新春北部大闘牛大会
元日と二日、今帰仁村とうるま市で闘牛が行われた。今年の闘牛の幕開けを告げる新春闘牛シリーズで県内各地からの大勢の闘牛ファンや観光客でにぎわった。
新春北部大闘牛大会は午後1時から今帰仁村営闘牛場で寒風吹きすさぶ中での開催となった。厚着で身を固めた観客が身じろぎもせず次々に繰り広げられた八組(2組は不戦勝)の対戦を堪能した。注目の横綱戦は対戦開始早々大勝神龍のワリ技が琉昇天力BOSSの額にヒット。この一発が効き、突然BOSSが大きくのけぞるや否や脱兎のごとく敗走した。あっけなく勝負に観客も唖然。神龍は前回の酋長大力に続き、また、また挌上の相手を撃破し、価値ある2連勝となった。五番戦の山里パンダは荒技で知られる峯電機白狼の攻めをことごとく完封。5分余で息切れした白狼を敗走させる見事な勝利を収め、徳之島から移籍後2連勝となった。関脇戦は長期戦となったが、20分余で明二号が雄力に腹取りを決め、完勝した。大関戦は山原嵐の再三の押し込みを持ちこたえた東海天一が4分余で快勝した。