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6時間後......待ちに待った決勝

いよいよ決勝。ハイネケンガールとの記念写真をとりつつ、1周のフォーメーションラップを終え、再度グリッドに並びます。ここで、後続が並び終えるのを待ってスタート5秒前のボード。前回同様ロケットスタートを決められるか!?。なかなか赤信号がつかず、一度クラッチを踏み直したその瞬間、クラッチを踏んでいる左足がピクっとつっちゃいました! 痛てて....。そうです、緊張と歩き疲れ等で肝心なときに足がつってしまったのです!。


画像提供:しんぷるらいふさん

なんとかスタートしたものの、左側の2台に置いていかれ順位は9位。走っているうちに治るかもと思いながら2周したもののタイムはあがらず、前に置いていかれるばかり。しかも足は治りそうもない痛みです。しかたなく3周目に緊急ピットイン。ドライバー交代を要求しますが、肝心のS鈴木さんがピットにいません。なんと一服しに出てるとのこと。急いで戻ってもらいますが、レーシングスーツに着替えていないため、すぐに出れません。しかたなく、ピットで屈伸をしたら足のつりがほぐれました。これは再度行くしかない。いそいそと車に乗り込んで再スタートです。しかしこのとき、順位は最下位付近まで落ちていました。ということは前に40数台いるってこと?

とりあえず行けるところまで行くしかありません。エンジンは絶好調。1コーナー、1ヘア、ダンロップ下、2ヘア、裏のストレート、最終コーナーとあらゆるところでどんどん抜いていきます。ストレートでは気持ちがいいくらい抜けます。これが400ccの実力なのかって感じです。


画像提供:しんぷるらいふさん


画像提供:しんぷるらいふさん

ピットからはなかなか順位が知らされず、アップのサインしか出てきません。やっと出たのは20位のサイン。まだ前にそんなにいるのかって感じです。結局23ラップ、18位でピットイン。S鈴木さんとチェンジです。
車は油温110度、タイヤ、ブレーキとも問題なさそうです。

S鈴木さんは8000回転をリミットにがんがん攻めていきます。途中1分26秒280という素晴らしいタイムをたたき出しながらコンスタントに27,8秒でラップを重ねます。順位もみるみる上がり、11位まできました。残りは10分、10位の車とは30秒以上離れています。ピットからはもちろんアップのサイン。(笑)S鈴木さんは果敢にコースを攻め、最終コーナーは進入から5速全開のまま.....だったそうです。


画像提供:しんぷるらいふさん

しかし少し届かず、そのまま11位でフィニッシュ。5月に初出場途中リタイアという結果が、今回は11位!。勝負事に「たられば」は禁物ですが、足がつらなければ......充分入賞も可能だったはず。でもこれがレースです。最後尾からの追い上げ、すごく楽しかったです。エンジンも1時間走りきっても静かにアイドリングを続けられるほどなんの問題も起きていません。次回こそは入賞したいですね。

最後になりましたが、Project Oneレーシングチームの面々です。左からチーム監督倉持さん、立っているのがメカニック大竹さん、私、S鈴木さん、しんぷるらいふさん、S鈴木夫人です。朝早くからお疲れさまでした。
また、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。また来年にむけて、レースはスタートしています。(笑)

Project Oneレーシングチーム一同

オヌマモーター商会 工場長 小沼利光