長江下流域に位置する江南地方の中心都市。長江流域の水利を生かして栄えてきた町であり、秦の時代にはすでに史書に名前がある。南京が有名になるのは三国時代、呉の孫権がここに都し、建業と名付けた事から始まる。以後、南北朝時代には南朝の6王朝や明初の首都となり、栄華を極めた。郊外には呉の孫権や梁の武帝、明太祖などの陵墓がある。近現代においても、中華民国の首都となるなど、歴史的に重要な地位を占めてきた都市である。(ちなみに「台湾」の名称は「中華民国」であり、その首都は「南京」。台北は「中華民国台湾省」の首府で、「臨時の首都」)。また、中国革命の父と呼ばれた孫文が眠る中山陵も南京にある。古代から現代まで、あまりにも多くの歴史に彩られた街である。

■南京大橋
 長江。数々の歴史を刻んできたこの大河をみたのは初めて。ガイドさんがアイドルばりにかわいかったのはめちゃ嬉しかった。ちゃっかり2ショット写真も撮った(笑)行ったのはちょうど春節、つまり中国の旧正月で、橋の上は車がいっぱいでした。
この大河では数々の戦いが行われ、歴史の分岐点となった大戦もいくつもあります。中国の歴史にとって大きな存在であったこの大河を始めて見ることが出来て非常に感動しました。
橋の上から見る風景はなかなかのもの。たしか橋のに展望台みたいになっているところがあってエレベーターで上れる。このあたりの土産物はボッタものだった。

中山陵に建つ孫文の像
■中山陵

中山陵は中国革命の父と言われる孫文の眠る墓で、中国革命の聖地の一つ。内部には青天白日旗が掲げられており、おそらく中国国内でこの旗が掲げられているのはここだけであろう。孫文の遺体は廟所で保存されていた。棺の安置場所では私語や、立ち止まることは禁止。そこは冷気が漂い、荘厳な雰囲気が漂っていた。中国革命の父と呼ばれる孫文。今なお中国の人々から崇拝されている偉人である。
中国人の新婚さんが旅行で訪れる定番の場所でもある。私が南京を訪れたときもちょうど新婚さんが写真撮影に訪れていた。私が参加したツアー客は一緒に写真を撮ったりして大喜び。しっかりとお祝いのキャンディーをもらっていた。(中国では結婚式の時に甘いお菓子を配る風習があるらしい)
中山陵の上からの眺め。小高い所になるのだが、階段が平坦な道のように見える。革命の困難が終わり、革国づくりが平坦でありますように、という祈りが込められているとのこと。「革命未だならずして…」という言葉を残して亡くなった孫文。今の中国の経済成長をどう見ているのであろうか?

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