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「愛するOSHO 痛みや惨めさ、苦悩、苦痛といったことは理解し、
落としてしまうべきだということはよく知っています。
しかし、
なぜこうした事柄をおしまいにしてしまうのが難しいのでしょうか。」
苦悩という、万人が抱える内側の闇に、覚者・OSHOが持ち込む「理解」という光のメッセージ。
「実のところ、あなたがそれにしがみついている」――
逆説に富んだ洞察と、盛り沢山のジョークや逸話で、いつしか聴衆を、苦悩なき光の領域へと誘う。
◆
「だれも本気では、自分の苦悩を払い落としてしまいたくはないのだ。
あなたはとても真摯に、この問いかけをしなくてはならない。
あなたは孤独になる用意があるかね?
少なくとも苦悩、苦痛、惨めさは、あなたを特別な何者かにしてくれる。
それはあなたに何らかの人格や、ある種のアイデンティティを与えてくれる。
何よりも、その惨めさはあなたのものであり、他の誰のものでもないのだ。
それはあなたの財産であり、特権なのだ。もしそれが取り去られてしまったら、
あなたは乞食になってしまうだろう。
あなたは私に、どうして惨めな状態を終わりにするのが難しいのかと聞いている。
あなたがそれを終わりにしたくないから難しいのだ
OSHO(DVDより)
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