「やあ諸君。神算鬼謀のエクソシスト、フェルディナンド・ヴァイセンブルクだ」

「もうみんなとっくに知っとると思うねんけど
 わいがナックル界の千才鬼才の美形キャラ、リュウ・ドラグーンや」

「…………」

「……左京さんや」

「……ナックル界の鬼斧神工の美形キャラ、暁左京さんだな」

「……うむ」

「ってわけでやな、今回は例の鬼退治作品のロゴジェネレーターつこうてみたんで、
 皆の名乗りも鬼にまつわる言葉付けてみたんやけど……
 なんや、天駆はどないしたん?鬼気森然の美形剣士!とか考えとったのにな?」

「その事だが、彼が出演したリレー小説内での扱いが端役だっただろう?
 それでも諦めきれず、終盤での再登場に一縷の望みを託して準備していたらしいんだが、
 掲示板のサービス終了で企画自体が終了した事で寝込んでしまってな……」

「……不甲斐なし」

「ほか、そなら仕方ないな。
 しっかし、ワイが出演しなくなった途端サービス側にまで愛想付かされるとはな?
 やっぱアレやな、持ってる奴と持ってない奴っておるんやなぁ……」

「……よもやよもやだ」

「ううむ……幕切れが初代むらたん板と全く同じというのは
 何か因果を感じずにはいられぬな。」

「……老いるからこそ死ぬからこそ、堪らなく愛おしい、尊いのだ。」

「…………せ、せやな。」

「…………ゴモットモダトオモイマス。」

「――すいません!流石に遅くなりました!やあ!ナックルファイターの美形キャラ、天駆光だよ!」

「あれ、なんや天駆、来たんかいな。
 リレー小説でのあんまりな扱いに着の身着のまま、
 モルドバへ傷心の旅に出たって聞いてたで?」

「どこからの情報ですか、流石に!
 それは流石にショックでしたけど、いつまでもへこたれているワケにも行きませんからね!
 前向きに行こうと思って考え直したんですよ!流石に!」

「……うむ、胸を張って生きろ、心を燃やせ。」

「……ブフゥ!!
 なんですか左京さんその妙な格好と物言い!
 流石の僕も失笑せざるを得ない!!

「あ」

「あ」

…………斬る

「へ?いや、左京さんちょっと?
 いつもと持ってる刀違いますけど何ですかその赤い刀こっちに向けちゃあぶな――」

(すまんな天駆、左京さんに鬼滅薦めたワイらを許してや……!)

(無限列車編一緒に見に行った時におんおん号泣してたのには正直引いたな……)

「……まったく、赫刀が首にかかった瞬間
 流石に死ぬかと思いましたよ!」

「……(つω`*)テヘッ」

「その顔で可愛らしくごまかされても、流石に……。
 というか毎度ではありますが、今回はまた随分と間が空きましたね?
 久々にお呼びがあってびっくりしましたよ、流石に。」

「ああ、それなんやけどなあ……。
 ま、色々あるねん。色々なぁ……。
 ついでに言えば冒頭茶番のネタが微妙に古いのも
 投票終了前に用意してたネタ使いまわしたせいやな。」

「……うむ。」

「はあ……よくわかりませんが、始めましょうか。流石に。
 ええと、今回は2019〜2020期間内のナックル選手権結果発表と寸評ですよね?」

「うむ、そうなるが――先に一つ言わねばなるまい。
 今回は票数合計ではなく、コメント数合計にて結果を発表することとなった。」

「へ?どういうことですか?
 まあ今までの傾向を考えればコメント数の多いものと票数の多いものはだいたい比例してますし、
 問題は無いかもしれないですけど……」

「それもまたさっき言ってたいろいろのウチやけど……
 まあええわ、始めるで。」

10位(1コメント)
宮本 茂[最海]
Maid Alpha Custom[よっとまん]
らー[タコヤリイカ]
クロカワ[新井]

「下位が団子になるのは定番ではありますね。流石に。」

「久々ついでに、丁寧にいっこずつ取り上げとこか。
 で、初っ端は……ミヤホンさんやな。いつぞやのゼルダ新作発表の時の恰好やけど、
 何故かマイナーハードのCD-i版ゼルダの伝説基準の動きで戦うで。」

