もとは金森氏の下屋敷のひとつ。金森氏が転封されたのち、天領となった飛騨で幕府から派遣された代官や郡代が政務をとった場所(高山城は金森氏転封の地に破却された)で、郡代所の建物として残っているのは全国でもここ高山のみ。幕府解体後も県庁、支庁、県事務所など地方の役所として使われた。
内部には政務をとる場所や代官の夫人の部屋、大広間、台所、白州、米倉などがあります。白州を見たのは初めてで、思ったよりも狭く、白くないなと言うのが感想でした。お城はさんざん見てきたけど、政庁を見るのは初めてだったので非常に興味深かったです。

人間国宝を含む著名な陶芸家の作品がたくさん見ることが出来ます。芸術が分からない私でも、思わず見とれてしまうような作品が沢山あります。また木曽の見事な檜を使った建物にはびっくり。一体いくらかけて建てたのだろうと思う。ただ残念なことにまだ新しいせいかお庭にはまだ落ち着きを感じられませんでした。また、二階の展示室の玉虫細工。これ、きらびやかすぎてあまり見ていて気持ちがいいとは思いませんでした。芸術に対して非常に申し訳ないのですけどね。これ、本当に玉虫の羽を使っているんですね〜ナンマンダブ…。

 うちの父親がお気に入りの銀河高原ビール。実は高山の地ビールだったのですね。本場の職人がつくったドイツビールだとか。非常にスッキリとした味わいで、とてものどに心地よい味です。最近はスーパーでもよく売っています。お値段は少々高めですけど、おいしいです。一度お試しあれ。