Element
インターフェイスは、HTML文書またはXML文書中の 要素 を表す。要素はそれに関連付けられた属性を持つ; Element
インターフェイスは Node
を継承するので、一般的な Node
インターフェイスのプロパティ attributes
で要素の全属性を取得・設定してよい。 Element
インターフェイス上のメソッドでは名前で Attr
オブジェクトを取得したり、或いは名前で属性値を取得したりする。XMLでは、属性値が実体参照を含んでもよい場合には、属性値を表す複雑な下位ツリーをできるだけ完全に検査するためには Attr
オブジェクトが取得されるべきである。一方、HTMLでは、全属性が単純な文字列値を持つ場合は、属性値に直にアクセスするメソッドを 簡便性 として安全に使用できる。
Note: DOMレベル2では、 normalize
メソッドは移動先の Node
インターフェイスから継承する。
tagName
DOMString
型, 読取専用
<elementExample id="demo"> ... </elementExample> ,
tagName
は値 "elementExample"
である。DOM 操作全般に言えることだが、XMLでは文字ケースが保持されることに注意。 HTML DOM では tagName
では HTML 要素を正統大文字形式で返し、HTML文書ソース内の文字ケースを考慮しない。getAttribute
( name )getAttributeNS
( namespaceURI, localName )getAttributeNode
( name )getAttributeNodeNS
( namespaceURI, localName )getElementsByTagName
( name )getElementsByTagNameNS
( namespaceURI, localName )hasAttribute
( name )与えられた名前の属性がこの要素に指定されいる場合、またデフォルト値を持つ場合は true
を返し、そうでない場合は false
を返す。
boolean 型。与えられた名前の属性がこの要素に指定済みであるか、デフォルト値を持つ場合は true
, そうでない場合は false
。
hasAttributeNS
( namespaceURI, localName )removeAttribute
( name )名前で属性を取り除く。削除された属性がデフォルト値を持つ場合、属性は直ちに出現し、デフォルト値と、適宜該当する名前空間URI, ローカル名, 接頭辞をを持つ。
ローカル名と名前空間URIで属性を削除するには、 removeAttributeNS
メソッドを用いる。
(無し)
removeAttributeNS
( namespaceURI, localName )ローカル名と名前空間URIで属性を取り除く。取り除かれる属性がデフォルト値を持つ場合、直ちに置き換えられる。置き換えられた属性は同じ名前空間URIとローカル名, 元の接頭辞を持つ。
HTML限定の実装はこのメソッドを実装する必要はない。
(無し)
removeAttributeNode
( oldAttr )指定された属性ノードを取り除く。取り除かれた Attr
がデフォルト値を持っていれば、直ちに置き換えられる。置き換える属性は同じ名前空間URIとローカル名を持ち、適宜元の接頭辞を持つ。
oldAttr
がその要素の属性でない場合に発生。setAttribute
( name, value )新しい属性を追加する。その名前の属性が要素に既に存在していれば、値はその値のパラメータに変更される。この値は単純な文字列である; それは設定されるままで解析されない。したがって任意のマークアップ (実体参照と認識される構文など) は文字通りのテキストとして扱われ、書き出しの際には実装に適切にエスケープされる必要がある。実体参照を含む属性値を割当てるためには、使用者は Attr
ノードと、さらに Text
ノード, EntityReference
ノードを生成して適切な下位ツリーを構築し、 setAttributeNode
を用いて属性の値として割当てなければならない。
修飾名と名前空間URIを持つ属性の設定には setAttributeNS
メソッドを用いる。
(無し)
setAttributeNS
( namespaceURI, qualifiedName, value )新しい属性を追加する。同じローカル名と名前空間を持つ属性がその要素にある場合、接頭辞は qualifiedName
の接頭辞部分に変更され、 値は value
パラメータに変更される。値は単純な文字列である; それは設定されるままで解析されない。したがって任意のマークアップ (実体参照と認識される構文のような) は文字通りのテキストとして扱われ、書き出しの際は実装により適切にエスケープされる必要がある。実体参照を含む属性値を割当てるには、使用者は Attr
ノードと、更に Text
ノート, EntityReference
ノードを生成して適切な下位ツリーを形成し、 setAttributeNodeNS
または setAttributeNode
を用いて属性の値を割当てなければならない。
HTML限定の実装はこのメソッドを実装する必要はない。
(無し)
qualifiedName
が奇形(malformed)である場合、 qualifiedName
が接頭辞を持ち namespaceURI
が null
である場合、 qualifiedName
が接頭辞 "xml" を持ち、かつ namespaceURI
が "http://www.w3.org/XML/1998/namespace" ではない場合、 qualifiedName
が "xmlns" であり namespaceURI
が "http://www.w3.org/2000/xmlns/" ではない場合に発生。setAttributeNode
( newAttr )新しい属性ノードをツ一過する。もしこの名前 (nodeName
) を持つ属性が要素に既に存在すれば、それを新しいもので置き換える。
修飾名と名前空間URIを持つ新しい属性ノードを追加するには、 setAttributeNodeNS
メソッドを用いる。
Attr 型。newAttr
が既存の属性を置き換える場合は、置き換えられた Attr
ノードを返し、そうでない場合は null
を返す。
newAttr
が生成された文書が、この要素が生成された文書と異なる場合に発生。newAttr
が既に別の Element
オブジェクトの属性である場合に発生。 Attr
ノードを他の要素内で再使用するには、DOM 使用者はこれを明示的に複製しなけれならなない。setAttributeNodeNS
( newAttr )新たな属性を追加する。そのローカル名と名前空間URIの属性が要素内に既に存在する場合は、それを新しいもので置き換える。
HTML限定DOM実装はこのメソッドを実装する必要がない。
Attr 型。newAttr
属性が同じ ローカル名 と 名前空間URI を持つ既存の属性を置換する場合は、置換された Attr
ノードが返され、そうでない場合は null
が返される。
newAttr
が生成された文書が、この要素が生成された文書と異なる場合に発生。newAttr
が既に別の Element
オブジェクトの属性である場合に発生。 Attr
ノードを他の要素内で再使用するには、DOM 使用者はこれを明示的に複製しなけれならなない。interface Element : Node { readonly attribute DOMString tagName; DOMString getAttribute(in DOMString name); void setAttribute(in DOMString name, in DOMString value) raises(DOMException); void removeAttribute(in DOMString name) raises(DOMException); Attr getAttributeNode(in DOMString name); Attr setAttributeNode(in Attr newAttr) raises(DOMException); Attr removeAttributeNode(in Attr oldAttr) raises(DOMException); NodeList getElementsByTagName(in DOMString name); // Introduced in DOM Level 2: DOMString getAttributeNS(in DOMString namespaceURI, in DOMString localName); // Introduced in DOM Level 2: void setAttributeNS(in DOMString namespaceURI, in DOMString qualifiedName, in DOMString value) raises(DOMException); // Introduced in DOM Level 2: void removeAttributeNS(in DOMString namespaceURI, in DOMString localName) raises(DOMException); // Introduced in DOM Level 2: Attr getAttributeNodeNS(in DOMString namespaceURI, in DOMString localName); // Introduced in DOM Level 2: Attr setAttributeNodeNS(in Attr newAttr) raises(DOMException); // Introduced in DOM Level 2: NodeList getElementsByTagNameNS(in DOMString namespaceURI, in DOMString localName); // Introduced in DOM Level 2: boolean hasAttribute(in DOMString name); // Introduced in DOM Level 2: boolean hasAttributeNS(in DOMString namespaceURI, in DOMString localName); };