真理への渇きを感じたことのある人は幸運だ。
無数の人が生まれる中で、真理への渇望を覚える
人はほんのわずかしかいない。
真理を知ることは、大いなる祝福だ
ーだが、それに対する渇望を抱くことも、同じくらい大いなる祝福なのだ。
たとえ、それを成就しなくとも構わない。
だが、この渇きを経験したことがまったくないとしたら、実に不幸なことだ。
わたしは、真理を知ることが重要なのではないと言いたい。
重要なのは、あなたがそれを渇望していること、その体験に向けて全力を尽くしていること、
そのために懸命に努力し求めていること、
この目的のために、できることは何でもしようと決意していることだ。
にもかかわらず、それを成就しないとしても問題はない。
しかし、この渇きをまったく体験したことがないならーそれは最大の悲劇だ。
本書より抜粋
和尚 |