OPTIMUS No.00

スウェーデン製のブラス製の灯油ストーブで最後まで頑張りました。
1999年の初めに某雑誌で絶滅近しの記事が出たとたんに、
あっという間に店頭から姿を消してしまいました。



最後まで店頭に並んでいたのは、オレンジ色の収納缶入りでした。


お隣の韓国では、立派なアルミの収納缶が・・・・。


赤い横長の収納缶にオプティマスのロゴマーク。


この収納缶は日本にも入っていたと思います。取り説の印刷は1970年でした。
届いたとき、やけに重いなと思ったら、灯油満タン状態でした・・・。
この物騒なご時勢に航空便で・・・。


一緒に入っていたカタログの印刷は1963年でした。

2004年3月イギリスより入手


ちょっとケースが横長です。


こんなにきれいなケースはまずお目にかかりません。
中には、全くの未使用品が入っていました。1950年代のものらしいです。



こちらには小型のリングプレートが入っていました。

さらに古い物を入手しました。タンクの刻印なんかの字体が変わっています。
1930年代かと思います。同じ収納缶が96のところにもあります。

 
 


この00Lは、1910年代のものと思われます。タンクには、ストックホルムの刻印があります。
オプティマスの工場は1908年にストックホルムの北25qのUpplands Vasbyに移転しています。
その後1919年には本社もストックホルムからここに移転していますので、
もしかしたら1910年前後のものかもしれませんね。
オプティマスのNo.1ストーブと同じく丸い脚がついています。
ケースはさびのため黒く再塗装されています。
余熱用のアルコール入れはガラス製です。
ポンプの皮を交換しただけで立派に燃焼しました。
早速キャンプへ持参しておいしい鍋料理に活躍してくれました。