RADIUS No.21

タンクの形状はスベア121とそっくりです。古きよき時代、ストーブの代名詞と言われたラジウスです。
今でもベテランの山屋さんの中には、ガスのラジウス、ガソリンのラジウスと呼んでいる方もいるようです。

1920年代のラジウス21と思われます。トレードマークのシューティングスターも形が変わっています。
スパナが入っていましたが、モンキーレンチはスウェーデンで発明されたってご存知ですか?
今でも、BAHCO社のレンチは有名ですね。

 
 



下の画像は風防なのですが、余熱と着火が簡単に出来るように小窓がついています。
こだわりの一品と言うところでしょうか。



上のものよりも収納缶がちょっと新しいようです。
中に入っていた出庫時のチェックのゴム印は、19.JUL..1928となっています。
そのまま信用すると1928年製ということですね。
ストーブ本体や、付属品は綺麗に磨きこまれています。

2004年12月英国より入手。

ケースの程度のいいものを入手しました。
ケースの縁の部分の青色がかなり濃い色合いです。
中のストーブはRADIUS LTD.と刻印されたものが入っていました。
 
余熱用のアルコールれも、青色がかなり濃いものが入っていました。


ラジウス社がオプティマス社と一緒になる前の一時期、RADIUS Ltd.のロゴを使用していたようです。(下)
トレードマークの流星マークも刻印されていません。
収納缶も、綺麗な彩色は省略されシンプルなケースとなっています。


この五徳は、オリジナルではないようなのですが、サイズも曲げの角度なども
きちんとそろっていますので、職人さんが作った物のようです。