエンジンを暖めるより、雨で冷やされる方が速い可能性もある訳ですから、もうどうやっても上手くは回りません。この状態で回す事を考えるならば、それこそ焼き付いてしまうでしょう。
 この中でもやはりポイントは取らないといけませんから、完走狙いです。
私の体もこの状態では問題ありません。そもそも雨の場合は余り過激に動いてはいけないんです。なぜか。?
無闇な移動は、マシンに対して不安定な挙動になってしまいますし、リアタイヤ、側車に均一に過重する事がパッセンジャーの仕事になるわけなんです。

どうです、ななかな奥が深いでしょ。!

 結局、レースは5位で完走、なんとかシリーズランキング2位を確保できるポイントを取り、シーズン終了となりました。
なんとも後味が悪い結末となってしまいました。

  レース結果と暫定ポイントランクは以下の通り。
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JASU 第7戦MCFAJクラブマンロードレース
決勝結果 Lap:7 98/09−27
富士インターナショナルサーキット WEATHER: Rain COURSE: Wet
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
POS NAME TIME Machine-TYPE TEAM NAME
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1 1赤廣/光部 16`28.17 LCR/KRAUSER   FUJIOKA RACING
2 5矢崎/辻  -`50.16 YZF-GSX レイクスSUWA
3 4山中/渡辺 -`51.69 WIN/JPX-Y   コンビネーションRT
4 3荒木/山中 -1`00.16 LCR/BRM FUJIOKA RACING
5 2土屋/大関 -2`00.66 WIN/KRAUSER   RTグリーンピースCONVERCE
6 12宍戸/丸島   1LAP YZF   スリーホークス
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上、完走
- 7小林/中山 3LAP YZF-GSX レイクスSUWA
- 11早川/塩川 6LAP LCR/JPX-Y  コンビネーションRT
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
START 13:59`51.000 FINISH 14:16`19.172 FINISH CAR 6
BEST TIME No.1赤廣/光部 2`18.769 6/7 166.055Km/h
===================================

暫定ポイントランク
===================================
98 JRSU SERISE POINT RANKING 総合(暫定)
===================================
R1鈴鹿:R2富士:R3富士:R4鈴鹿:R5筑波:R6TI:R7富士

-
TEAM
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
TOTAL
POINT
1

赤廣/光部

18
3
18
18
18
18
18
111
108
2

土屋/大関

15
18
15
15
0
0
7
70
70
3

荒木/山中

7
11
13
0
15
11
11
69
69
4

山中/渡辺

3
13
11
9
11
13
13
70
67
5

矢崎/辻

13
9
13
15
50
41
6

七森/向日

0
15
0
13
11
39
39
7

深井/深井

7
5
7
9
29
29
8

原田/原田

11
7
9
27
27
9

小林/中山

9
7
8
0
24
24
10

早川/塩川

7
0
15
0
23
23
11

加茂/加茂

9
3
3
15
15
12

難波/長尾

3
6
9
9
13

大木/宮崎

7
7
7
14

三浦/西村

6
3
3
15

神尾/長栄

3
3
3
15

前田/丸島

3
3
3
17

富山/富山

0
0
0
0
18

19

20

21

===================================
以上、暫定結果。正式結果は、JRSU広報発表の物による。
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*私のHPに、このサイドカーニュースのバックナンバー集、年間リザルト、年間ランキングを掲載しておりますので、どうぞ御覧になって下さい。

 さあ、という事でシーズンランキング2位で終了いたしました。
この場をお借りしまして、読者のなかで御声援頂いた方々にお礼申しあげます。
ありがとうございました。
 シーズン当初は、チャンピオン奪回目指しスタートしたのですが結果は2位となりました。
今年もいろいろ勉強になりました。

 そうですね、このメールマガジンを通じて、不特定の方々にサイドカーレースを理解して頂くことの難しさ、というのもありましたし、レースの中ではライバルチームの結果が接近してくると、以前の結果がでているセットアップデータが単純に使えなくなり、応用を加えなければならないこと、状況にうまく適合させ勝利に結びつけなければならないなど、当たり前の基本的な事なのですが難しさがあったなと感じたシーズンでした。

 レースをやっていると、あくまで個人的な受け取り方ではあると思っているんですが、また打たれづよくなったかな?っと。
レースを始めた頃の、食べることも難しいという中で、ではありませんが、いろんな意味で競技は面白いです。来シーズンもまた、気合いを入れなおして奮起したいですね。!

 という事で、レースのレポート事態はもうレースがなくなりましたので、終わりとなりますね。
このメールマガジンを終わるという事ではありません、ので、次回からはWGPの方の情報を提供していけたらと思っています。
 あまり、英語は得意ではないのですか、語学勉強も兼ねて頑張っていきたいと思います。他には、F1、2輪レースの事についてなどお話ができたらと思っています。

今後とも宜しく。!

それではまた、お会いしましょう。

*=*=*=* TEAM RT GREEN PEACE YOKOHAMA with CONVERCE *=*=*=*
Sidecar & Rord raceing Team
大関 政広 Masahiro Ozeki (paseenger)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ozeki/
oozeki@yh.jvc-victor.co.jp (Business side contact)
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