W3C DOM の IDL 定義を読むのに必要な主な文法の例文。このくらい知っていれば大体問題ないだろう。 module の扱いについてはよく理解していないので割愛。(^^;
この文書における「~型」という表現は、インターフェイスの型を指す。 Operation Declaration で言う「void」は戻り値が存在しないという意味。
この文書の ECMAScript に関する記述については、W3C の DOM 各仕様の ECMAScript Language Binding の項の概観であり、このような表現の記述は特にない。 W3C の DOM 仕様では、個々のオブジェクトについてそれぞれ定義している。
// インターフェイス Node の定義: interface Node { 宣言; 宣言; 宣言; .... .... };// Node インターフェイスの定義 ここまで // インターフェイス HTMLDocument の定義 : Document インターフェイスを継承する interface HTMLDocument : Document { .... .... };// HTMLDocument インターフェイスの定義 ここまで
<OMG IDL 3.7.5 の冒頭部分の Excite 翻訳結果を若干修正したもの(爆)> インターフェイスは、別のインターフェイス(以後、派生インターフェイスの 基礎インターフェイスと呼ぶ)から派生することができる。 全インターフェイスがそうであるように、派生インターフェイスも新しい要素を宣言してよい。 加えて、派生インターフェイス内で再定義されなければ、基礎インターフェイスの要素は 派生インターフェイスの要素であるかのように参照することが出来る。 name resolution 演算子 ("::") を基礎要素を明示的に参照するために使用してよい; これは、派生インターフェイスの中で再定義された名前への参照を許す。 派生インターフェイスは継承された type, constant, そして exception names のいずれも 再定義できる。
// このインターフェイスは 符号無し short の定数 ELEMENT_NODE(値は1) を持つ。
const unsigned short ELEMENT_NODE = 1;
// 例外 DOMException の定義: exception DOMException { // この例外は符号無し short のメンバ code を持つ。 unsigned short code; };
// このインターフェイスは // 戻り値が void 型(戻り値無し)の命令 open(引数無し) を持つ。 void open(); // このインターフェイスは // 戻り値が void 型(戻り値無し)の命令 write(第一引数 text は DOMString型) を持つ。 void write(in DOMString text); // このインターフェイスは // 戻り値が Element 型の命令 getElementById(第一引数 elementId は DOMString型) を持つ。 Element getElementById(in DOMString elementId); // このインターフェイスは // 戻り値が Element 型の命令 createElement(第一引数 tagname は DOMString型) を持つ。 // このメソッドは DOMException 型の例外を発生させる。 Element createElement(in DOMString tagName) raises(DOMException);
// このインターフェイスは DOMString 型の属性 title を持つ。 attribute DOMString title; // このインターフェイスは DOMString 型の読取専用属性 referrer を持つ。 readonly attribute DOMString referrer; // このインターフェイスは HTMLElement 型の属性 body を持つ。 attribute HTMLElement body; // このインターフェイスは HTMLCollection 型の読取専用属性 images を持つ。 readonly attribute HTMLCollection images;