和尚初期瞑想キャンプの講話録
奇跡の探求.2
七身体の神秘
講話/和尚 四六版496ページ・本体2800円(税別)
秘教的な事柄に言及することの少ない和尚の講話録にあって、本書は異彩を放っている。七つの身体、チャクラ、クンダリーニ、超常的な力、魂、神といった話題もさることながら、本書を特徴づけるのはその力強い口調と、繰り返される「自ら体験し、理解すること」への誘いであり、凡百の瞑想技法本と一線を分かっている。
新たな感覚、未知なる体験、そして変容 ―全面的に瞑想を試みるなら、それは確実に起こると和尚は明言する。途上における困難、偽りの達成や幻想、陥りがちな危険について述べつつ、彼は「前進せよ」と促す。
日常とその終点である死を超えた何かが存在するのかを知りたければ、瞑想より他に道はない。