宮本 茂[最海]
・ちなみに尻叩きはありません。by作者

「……んなこと言うても元ネタがマイナー過ぎてなんのこっちゃ!
 でもアレや、掲示板でここの管理人も触れとったけど、
 ぎこちない動きがKAZU版リンク思い出してちょっと懐かしかったで。」

「む、少し待て。どうやら資料映像があるようだ。
 そちらを見てからならば理解も深まるのではないか?」

「へえ、そんなものが…。確認する価値はありそうですね。流石に。」




「…………。」

「…………。」

「…………。」

「…………。」

「……次、いこか。」



Maid Alpha Custom[よっとまん]
・ホバリングが楽しい。

「alphes氏の古典的名作を拡張本体用にしたもの、か……。
 Eternal Fighter ZEROでもセルフパロディ(制作にalphes氏が関わっている)されていたキャラだな。  だがこれは、矢代氏が調整したものをベースに不具合や永パを取り除いた程度……?」

「そうはいうがなフェルやん、元はすごいんやで?」

「そうなんですか?初期ナックルの名作と言われているものですし、流石に……」

「……前ジャンプ強で永パ。」

「……え?」

「低空26弱でも永パやな」

「……は?」

「見てくれこそ今でも通用するけど、
 中身は90年代ナックルの無法地帯でヒャッハーなキャラっちうな。
 元キャラじっくり動かしてみ?チビるで?」

「美麗グラフィックは百難隠す」

「やめろ。あと唐突に出るんじゃない。」


らー[タコヤリイカ]
・まるでクワガタのような構えがイカす

「投げコンボに挑戦した意欲作ですね!
 投げはナックルでは苦手とされている分野だけに、
 その挑戦する心を流石と評価したいですね!」

「……うむ。」

「厳しい事言うんなら、投げコンボのテンポ悪くて爽快感を疎外してる事やな。
 でもやってる挑戦自体はめっちゃ評価したいキャラやねん、ホンマ。」

「関節角度変更による捏造モーション中心なのも気にはなるが――
 それらも今後、研究次第で気持ちの良い動きが作れるはずだ。
 実験作としてはなかなか見るべき箇所が多い作品だな。」

クロカワ[新井]
・調子に乗ってピョンピョンしてたら超技でわからされたので。

「とにかく……こんなキャラを投票項目としては認めん……
 ナックルファイターのブランドに傷がつくからな……」

「なにがナックルファイターのブランドですかぁあああ!!
 こんな限界集落に権威なんてありませぇええん!!!!
 残ったユーザーも最悪なんだから
 これ以上傷ついたってたいして変わりませんよぉぉおおお!!」

「なんだとぉ……」

「ウス!テンプレ会話流石ッス!でもクロカワさんと関係ないやり取りッス!」

「……ええと、うむ、そうだな……
 原作となる作品は現在全年齢版も展開中なので紹介しておこう。
 搾精病棟_全年齢版
 常軌を逸した設定や言語センス、濃すぎるキャラクター達など、一読の価値はあるはずだ。」

「同原作者による淫獄団地も色々凄い作品やんな。要チェックや!」


6位(2コメント)
秋月 涼[J・ドリルの旦那]
闇将軍[katu]
キャプテン・キャップ[始芽野]
テキトーなポリゴンキャラ(更新版)

