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クトゥルフの呼び声~クトゥルフ・ハイパーボレア~
クトゥルー神資料
第1話:触発
イホウンデー(Yhoundeh)
ヒューペルボリア(ムー大陸)で信仰されていた地球古来
の女神。
神官のモルギがツァトゥグア信者のエイボンを追いかけ
てそのまま行方不明になり、イホウンデー信仰は廃れ、代
わりにツァトゥグア信仰が台頭した。
ツァトゥグア(Tsathoggua)
地球最古の文明ハイパーボレアが勃興するはるか以前
に惑星サイクラノーシュ(土星)から飛来したとされる旧支
配者。
不定形生物であるが、地球上では巨大な蝦蟇蛙で蝙蝠
のような体毛を生やしているらしい。
空腹時以外は人間には危害を加えず、ハイパーボレアの
世界では、生贄を受け取ったり、信者による接触を試みられ
た時以外は眠っている。
ツァトゥグアの落とし子
ツァトゥグアの奉仕種族で、ネバネバした不定形生物。
アブホース
旧支配者の親ともされる外なる神。
ぶよぶよとした巨大な灰色の水溜りのような姿をしていて
無限に自己増殖をしている。灰色の塊が形成される(アブホ
ースの落とし子)が、無数の触手で自らの落とし子を捕まえて
食べてしまうため、落とし子が独立することは滅多にない(たま
にある)。
アブホースにはテレパス能力があり、人間と会話することも
できるらしいとされるが、アブホースに会って無事だった人間
がいない為、詳細は不明。
アトラク=ナクア(Atlach-Nach)もしくはアトラック=ナチャ
ツァトゥグアのいるン・カイの深淵に蜘蛛の巣を張っていると
言われる人間大の蜘蛛に近い姿をし、人間に近い頭と紅い目
を持った旧支配者。
一説にはナチャが蜘蛛の巣を張り終えた時、深淵に橋がか
けられ、世界に終焉が訪れるという。
第2話:狐狩り
アザトース(Azatoth)
一説にはアザトースが宇宙を創生したとも言われる、外なる神の
王。普段は異空間の宇宙の中心にいて球体をしている。
アザトース信仰はなく、もし運悪くアザトースと接触してしまった
人間は最大の恐怖が与えられ、廃人となる。
普通の人間には理解できないような宇宙の心理に対する洞察を
与えられることもあるが、それは人間が感受できる許容範囲を超え
ているので、間違いなく発狂してしまう。
ヴーアミ族(キタミール星人)
ハイパーボレアに人類が生誕する前にアルクトゥールスのキタミ
ールと言う二重星から飛来したとされる、ツァトゥグア神を信仰し、そ
の血筋をひいた、全身が濃い体毛に覆われ人類に類似した、人類
先行種族。
全盛期のハイパーボレアでは、半人半獣(先行種族と人間の女の
間に生まれたものが祖先らしい)の蛮族として迫害されヴーアミタド
レス山周辺に追いやられた。
迫害され続けられた結果、その祖先であるアザトースの神性を取り
もどした一人のブーアミ族の手によって首都コモリオムは壊滅した。
第3話:CRY FOR HELP
ヨグ=ソートス(YogSothoth)
時空間の隙間に存在していて、あらゆる時間、あらゆる空間と常に
接触している。この次元に現れる時は、光り輝く集積体という姿をと
る。
シュブ=ニグラスが妻と言う説が一般的で、妻との間にナグとイェブ
と言う双子の子供がいるらしいが、詳細は不明。また、有機体の女性
と交わることも多く、多数の奇怪な混血児の目撃談がある。
因みに、ナグはクトゥルフの、イェブはツァトゥグアの祖先であると言
われている。
シュブ=ニグラス(Shub=Niggurath)
ムー大陸でも崇拝されていた豊穣の女神。地の精霊だと言う説もある。
その姿は泡立ち爛れた雲状の塊で、その一部は時折、黒い触手や、
粘液を滴らせる口状の形をとる。
「千匹の仔を孕みし森の黒山羊」の異名の通り、黒山羊に近い姿をし
ているという説もあり、「黒い仔山羊」という奉仕種族を産み落とす。
また、外なる神や人類等の小型生物と接合して、黒い仔山羊以外の
仔を生むこともある。
黒い仔山羊
シュブ=ニグラスより産み落とされた、ロープのような黒い蝕股で形成
されたのたうつ塊。全身に幾つもの口があり、その口からは緑色の粘液
をたらしている。
シュブ=ニグラスが信仰されている地域では、代わりに生贄を受け取
ったり、信者でない人間を食べたりしているらしいが、その姿をみかける
ことは滅多にない。
第4話:暗鬼
ニャルラトテップ(Nyarlathotp)=ナイアーラトテップ
クトゥルー神の中で唯一、知性を持つと言われる外なる神。世界全てを
嘲笑っており、クトゥルーをはじめとする旧支配者に仕えているが、同じ神
々ですら礼儀ではないと言う。他の神々のように破壊をもたらすことよりも、
生命体に混乱と恐怖を与えることを好む。また、千の顔をもつと言われ、多
種多様なものに変身できる。人間に乗り移り自由に操ることも出来る。
ある意味、一番危険な存在で、人類を破滅させる者がいるとすれば、この
ニャルラトテップであろうと予言されている。
星の精
下級の独立種族。通常は見ることが出来ないが、人間の血を吸うと一時
的に姿が見えるようになる。胃袋と爪と無数の触手があるだけで、顔も目も
ない姿をしている。宇宙空間をも自由に移動することが出来、召喚の呪文に
より、奉仕させることも可能だが、普通の人間には難しい。
召喚の呪文:Tibi, Magnum Innominandum, signa
stellarum nigrarum et bu
faniformis Sadoquae sigillum..。