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 Lesson 5 仕上げ

内側の革の余り
ここまでちゃんと読んでくれた人には、ステアリングの外側と内側の円周の違いによる革の余りが心配されるところだと思う。(笑)でも、御心配なく。縫い進めると、これがきれいに揃うんですよ。ほんと不思議と。革をステアリングに合わせていた悩んでいた1ヶ月はなんだったの?って感じです。

糸張り
縫い終わったら糸を張ります。使っていた針などで少しずつ、慎重に、なるべく均等に力がかかるように張ります。ここで糸を切ったら...涙が出ますよ。糸を張り終えたら、最後の部分を3回ぐらい縛る。

スポーク部の処理
スポークは別に革を切って、ボンドで接着する。スポーク部の形にもよるが、大体こんな形で切り出し、現物合わせをする。接合部は裏側の真ん中にくるようにする。
このとき、下側は5ミリ程度折り返すと、切り口がきれいになる。革が厚い場合は上側と折り返し部分のヘリ擴きを行う。また、スポーク部分にスポンジや、ゴムをパッドとして貼り付け、その上から革を貼っても可。

こんな感じで。今回は、スポークに直接貼り付けた。なお、6時の位置は、他のスポーク部より短くするとカッコよろしい。

完成
いよいよ完成。どうでしょう? やってみる気になったでしょうか。まぁ手間を考えれば新品を買ったほうが安いし、ちゃんとしたものが手に入ることでしょう。
革巻きは何度か行えば、それなりのコツがわかると思います。今度は普通の革バージョンを作ってみます。お疲れさまでした。

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