「あれ、もう6位なんですね?」

「コメント集計では予想外に同数が多かった為だ。やむを得まい。」

秋月 涼[J・ドリルの旦那]
・765&876プロ最後の一人……ついに来たか!
まだ未完成とはいえ本当に全員揃うとは

「というわけで前回の水谷絵里から間は空いたが、
 ついに2までの主要女性アイドルが勢ぞろいと相成ったわけだ。」

「そやな……って、うん?」

「名前がRYOUだから!と、
 波動昇竜タイプのスタンダードにしてまとめたのも流石の手腕を感じます!」

「あくまで今回は未完成ということだが、
 ここまで大勢のアイドル達を作り切ったという功績を素直に賞賛したい。」

「……ちょい待ち、フェルやん。」

「うん?ずいぶん神妙な面持ちだが、なんだ?」

「……さっき、“主要女性アイドルが勢ぞろい”言うたよな?」

「うむ、そうだが?
 この作品は秋月涼の、“彼”の“女性アイドルとしての活動期間”の物を製作した物なのだ。
 何もおかしくはあるまい?」

「……解った上であえて言うとったんか……
 ちうか、なんでアイマスにそこまでこだわりあるんや……」

闇将軍[katu]F(更新版)[ゼータ]
・リレー小説の集大成として1票
・リレーの締めとして実にKFXらしかったので


「と、いうわけで今回の冒頭でも触れていたが、
 残念ながら再度消滅してしまったKFXリレー小説から生まれたキャラだ。」

「物語の進行に合わせての同時リリース!
 容易には実現できぬ荒業を魅せてもらい、流石と興奮せざるを得ませんよ!」

「……うむ。」

「作中のキャラの技取り込んだ設定生かして、
 それっぽい技をいくつも持ってるのも心憎い作りやねんな。
 話と一緒に物置にブン投げられてておったまげたわ〜」

「これの存在を(前回の後の飲み会で)聞いたときは流石に脱帽でしたよ。リレー小説なめてました。」

「分派した創作が本線の創作へと繋がった好例中の好例といっていいだろうな。
 勿論良い側面ばかりではないが、こういった好例も見せられて本当に良かった。」

「ただし、これってリレー小説見てないと
 性能バランス考えてないクソキャラ中のクソキャラにしか見えないねんけどな。」

「……内輪向け。」

「ナックル自体狭いのにKFXリレー小説参加範囲となるとさらに狭いですからね。流石に。」

「でもこういうのって、その限定された内輪でのウケはそらもう、ごっつ凄なるねん。
 大勢へのアピール顧みない姿勢、めっちゃ好きやで。」

キャプテン・キャップ[始芽野]
・新規参加実写メイカーとか天然記念物ものだでな


「……え?新規メイカー?しかも実写?またまたそんな、流石に騙されませんよ〜?」

「ホンマやで。」

「……え?」

「本当だぞ。」

「……え、あの、左京さん?」

「……うむ。」

「……そ、そんなバカな!!?そんな重要な事があった時だっていうのに!
 なんで!ここまで公開を後回しにしてしまったんですか流石に!!?」

「色々あったんや。」

「色々あったのだ。」

「色々あったのよ……」

「……うむ。」

・面白可笑しくキャラを紹介して頂ける当企画に出たい!という私欲が公開に至った動機の一つでした(自薦)

「そう言って頂いたにも関わらず、本当にこんな遅れての公開になったこと、
 申し訳ございませんでした……」

「票数もなあ、アレそのまんまってわけにもいかんからコメ数基準にしたんやけど、
 そしたら意外なとこがコメあんま無くて困った……
 って被害モロに受けたのがキャプテンキャップなんよ。」

「初期準備稿通りにいかなくなり困った要因の一つではあるな。
 そのあたりの話はひとまず置いといて――初リリース作品にも関わらず丁寧なモーション、
 特別なことは多くないが基本に忠実な作りと、好感が持てるポイントは多いキャラだな。」

「むつかしいこと無理くりやって基本おろそかになるよりずっとええからな。
 格ゲーとしての最低限の要素だけなら初代KFXでそろってるんやし、
 KFA用だろうがそれに毛が生えた程度でもええんよな。」

「……質実剛健。」

「だからと言って地味って事もないんですよね。
 実写だということがそれだけで印象強いのはもちろん、
 ちゃんと主張するボイスがあれば十分だと気付かせてくれますね!流石です!」

テキトーなポリゴンキャラ(更新版)
・ひっそり更新され続けててコーヒー吹いた
・追記編集だとソートを更新順にしても上に来ない仕様を理解したぞっ

「……は?またまたそんな冗談を。流石に――」

「天丼はええねん。続けるで〜
 そんなわけで更新されとる。ちうか今年(2022年9月現在)も更新され続けとるからびっくらぽんや。」

「コメントにもある通り、公開されている場所では更新が判別しづらい状況だ。
 人の目につきにくいにもかかわらず、黙々と更新され続ける姿に心底感嘆せざるを得ないな。」

「更新内容とはあんま関係ない話やけど、
 こいつってCOMで出てくるとエネミー練り込まれててびっくりするんよ。
 まあエネミーに限らず、地味な見た目に反してリスト全般で細かに作りこまれてるのが特徴やね。」

「……質実剛健。」

「左京さんそれさっきも言いましたよね?流石に。」

5位(3コメント)
・ハコダテ ロクロウ[SS]

