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10.江戸時代の時間(不定時法)
以前、忍者小説を読んだ時に「亥の刻一点(現代の22時00分)」
と言う記述が出てきました。亥の刻は分かるのですが、一点とか三
点って何ぞ?と思い少し調べてみました。
江戸時代には不定時法という昼と夜をそれぞれ六分割する時間法
が使われていたそうです。昼とは日の出から日没までで、勿論夏至と
冬至では時間が違います。
卯から酉までが昼の六分割なのですが、夏では午前4時から、午
後7時半までとなり、冬では午前6時15分から午後5時となります。
各時間は
卯の刻 六つ(六点) ・・・ 日の出
辰の刻 五つ
巳の刻 四つ ・・・ 今でいう午前休憩
午の刻 九つ ・・・ お昼
羊の刻 八つ ・・・ 午後3時休憩
(八つから”おやつ”と来ているそうです)
申の刻 七つ
酉の刻 六つ ・・・ 日没
戊の刻 五つ
亥の刻 四つ
子の刻 九つ ・・・ 正子
丑の刻 八つ ・・・ 俗にいううしみつ時ですね。うしみつの
語源といわれています。
寅の刻 七つ