松之山棚田・美人林.アルプの里

<2010年/9月12～13日>

毎年恒例になった旅行は、憧れていた棚田を見学に行くことになり、とても楽しみにしていたが、いつもの仲間8人の内、今回は一組が残念ながら体調を崩され、3夫婦6名で、十日町の松代・松之山の日本三大薬薬（草津・有馬）の一つ、松之山温泉へ行き、やや熱めで塩分が多く、薬の匂いのする温泉にのんびりと浸かって、真夏の疲れを癒して参りました。松之山地域にある棚田の刈入れ前の黄金色に染まった農村の原風景に触れることができて大変感動的でした！、歩きながら下ってくると「脱皮する家」「コロッケハウス」「夢の家」などを見学し、森の学校キョロロに到着する頃には雨も本降りとなり、レストランで昼食をとり、樹齢80年ほどのブナの木々の立ち並ぶ美人林を、小雨交りの中、ゆっくりと散策。次の日は越後湯沢に出て、ロープウェーにてアルプの里で高山植物を見学して、しばし猛暑を離れ、涼しい越後の旅を満喫して参りました。

**********一日目********** 越後湯沢→松代→星峠棚田→脱皮する家→森の学校キョロロ→美人林→松之山温泉泊

◇◆◇星峠の棚田◇◆◇

越後湯沢よりほくほく線にて松代へ。松代からシャトルバスに乗って日本一の棚田「星峠の棚田」へ11時頃到着。雨上がりの棚田を約30分ほど見学

[星峠棚田]

星峠の棚田
11時頃の棚田(写真３枚を繋げパノラマにしてみました）


星峠棚田	星峠棚田	星峠棚田

◇◆◇星峠の棚田周辺で見かけた蝶や花々◇◆◇


スジグロチョウ	オクラの花	ボタンクサギ	キキョウ	アカバナツリフネ	キツリフネ

くるみ	ウドの花	ダンゴギク	食べるほうずき	青紫蘇の花	タニウツギの狂い咲き

◇◆◇脱皮の家◇◆◇

星峠の棚田から歩いて10分ほど下ると「脱皮する家」があり近くには「コロッケハウス」「夢の家」など日大芸術学部の作られたユニークな家を見学


脱皮する家日大芸術部彫刻課の有志により古い民家を彫刻を使って手作業で削ったアートな家小物作品もいっぱい	コロッケハウス脱皮する家に対比し建物は内と外が金属でつながり一つのオブジェとして形が出現する	夢の家日本家屋を改装した不思議な空間で特製の服を着て棺に入って眠り見た夢を「夢の本」に綴る大変人気があるとか

◇◆◇美人林◇◆◇

ちょうど昼食になったので、美人林に隣接する森の学校（キョロロ）で夏野菜で作られたカレーやお蕎麦を頂き、雨も小振りになったので、丘陵に広がる樹齢約80年ほどのブナの林をのんびりと散策。すらりとしたブナの美しい立ち姿から「美人林」と呼ばれ、野鳥の宝庫でもあり、「キョロロ」と鳴く真っ赤な野鳥「アカショウビン」は町のシンボルとして愛され館名の由来にもなっているとか。雨でしっとり濡れた木肌は風情があって素敵でした♪


新潟県森林浴の森百選	美人林	すらりとしたブナの木々が

	今年の猛暑の為池の水がこんなに少なく・・・	池に木々が映り込み、鯉がすいすいと

大雪の為根元が湾曲している	一瞬太陽が！

森の学校「キョロロ」	木々で作られた愉しい動物達ち	かわいい動物にまたがり、しばし戯れる

**********二日目********** 宿→棚田撮影→宿にて朝食→十日町散策→昼食（蕎麦）→越後湯沢→アルプの里

◇◆◇星峠の棚田◇◆◇

その夜はバケツをひっくり返したような土砂降りの雨と雷でしたが、早朝4時にはピタリとやみ、地元をこよなく愛するカメラマンの佐藤さんが、4時半に車で宿まで迎えに来て下さり、まだ真っ暗な山道を慣れた運転ですいすいと、先ずは日本一の棚田「星峠の棚田」へ案内して下さった。真っ暗な中でしばらく車の中で、ドキドキとしながら待機して、夜が白々と明け始める頃に外に飛び出し、撮り始めたが、広い棚田のあちこちから霧が立ち込め、思案していると佐藤さんが細かく手取り足取り？マンツーマンで適切なアドバイスをして下さり、カメラ教室ではとても体験できないほど、ご親切に教えて下さり良い勉強になりました。刻一刻と情景が変化する中で、やや興奮気味に夢中でシャッターを押す。一時間ほどすると雲間からホンの一瞬朝日が顔を出し、思わず仲間達からも歓声の声が上がり、手を合わせご来光を拝んだ！その後、周辺の何ヵ所かの棚田へも3時間ほどかけて最高のスポットをご案内下さり、感動的なシーンを体験することができました！

[星峠棚田]

星峠棚田
あちこちから霧が立ち込め

[星峠棚田]

星峠棚田
ズームで近くに寄って！

[棚田]

雲間からホンの一瞬、朝日が現れた瞬間一面黄金色に輝いて！


早朝5時ごろ		あちこちから霧が立ち込め

刻一刻と情景が変化	6時ごろ一瞬雲間から朝日が！	黄金色に輝いて～

◇◆◇他の棚田◇◆◇


早稲田の棚田	新田の棚田	留守原の棚田

[民家]

天水島の茅葺民家
棚田の狭い道を入り込んで、バックでビューポイントまで行って下さった

◇◆◇アルプの里のロックガーデン◇◆◇

十日町から越後湯沢に出て、ロープウェーに乗るころは又土砂降り、頂上に着くと雨はほとんどやみ、湿生園からロックガーデンまで行って、高山植物を見学してきました。 2,3年前にも来たことがあり、懐かしかった

湿生園・あやめヶ池


リンドウ（ピンク）	サワギキョウ	アサマフウロ	ワレモコウ	リンドウ	ヒダカミセバヤ

アキアカネ	キンロバイ	洋種ナンブトラノオ	赤トンボ	ホタルブクロ	リンドウ

アキノキリンソウ	タムラソウ	シラタマノキ	キレンゲショウマ	シュウメイギク	トリカブト

◇◆◇旅を終わって・・・◇◆◇今年の十日町松代への旅は、私個人としては、憧れの棚田を見ることが一番の目的でしたが、幹事さんの計らいで早朝の棚田を案内して下さるシステムがあることを知り、予約を入れておいて下さった。今回大変お世話になったカメラマンの佐藤一善さんのブログ『松之山好日』には故郷である松之山の素晴らしい写真が毎日更新されていますので、どうぞご覧下さい。立派な写真集も出されております。こちらの棚田は現在70代、80代の方がやっておられ、後10年もしたら後継者がいなくなり、この素晴らしい棚田の風景も見られなくなるかもと佐藤さんは嘆いておられました。今回出かける前にこちらは相変わらずの猛暑続きでしたが、新潟は生憎の雨の予報が出て、どうなるかと案じて出かけましたが、仲間の一人に晴れ女がいて、目的地に到着すると雨が上がると言うとてもラッキーで、想い出深い旅となりました。

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