「かつて突如物置に現れ、その性能に魅せられた中毒者を生み出した
 ハコダテ クサブロウの弟、ハコダテ ロクロウが5位となった。」

・発気age

「このキャラ自体はクサブロウの弟という側面よりも、
 ぼっ……もとい、発気(ほっき)術を扱うとかの設定面や各種技のそれが
 ファミコンのマイナーな格闘ゲーム“ファイティングロード”の再現に注力してる感じやな。」



「へえ、ファミコンなのに様々な技が用意されてるんですねえ。
 元ネタを知ればなるほど、各所に流石と唸る再現があることに気が付かされますね!」

「ただし再現性重視の面が強く、
 兄であるクサブロウのようなマニアックなコンボパーツなどはそこまで準備されていない印象だな。
 アニメーションなどの完成度は流石のSS氏だと唸らされる部分も多いが……。」

「むしろ、この技いるか?とかなっちゃう部分が多い印象やな。
 ある意味それも元ゲーの要素再現なのかもしれへんけど。」

・セカイノタメニハ コレデ...
・お兄ちゃんが言う病院に行けって、そういう意味だったのか...


「で、このキャラ、セリフが所謂“中二病”っぽいのが多いんねや。
 そこんトコにクサブロウで勝ってこの勝ちセリフ言わせるとな?これがしっくりくるんやわ〜。」

「もっとも、元ネタ及びこのキャラ自体をやってみればわかると思うが、
 彼は何も伊達や酔狂でそう言ったセリフを言ってるわけではないとわかるのだが……。
 ……というかロクロウ君に憑いてるアレって、私の仕事の領分なのではないか?」

「フェルディナンドハ ロクロウヲサガシニ
 ハルバル アマゾンヘト、 タビダッタ。」

「ほいフェルやん、ブラジルへの航空券とってきたで。神速で。」

「有無を言わさずアマゾン送り確定!?」


4位(6票)
DANNA[J・ドリルの旦那]

「嫌がらせに徹して相手をイラつかせた奴が勝ち!
 DANNAが上位下位へ睨みを効かす位置でフィニッシュです!」

「いやあ、面白いでこのキャラ?
 設置にダウンからの追加入力各種や相手のけぞらない飛び道具、
 まともな近接攻撃手段はやたら威力幅あるランダム攻撃とか、
 人をおちょくることに全力傾けてる感がな、もう、すっごいんよ!」

「ステージBGMまでラウンド開始ごとに長いイントロを読み直すとか、
 兎に角メンタルをケヅることに余念がないな……」


・起き上がりリバサでエル・フォルテムーヴ出来るとか悪魔の発想かよ・・
・超必が近距離強からしか繋がらないマニアックさが好き。236236じゃなくて2626なので実用レベルなのもよい

「実際相手にすると起き上がりからの派生にやきもきさせられることは必至だな。
 対人戦でなくともダウンからの派生各種はくらい判定が小さいので、気軽に出せるのも心強いな。」

「その上で、まともな連続技は近距離強からしか繋がらない、
 というのも流石、徹底してますよね。まともに殴り合うな!
 ってメッセージがじわじわとにじみ出てくるようじゃないですか……!」

「……一貫性の塊だ。」

・バカヤロウお前(聞き取れない)勝つぞオラァ
・すべがにVS旦那というあの頃のナックラーが夢見た(?)宿命の対決が実現!

「おまけにやな、ちょっと古めのナックラーなら当然、
 旦那氏といえばすべがに氏と変な因縁(?)やってたトコ覚えとるやろけど……
 当然の権利のごとく、専用固有デモ搭載や!」

「……うむ。」

「このキャラに対しての満足度はものすごく高い。
 今回の投票開始時の下馬評では一位はこのキャラか、
 もう一つの対抗馬が順当だという話も流れていたな。」

「……あの、振り返りつつ思ったんですが、
 今回大幅に遅れたのって近年稀にみる大豊作回だったからなんですか?
 皆さん寸評語る時凄い楽しそうですし。」

「…………。」

「そういう事だけならば……良かったんだがな……。」

「せやなぁ……うん……。」

(この話をしたとたん皆、目が虚ろに……!?
 なんなんだ、流石に……。)

3位(5コメント)
Qちゃん[J・ドリルの旦那]


