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BODHIDHARMA
The Greatest Zen Master #1
「彼について語ることは自分自身を語るようなもの」
インドから中国に禅を伝えた禅宗の開祖・菩提達磨を、
類いまれな親密さをもって神秘家OSHOが語り尽くす。
達磨の、人となり、中国武帝との邂逅、
禅問答のような弟子たちとのやりとり
――奇妙で魅惑的な逸話が、
OSHOによって生きた禅話として展開される。
そして、いかなる実践も無意味と知る、
<知>の理解へといざなう――。
めるくまーる刊
「ボーディダルマ」参照
◆
ボーディダルマはエベレストのように
独り孤高にそびえ立つ。
「“何ものも求めないこと”。すべての探求があなたを自分自身から遠ざける。
だから“求めないこと”がボーディダルマの教えの本質のひとつだ。
どこにも行ってはならない。自分のすべてのエネルギーを内側に引き入れなさい。
花びらのすべてを閉じて、ただそのなかに在りなさい。
そこであなたはダルマであるところのもの、
自らの本性であるものを体験する。
そうしたらそれを行動に移すがいい。
そのときには自分が“誰でもない人”であるかのように振る舞いなさい。
大いなる慈愛をもって振る舞いなさい。
自分の生全体をひとつの“臨在”にするがいい。」
OSHO(DVDより)
菩提達磨
(ボーディダルマ)
南インドの王国の第三王子として生まれ、中国で活躍した仏教の僧侶。
5世紀後半から6世紀前半の人。中国禅の開祖。釈迦から数えた28代目の祖とされる。
インドから中国南方へ渡海し、洛陽郊外の嵩山少林寺にて面壁を行う。
菩提達磨(ぼだいだるま)、達磨祖師、達磨大師ともいう。
「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「法」を表す言葉。
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