ユーザ車検手順

1. まず予約

 近くの車検場(陸運局、陸運支局)に予約します。だいたいの車検場は電話による自動予約ができるようです。概ね1週間前から予約できます。できれば午前中の検査を予約しましょう。

2. 車検整備しましょう

 整備記録簿にのっとって整備しましょう。整備前検査も受けられますが、なるべく検査まえに整備をしたほうがいいです。自分でできることと、できないことの見極めをきちんとしましょうね。できないことは、整備業者に頼みましょう。え?なら最初から頼むって? それでもいいですけど(笑)お金かかります。
 ただし車検の時に検査される部分っていうのは、あとでも書きますが

  • サイドスリップ
  • ブレーキの効き具合
  • 速度計の誤差
  • 光軸
  • 排気ガス
  • 下回り  

 です。

3. いよいよ車検当日、まず書類の準備

 必要な書類(車検証、納税証明書、前回の自賠責保険、整備手帳)は用意しましたね。これらをまとめるバインダーがあるとベターです。
 9時ぐらいに車検場につくように出発しましょう。なんでも余裕が大事です。ついたらまず、●●に行って重量税、自賠責保険と検査料を支払いましょう。その時に車検に必要な書類を一式3枚を手に入れましょう。30円ぐらいです。
 この3枚に必要事項を書き込むのですが、代書もしてくれます。だいたい1500円前後でしょう。でも簡単だから自分で書きましょう。車検証から車体番号、原動機型式、使用者の住所氏名などを書き写すだけです。ここで注意が必要。一枚だけは鉛筆で、それ以外はボールペンで書きます。鉛筆で書くのはOCRに使用する書類です。
 さぁ書き終わったら車検場の受付にいって予約の確認をします。書き込んだ書類を提出してチェックを受けるといよいよ車検ラインにならびます。

まず外観検査。書類のうち、検査表を一番上にしてバインダーに挟んで検査員に渡します。
そこでヘッドライトなどの燈火類をフロント、リアと順番にチェックされます。ホイールナットもチェックされるので、ホイールキャップがある場合は事前に外しておきましょう。
次にボンネットを開けて車体番号の確認があります。

さぁいよいよライン入場です。検査の手順は前方の電光掲示板に指示がでます。
まずサイドスリップのチェック。地面のラインにそってゆっくり車を進めます。○がでればOK。次はブレーキの検査です。フットブレーキ、サイドブレーキとチェックします。思いっきりブレーキかけましょう。
その次にスピードメーターのチェックです。40km/hで合図するので、落ち着いて行いましょう。これは自分でローラーの上で車を走らせて行います。
その後ヘッドライトの光軸をチェック。これはハイビームのチェックなので間違えないように。

ここまでで×が出ても気にせずに検査表にスタンプを捺しましょう。その日のうちなら何度でもラインに入れます。
次は排ガスのチェックです。プローブをマフラーに挿入してしばらく待つと検査終了。検査結果はすべて前方の掲示板に○×で表示されます。

最後に下回りチェック。ピットの上に車を進めてエンジンを停止。下から検査員が足回りのガタ、オイル漏れなどを検査します。このときも前方の掲示板に指示がでるのでそれに従います。
これで○がでればすべての検査終了です。スタンプを捺してライン出口の窓口で総合確認をしてもらいます。このとき×の項目があれば、どこが悪かったか聞いておきましょう。

すべての検査が合格だったら受付をした窓口にいき、検査終了を告げます。このときにすべての書類を提出すると新しい車検証があっという間に出てきて、車検終了となります。

4. 車検後は

 車検っていうのは今現在、その車は基準にあっていますよという検査だけであり、その後2年間の保証を得られるものではありません。最初の整備で怪しいところがあれば、ちゃんとした整備工場で整備してもらいましょう。

 出演 シューマッハ鈴木号