「キャラサイズ調整ミス?いいや違うね、基準サイズは壊すためにあるッ!
 掟破りの超巨大実写キャラ!Qちゃんが3位です!」

・いそうでいなかったタイプのクソデカ実写キャラ。まさにナックル実写キャラの盲点


「……盲点だな。」

「せやなぁ、コイツ見たときはしてやられた!って舌巻いたわ。」

「それこそ実写キャラサイズ調整ミスから
 微妙に大きい、小さい等はよく聞く話だが……、
 画面をはみ出さんばかりに大きくしてしまえばそんな事は些事だと気づかされる。
 まさに発想の勝利のキャラだな。」

「似たような着想となると尊輔まで遡るんやないかな。
 あっちは画像一枚やけど。」

「そこだ。旧KFX基準で考えれば、
 このキャラはたとえ思いついても作ることはできなかったのだ。
 “画像容量制限”という絶対の壁があるからな。
 作ったとしても標準的なアニメーションをさせることは困難極まる。」

「成程、言われてみれば……。発想の盲点であるとともに、
 拡張本体でしかありえないキャラでもあるんですね、コレ。流石です。」

・どうだ?野球は最高じゃろう?

「うん!……って何言わせるんですか!
 左京さんも何嬉々としてこっちにバット振ろうとしてるんですか流石に!」

「……チッ」

「ちょっとぉ!?今の聞きましたか皆さん!?今この人舌打ち――」

「2ゲージ技はタイミングよくボタン押してホームランするんやな。」

「フラッシュ終了と共に消えたプーさんのホームランダービーオマージュだな。」

「ちょ、スルー!?」

・格闘スタイル:チンパン

「当然思って言い忘れとったけど、
 このキャラはのけぞり無しのアーマー技なんぞを
 強引にぶち当ててく、見た目通りのパワーキャラなんやな。」

「そういった解りやすい強味を持った技を
 ゴリ押していくプレイスタイルを皮肉った呼び方が“チンパン”なんでしたっけ?」

「おかしいよね」

「うわでた」

「チンパンジーとか凄く知性的なのにその呼び方絶対おかしいよ。
 絶対有象無象のホモサピエンスの方が知性低――」

「帰れや人間不信社会不適合者!――ま、確かにアレや、
 明確に強み理解せんとできんし、言うほど知性欠いた行為ちゃうよね。
 あとな、そんな感じの格ゲー界隈のスラングって基本ガラ悪いから、
 もうちょい外面考えろやってのもちょくちょく聞くわ。」

「未だ灰皿飛び回ってた時代を引き摺ってる感は否めないな。
 トッププレイヤー層がプロゲーマーとして露出が増えた今だからこそ、
 熟慮すべき点かもしれぬ。」

「せやなぁ……アレや、ゲーミングお嬢様がウケたのも
 そこらへんのガラの悪さ皮肉ったネタやからこそやしなぁ……。」


・カキョウイン テンメイ(オバQよりこっちが由来だと思う)
・特になし


「まあ被写体元さんのHNが空条Q太郎やからな。
 ジョジョの例のシーンリスペクトなのはご存じの通りっちう――
 それは兎も角、特になしってなんや。」

「“特になし”というコメントがあったのでそのまま集計した。」

「ええ……?」

「DANNAとの順位差それで決めちゃうんか……
 ま、今回はコメント集計と決めたししゃーないな!うん!」

「……うむ。」

(なんか妙なところで皆投げ槍だ……)



「それでは次は……
 え?これ間違ってないんですか?流石に。」

「ん、別に間違ってないで。」

「うむ。」

「躊躇うことはない。発表してくれたまえ。」

「……解りました
 では、初の同率一位!同時優勝はこの二体!」

1位(7コメント)
片時雨 夜叉[ゼータ]
因幡 てゐ[NL3]


「絶望という名の地下鉄に乗りこんで鼻歌交じりにやってきた美少女アンドロイド!!

 片時雨夜叉!!

 因幡の白兎はナックルファイターにも幸運を振りまいて往く!

 因幡てゐ!!

