■朴葉とは…

大きな葉を持つモクレン科の植物
朴葉とは朴の木の葉で、モクレン科の植物。高さ20〜30mに達する落葉高木で全国各地の山間に他の広葉樹と共に生えている。5〜6月に大きな乳白色の花をつける。
葉の大きさは少し大きいもので30pくらいで、時には50pになるものもあり、日本の広葉樹としてはかなり大きい方である。
飛騨地方では古来、朴葉を食物を盛る葉に使われてきた。またミソや漬け物を焼くフライパン代わりに使用してきた。朴葉の上でものを焼くと葉の甘い香りがしみこみ香りの良いものになるという。また、葉には殺菌作用があり、良い香りと組み合わせて朴葉すしが作られている。ちなみの朴葉の朴は包む(つつむ)の意味とか。
また、朴の木の樹皮は古くから下痢止めや腹痛止めに使われていたらしい。実は日本人とは古来から切り離せない存在だったかもしれない。