英検の推定有段者の実力
英検一級の延長線上に三段までの実力を推定して解説した
松本道弘氏の創元社「英語道場｣からの引用の抜粋
英検２級
- Speaking： 文法的にNOといえるが、まだ東洋的発想が災いしてNOと言えない．
- Writing： ビジネス英語を学び文通を続ける事．相当読書をしなければ書けない．
- Reading： 辞書に頼らずに読む習慣をつける．映画のシナリオを研究する．
- Hearing： 教材以外の英語を聞くのが｢生きた英語を学ぶ上に理想的．
英検１級
- Speaking： 英語で抵抗なく英会話ができる．ディベートを学ぶ事．
- Writing： この頃までには相当の英文を書いているはずであるが、発想文体は有段者あるいは外人に目を通してもらう方が良い．
- Reading： リーダースダイジェスト、タイム、ニューズウィーク程度の雑誌が1分間に１００語−２００語読める．
- Hearing： 外人と生活を共にしたりして自然に英語が身につく頃．英語、FENの理解度５０％以下．
（英検）推定初段
- Speaking： 二段近くになると簡単な同時通訳なら即興的にできる．講演通訳はまだ出来ない．ディスカッションやディベートは苦もなく出来るが、英語による司会は苦痛．
- Reading： 一流紙を読む速度が２００−３００WPM．３００WPMに近づけば２段．
- Hearing： FEN理解度６０％以下．
（英検）推定ニ段
- Speaking： ディベートなどの審査員が務まる．
- Reading： 新聞なら日本語と英語の速度が近づく．３００−４００語WPM．この頃に速読を始めるのが理想的である．
- Hearing： 映画はスクリーンの中に入るり込む．FEN理解度は７０％以下．
（英検）推定三段
- Speaking： 外人の前で英語で講演が出来る．
- Writing： 日記、手紙は英語で書くほうが簡単だと思うようになる．
- Reading： 4段近くになるとタイム誌が２−３時間で読破できる．４００−６００WPM．
- Hearing： 映画やFENの理解度８０％以下．