 皆様、盛大な拍手でお迎えくださいッ……!!」

「うむ、どちらも素晴らしいキャラクターで納得の一言だ。おめでとう。」

「せやな、特にネタ挟まんでもどっちも素晴らしいキャラやわ。おめでとさん。」

「おめでとう 両名共に おめでとう」

「……って、なんか皆さん反応薄くないですか?」

「……そこんとこやけどな、5位以上はけったいなネタ挟まんでも
 ダイジョブな完成度の物ばかりで、申し訳なくなってしもて、な……」

「それだけに……外部事情に囚われず、
 投票終了後からすんなり発表できていればどれだけ良かったか……。」

「……口惜しい、な。」

「……むう、解らないでもないですが、
 今こうやって発表できたことを素直に喜びましょうよ。流石に。」

「あー、せやな!スマンな天駆!お前の言う通りや!
 ほならまずは片時雨 夜叉のコメント欄からチェックしていこか!」

・一年ぶりにやってきた!投票!そして数々の追加キャラ達!!

「うっ」

「ぐっ」

「ぐええー」

「ガハァ!」

「言ったそばから皆(+1)でダメージ受けてるゥー!!?」

・設定的・システム的に拘りをあらん限り詰め込んだオリキャラということでとにかく拍手。
・ド派手演出マシマシで見てるだけでも楽しい

「黒セーラー巨乳黒髪短髪痛覚無しアンドロイド!
 ちょっと思いついた部分列挙するだけでてんこ盛りやからな!」

「設定はもちろんですけど、ゲーム的にも盛りだくさんですよね。
 チェーンからスパキャン、さらには必殺から必殺キャンセルまであるので、
 テキトーに色々繋がるのは使ってて流石の気持ち良さ!」

「さらには画面演出もド派手で、
 いやが上にも気分が盛り上がるというものだ。」

・まーた灰児オマージュか!と少し思ったけど大体魔人さん一人の所為だった

「言われてみたらせやな、魔人さんとこで多く使われとっただけで、
 皆殺しのトランペットと絶望という名の地下鉄そんなに搭載キャラおらんわ。」

「一応リスペクトした手書きキャラが一体居たが、
 たしか通常公開はされてなかった、か。」

・とりあえず巨乳なので

「安直すぎやろ!」

「お嫌いですか?」

「いや当然、好きやでおっぱい。」

「……素朴な疑問なのだが、アンドロイドの乳房に必要性はあるのか……?」

「そんなん簡単やで、フェルやん。
 人類の夢に、終わりはないんやで……」

・正直、初期から考えるとこの成長は凄い


「私が一番感心している部分はここだな。
 あまり人を格付けするのは宜しくないとは思うが、
 初期のゼータ氏(現HN:オルトエデン氏)はメイカーとして
 技術面、知識面において相当下位の位置だったという認識が強い。」

「初期からなんか光るものはあったからじっくり見守っとったけどな。」

「実写メイカーならなんでも応援するわけじゃないヨ。
 本当だヨ。
 
 ……実写作るだけで注目ポイント上がるのは否定しないけど。」

「だが、そこから約7年程。片時雨夜叉は言うまでもなく、
 トップクラスの完成度を誇るキャラとして完成された事は誰の目から見ても明らか!
 そう、かつて軽んじられたであろう製作者が
 目を見張る完成度の物を創りだすまでに成長した!
 実に痛快ではありませんか!そして、これを快挙と言わずして何と言おうか!」

「素晴らしい」

「そう、素晴らしい。とても素晴らしいことなんですよ左京さん。
 ついでに補足しておきますが、先の話にあったDANNA対抗馬とはこの片時雨夜叉の事です。
 ……だからこそ、言いましょうとも。
 かつてのナックラー達は処女作だけを見て見切るのが早すぎる、と」

「んー、せやなあ……
 確かに最初から完成系みたいな人はもてはやされて当然!ってトコあるねんけど、
 そればっか見て若い目を育てていくって事に無頓着というか、
 無関心なナックラーが多かった印象は確かにあるんよな……。」

「人材の育成は一朝一夕で出来るものではない。
 だがそこを疎かにしてきたからこその現状だという事は重々理解して欲しい処だ。」

「銀も 金も玉も何せむに 優れる宝子に しかめやも」

「ご高説、痛み入ります……。」

・継続して推し続けて行く

「……せやね、好きを推していけるだけの世界なら幸せやな。」

「……うむ。」

「……そうだな。」

「……なんかまたしんみりしちゃってますけど、
 次は因幡てゐのコメントに移りますよー」

因幡 てゐ[NL3]
・てゐ????
「……っと、最初からクエスチョンマーク連打コメントですが、
 流石にこれは説明が必要だと思いますよ。」

「……うむ。」

「では少し長くなるが……
 NL3氏の東方キャラのエントリーを検討したのはこれが初ではない。
 前作のチルノバージョンアップの際にも進言された案件だ。」

「確か2016ん時の票集計開始時やったかな?
 そん時はフリー素材とはいえ、外部ソースが主軸のものはちと塩梅悪いねんなぁ――
 とか言うて止めた思うんやけど……」

