和尚と過ごしたダイヤモンドの日々
DIAMOND DAYS WITH OSHO

マ・プレム・シュンニョ著
マ・プレム・ソナ=訳
定価:2854円(本体2718円+5%)四六判並製/525頁

プーナ、オレゴンと、長く間近にいた弟子が綴る、和尚のエピソード、瞑想・恋愛・
死・セックスと多岐にわたって語られたことば、そして著者が厳選した珠玉の講話たち。時に強烈に弟子たちを打ちながら、魅力にあふれる偉大マスター、和尚を知ることができる。神秘家、和尚を知る貴重な一冊として世界各国語に翻訳されている!!


 

 

[著者からのメッセージ]
 私は1946年イギリスの小さな漁村に生まれました。
インドの神秘家、和尚とともに過ごした日々を綴ったこの物語りは
富や名声、社会的な地位といった世俗のことがらを捨て師(マスター)に従った人のお話ではありません。

ごく平凡な女性として生きてきたそれまでの人生からは想像さえできないような
深みや高みのなかに生きる道を見いだした物語です。
 
和尚とともにいて気づいたことは、自らが「個」であろうとすることがいかに妨げられてきたかということです。
両親や教師たちは無意識にしかし善意から大多数の人々と
同じように生きるように私たちを条件付けています。

和尚は私たち女性が甘んじて受けてきた女性特有の条件付けにも目を向けさせます。


シュンニョのシェアリング
(1994年9月21日『和尚と過ごしたダイアモンドの日々』出版記念パーティーにて)

 和尚は私に本を書くように言いましたが、それが、
こんな風に日本で座ることになるとは思ってもいませんでした。

 ある日和尚が食事をしていました。と、突然こう私に言ったんです。

「シュンニョ、本を書きなさい」そして彼は言いました「それを和尚とともに過ごした黄金の日々としよう」それからまたこう言いました「いや、いや、『黄金』はすでに使ってしまっている。
それならダイアモンドの日々にしよう」

 そしてその時、私は思い出しました−−和尚に初めて出会って数ヶ月の頃、私が和尚のもとを一週間離れなければならなかった時、彼にこんな手紙を書いたことを−−「私はあなたにダイアモンドを持って帰るつもりです」−−そしてその手紙を書きながらこう思いました「不思議だわ、私はお金持ちじゃないのに」私は彼にダイアモンドを持って帰ることはできない、と思っていました。けれども、それは10年前に私が書いたことです。だから私は、和尚がダイアモンドの日々と言った時、この話を彼にしました。すると彼はただ微笑んで、行ってしまいました(うなずきながら・・・)

(中略)

 本にはこれらふたつの局面があります。和尚の旅の驚くような物語、そして私の旅、条件付けを通り抜けようとした私の内側の旅の物語があるのです。そして最後の章は、現実に和尚が肉体を離れる時のことです。それは最も楽に書ける章だったので、ただそのまま書きました。
でも、話すのは一番難しいのです。ですからそれについては話さないことにしましょう。