松 戸 市 民 合 唱 団

Member


 戦後間もない昭和28年に数名のメンバーにより、千葉県松戸市で産声をあげたアマチュアの混声合唱団です。
 創設期は「歌声」的な活動が中心でしたが、時代の進展とともに混声合唱団としての形が整い、それとともにレパートリーも童謡や民謡・愛唱歌のアレンジものからオリジナルの合唱曲へと広がりを見せてきました。
 その間、県や市の合唱祭に出場するとともに独自の定期演奏会を開催したり、県や東京都のコンクール・アンサンブルコンテストに出場し入賞する等、松戸市の合唱活動をリードしてきました。
 現在では市内に多くの合唱団が設立され、それぞれが個性溢れる活動を展開しています。そのような中で市民合唱団も社会の変化や団員の平均年齢上昇に対応する活動を模索しつつ、現在はア・カペラの合唱曲をレパートリーの中心にして、歌詞の発音と意味・声によるハーモニーの美しさを追求する合唱を目指しています。
 演奏会は松戸市の合唱交歓会と合唱祭そして、曲目がある程度集まったら開催する「小さな音楽会」という不定期演奏会(!?)が中心です。また団内の男声有志によるカルテットが、市内の高齢者施設等へボランティアで音楽会を出前する活動も行っています。声のケアとトレーニングとして月に一回講師の先生によるボイス・トレーニングがあります。



 【日 時】   毎週 木曜日 午後6時〜午後9時 (6時30分ぐらいから4パートが揃います。)
 【会 場】   松戸市民会館303号室(音楽室)
       ※ 市民会館はJR松戸駅東口から徒歩で10分くらいです。 地図は⇒こちら
 【会 費】   毎月4,000円 、入会時に入会費を1,000円別途いただきます。
 【特別練習】 8月の最終(金)(土)(日)に合宿を毎年行っています。昨年は会津高原のペンション「ラ・フォリア」を借りきって、温泉と練習を堪能してきました。
 【その他】  練習の見学は随時ご自由にお越し下さい、大歓迎いたします。その際下にあるメール・ボックスから連絡をいただければと思います。

                                                                  お問い合わせ、見学、入団希望はこちらへ  


 

現  在  練  習  中  の  曲(2009.7.09現在)
作  曲  者 曲     名 使 用 楽 譜 備         考
T.Morley
Traditional
Traditional
APRIL IS IN MY MISTRESS FACE
AMAZING GRACE
SCARBOROUGH FAIR

netからの
freeスコア
愛唱曲として歌っていきます。
大中 恩 混声合唱曲「島よ」 カワイ出版 全曲に挑戦です。

現 在 の メ ン バ ー         (2009.7.09)
 ソプラノ   5名   指揮者  1名 
 アルト  7名  ヴォイス・トレーナー   1名
 テノール  3名  ピアニスト  1名
 バス  3名

※ 皆さん様々な職業の方そして悠々自適の方、人生経験豊かなメンバーが多く、楽しい話題がいっぱいです。もちろん音楽や歌の話題もいっぱいですよ。

※ 確定したものから順次upします。

8月28(金),29(土),30(日) 合宿(ペンション「ラ・フォリア」にて)

 ここは合唱団の活動を通して感じたこと・考えたことを書き込んでいきます。 まあ、平たく言えば「世間話」です。

  まず手始めに今年は永く付き合うであろうBrahmsの曲から始めましょう。
  Brahmsというと、何か「地味で渋い音楽」というイメージを持っている人は案外多いのではないでしょうか。    
  彼の器楽作品がベートーヴェンの後を引き継いでいる作風といわれること、時代の潮流にのらずに保守
 的なシンフォニーを4曲(どれも傑作です)世に送り出したこと。
  そして、彼の生まれた北ドイツの「風」がその音楽から強く感じられること、からきていると思われます。
  しかし、彼の器楽曲の一つ一つのパートに耳を傾けると、何とも言われない素敵な旋律が聞こえてくるの
 です。
  それは、あたかも雲を通した、暖かいけれども柔らかな太陽を求めるような。
  声楽の作品でも、彼の敬愛していたシューベルトには及びませんが460余りの作品をこの世に残してい
 ます。これは質量共に彼の創作の根源に「人の歌声」が流れていた証になると思われます。
  特に合唱作品の分野では民謡を素材にした作品でも、旋律を支える和声に独特の工夫が成されています。
  彼は合唱の指揮を多く経験していたので、それが創作に反映されどのパートも気持ちよく歌え、表現できる
 ものになっています。

  「ブラームスはお好き」と言えるような演奏を目指すことが今年の大きな課題です。



「ブラームスの肖像」
         ちなみにこんなのも
 左から右へと年を重ねて行く訳ですが、「Liebes lieder Op52」を作曲したのはどのへんでしょうか、正解は次回に。