「だが、すでにこの言い訳は大きな矛盾をはらんでいるのだよ。
 芸人実写やゲーム以外のソースを持ち出した、
 所謂“なんでもアリ”の作品を許容している時点でな。
 完全にグレーどころか真っ黒な物体が他にエントリーしている。」

「そうですね。先にそちらを許容してるにも関わらず、
 権利的にはクリーンなものが通らない、というのは流石に道理が通らないですね。」

「後は前回のチルノ更新との“密度”と“重要度”の違い、だな。
 チルノが2016年にノミネート推薦を受けた際は
 あくまで2010年に既に完成されたものの“バージョンアップ”だったのに対し、
 てゐは“完全新作”の公開によるノミネートだ。
 取り上げるべき情報としての重要度も前回より格段に上と判断したわけだ。」

「ま、バージョンアップ物なんぞ2015の時からあったし、
 そこらへんも管理人の匙加減にすぎんけどな!
 
 ……で、ここまでの建前はええねん。もう本音ぶっちゃけてもいい頃合いやろ?」

「……いや〜、
 (草稿書いたら予想以上に人でなしの文章になったので)墓まで持ってくよ〜。」

「うわ気になる。流石に。」

「んじゃこの後打ち上げで。オフレコでね!」

「ええい散れ散れ!貴様が口を滑らすと碌な事にならん!」

・ゲージの作り込みが頭おかしい……
・一目見て分かる独自ゲージの頭おかしさ

「という訳でシステム面の完成度についてのコメントだな。
 先ほど話に出たチルノの時点でその面の完成度は常軌を逸していたのだが……」

「今回はそれをさらにバージョンアップしとるから頭が下がるわ。
 “けもふぁい”リスペクトっちゅー話やけど、
 残念ながらそのゲームはよう知らんけどな。」

「相手に攻撃して出てくるPアイテムを回収する様子を
 ナックルで見れるだけで流石に気分がアガります!」

「そうなんよなぁ、詳しく知らんでも
 それっぽいって感じられる演出在るのは気が効いとるよな。」

「そう、NL3氏のキャラで真っ先に語られるのは技術力だが、
 演出や調整なども隙が無く、配慮が行き届いた作りである事も忘れてはならないな。」

「……専用曲も、素晴らしい」

「せやねん、自前編曲のアレンジBGMも入ってんトコ含め、隙無しやんな。
 安直な無断転載やよく聞くフリー曲とかだとそこんとこでめっさ萎えたりするし、
 あんさん気配りの達人か!嬉しいし助かる!ってなるわ〜」

・ぴょんぴょん跳ね回ってKawaii! コンボも爽快!
・負けた時もなんか落ちてるのがかわいい。

「かわいいですよね。流石に。」

「……うむ。」

「システムめんどいからと敬遠する必要はないんよな。
 テキトーにボタンバシバシ叩いてコンボ繋げるだけでも、
 かわいらしくて楽しいと思えること請け合いや!」

「片時雨夜叉もだったが、気軽に爽快感を得られる作りであることは重要だろうな……
 ただでさえ気軽に触れられる娯楽が多い昨今、
 気軽に楽しめる導入努力はできる限りするべきだ。」

「ファーストインプレッションは大事ですからねえ、流石に……
 マニアックなスルメキャラも良いもんですけどそればかりでは困りますからね。」

「言うだけなら簡単やけど、初心者から上級者までの需要満たすブツなんぞ
 そうそう簡単に作れるもんちゃうけどな。」

「実現できなくとも、そのように向かう志は持つべきだ。」

・東方キャラもっと増えて……
・十分多すぎじゃないですか?

