PRIMUS No.96
プリムスのNo.96ストーブです。
片手に乗るほど小型で、小さなブリキの箱にコンパクトに収納する事ができます。
下のストーブの刻印は”H”、つまり1916年製である事がわかります。
燃料キャップから圧抜きがタンクに独立してついており、タンクの足もつめのような物であったり、
最初の96はこんな形をしていたんですね。
 
 


タンクの記号は「M」、1923年製の96ストーブです。
タンクの足はまだ折畳式ではありません。
2002年11月インドより入手。

 


タンクの記号は”Y”です。1933年製を指しています。収納缶はプリムス51スポーツと同じ形ですね。
緑の塗装はあとから塗られた物です。

 



タンクの刻印は「Z」、1935年製です。
アルコール入れには印刷が施されています。

 


タンクの刻印は「AE」、1940年製です。
収納缶は、こちらの方がポピュラーなのかもしれません。日本でも見かけることが有ります。
 


この96ストーブには、タンクに刻印がありません。タンクの刻印代わりに
年代を示すデジットコードも見当たりません。1955〜1963年の間のものと思われます。
収納缶は上のヨート社製のものと同じですが、マークの社名がバーコ社になっています。

 


BAHCO社製のプリムス96です。
時代的には、上の96と下のオプティマス製の96の間ではないかと考えています。
 
収納缶が真四角になっています。スベア、オプティマスも最終モデルのケースは、
真四角のようです。どうしてでしょうね。


これは珍品です。オプティマス製のプリムス96Lです。
1970年代に、英国で売られていた物です。(値札が£になっています。)
ヨート社がなくなって、プリムストレーディング社が、オプティマスに作らせた物のようです。
そこら辺の会社間のやり取りは、今後の課題とするところなのです。
形やセンターキャップの取り付け位置などは、オプティマスの96そのものです。
ただ刻印がプリムスなだけです。