シュンニョのシェアリング
(1994年9月21日『和尚と過ごしたダイアモンドの日々』出版記念パーティーにて)
和尚は私に本を書くように言いましたが、それが、
こんな風に日本で座ることになるとは思ってもいませんでした。
ある日和尚が食事をしていました。と、突然こう私に言ったんです。
「シュンニョ、本を書きなさい」そして彼は言いました「それを和尚とともに過ごした黄金の日々としよう」それからまたこう言いました「いや、いや、『黄金』はすでに使ってしまっている。
それならダイアモンドの日々にしよう」
そしてその時、私は思い出しました−−和尚に初めて出会って数ヶ月の頃、私が和尚のもとを一週間離れなければならなかった時、彼にこんな手紙を書いたことを−−「私はあなたにダイアモンドを持って帰るつもりです」−−そしてその手紙を書きながらこう思いました「不思議だわ、私はお金持ちじゃないのに」私は彼にダイアモンドを持って帰ることはできない、と思っていました。けれども、それは10年前に私が書いたことです。だから私は、和尚がダイアモンドの日々と言った時、この話を彼にしました。すると彼はただ微笑んで、行ってしまいました(うなずきながら・・・)
(中略)
本にはこれらふたつの局面があります。和尚の旅の驚くような物語、そして私の旅、条件付けを通り抜けようとした私の内側の旅の物語があるのです。そして最後の章は、現実に和尚が肉体を離れる時のことです。それは最も楽に書ける章だったので、ただそのまま書きました。
でも、話すのは一番難しいのです。ですからそれについては話さないことにしましょう。