「……うん?」

「妙なコメントは一旦後回しにして、ナックルにおける東方キャラについてだ。
 原作再現を意識し二の足を踏む所が大きい作品と思われるが、技量あるメイカーならば
 ナックルファイターのシステム上であっても十分にテイストを表現できることが
 チルノとてゐで実証されたと言えるのだろうな。」

「むしろNL3氏ぐらいまでやらんとダメって敬遠することにならへんか?」

「いや、そうとも言い切れぬ。
 実を言えば、てゐと同年にもう一つ東方キャラがリリースされていたのだが……
 そちらは元ソースが元ソース故にこの投票では扱っていないが、
 テイストは十分に表現されていたと思える完成度ではあった。」

「ああ、せやったなぁ……
 つまりアレや、元がシューティングやからって、
 そこに固執する必要は無いやねんなって。」

「その通りだ。
 無論、そこへ至るには十分な原作理解度は必須なのだろうが、な。」

「……あの、そこじゃなくてですね、
 僕が言いたいのは後者の、こんな否定するようなコメントで一票扱いって……」

「あーせやなー!
 でもなー!今回はコメント集計と決めたししゃーないな!HAHAHA!」

「うむ、否定していようが“大切な一票”を投じた上での否定なのだから――
 このキャラ自体には好意があった上での他の否定なのだろうな?
 なにせ“大切な一票”なのだから、な?
 悪意でやるのならば“一票に大した意味がない”とでも思ってないとできないからなー?」

「……うむ。」

「え、ええ〜……???」

「流石に色々気になりますが、まとめ入りますね。」

「……うむ。」

総合MVP
片時雨 夜叉[ゼータ] 7コメント
因幡 てゐ[NL3] 7コメント

実写部門
特選−Qちゃん[J・ドリルの旦那]  5コメント
入選−DANNA[J・ドリルの旦那] 4コメント
佳作−キャプテン・キャップ[始芽野] 2コメント

手書き部門
特選−ハコダテ ロクロウ[SS] 3コメント
入選−該当なし
佳作−該当なし

3D部門
特選−秋月 涼[J・ドリルの旦那] 2コメント
入選−テキトーなポリゴンキャラ(更新版)  2コメント
佳作−該当なし

tingisu部門
特選−闇将軍[katu] 2コメント
入選−宮本 茂[最海] 1コメント
佳作−クロカワ[新井] 1コメント

「総合MVP同票同時受賞により対象候補が一つ少なくなってはいますが……
 実写が豊作だった代わりに、手書きが少なかった感じなんですかね?」

「いや、ううん、なんちゅーか……
 確かにそれも間違っとる訳やないんやけどなぁ……」

「実際には今回はmer氏のシオンちゃんや
 らせつ氏のやつはしちゃんなど、他にも見るべき新作手書きキャラは存在していたが
 残念ながらコメントは無かったため省かせてもらった形だ。
 手書きと言うには少し違うジャンルだが、
 Shinkichi氏のUboaもコメント無しの為の除外だな。」

「ん、2019年に危惧してた予想をはるかに裏切って全体で粒ぞろいやってんな。
 やつはしちゃんは一発ネタやししゃーないとも思うねんけど、
 シオンちゃんはなぁ、もうちょい取り上げたかったんやけどなぁ。」

「元ネタが元ネタなのでコメントが少々難しいところがあったゆえの弊害だな。
 何度も言った通り今回は“コメント数”基準で進行させてもらった以上、やむをえまい。」

「んー、そか……
 ほんじゃ、それ以外はコメント確認中に十分話すこと話した感じするしな!
 ほなとっとと解散や!おつかれやで!」

「……そうだな。次回はあるかどうかわからぬという事で、本日はこの後慰労会の予定だ。
 前回と同じ場所で準備済みなので、各員そこで合流だ。」

「……うむ。」

「わーい!」

「貴様は呼んでいな――いや、そうだな、
 折角だから以前この会議に多少は関わった人員を連れて来てくれ。
 最後かもしれないからな。」

「おっけー!
 キャハー!生零次兄さんと生ルシスきゅんに会えるゥ!我カンゲキ!!」

「……え?ええええええ!?
 ちょ、ちょっとなんですか皆さん!?おかしいですよ!?
 いつもだったら今年度の全体を見直してまとめの一言あって盛大な茶番が――」

「……天駆光。」

「へ?なんですか左京さん、突然フルネームで――」

……空気読め!

「――え、は、はい……。」





































「――まったく、流石に今回おかしいですよ、皆さん……。
 第一、なんで投票数をひた隠しにするのか、流石に理解に苦しみますよ!
 一部のキャラがコメント数で割を食ったとか言ってましたけど、
 それなら素直に票数を――ああ、あったあった、これが今回の票数――」








「」








「な……」













なんじゃこりゃああああ!!??