西 山 火 口 散 策 路

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西山火口散策路 にしやまかこうさんさくろ

2000年に噴火した西山火口付近を見学出来る散策路である。 温泉街から車で5分ほどで、噴火により崩壊した国道230号線周辺にメインの駐車場がある。 散策路反対側の幼稚園側にも駐車場がある。 コースは西新山沼、西山火口第1展望台、西山火口第2展望台、菓子工場跡、民家跡、幼稚園跡となっており、片道1.6kmほどである。 途中の西山火口第1展望台までは600m、西山火口第2展望台までは800mとなっている。

西新山沼

  

沢の下流が堰き止められて国道230号線上に出来た沼である。 西山火口沼とも言われている。 沼の中には噴火時に乗り捨てられたレンタカーが水没している。 沼の上には道路標識も残されている。

土砂に埋もれた道路標識

  

水没しているレンタカー付近から町道が国道230号線と平行して延びており、崩壊箇所以外は散策路として使用されている。 火口方向は当時下り坂であったが、隆起したために火口まで上り坂に変化している。 途中には段々畑のような断層が出来、折れて土の中に埋もれた電柱や道路標識もある。

西山火口

  

左側に火口第1展望台があり、200m離れた右側に火口第2展望台がある。 かつては第1火口からたくさんの噴煙が上がっていたが、現在は少し湯気が上がっている程度である。 第2火口は噴煙が見られない。 火口周辺には、噴火で出来た沼もある。 また地熱地帯でもあり、足元から熱気も伝わる。

菓子工場跡

火口から海側には土砂が削られたような大きな穴が開き、その奥に菓子工場が崩壊された形で残されている。 建物は大きく変形して窓ガラスが割れ、屋根には土砂がかぶさっていて、草が生い茂っている。

民家跡

菓子工場跡からさらに下った所にあり、当時はまだ新しかったと考えられる民家が傾いてつぶれてしまっている。 外観はきれいであるが周辺には草が生い茂り、内部の様子はほとんど確認が出来ない。 自動車は錆びた状態で残されている。

とうやこようちえん跡

  

民家跡からさらに下った散策路の終点にあり、周辺には駐車場も設置されている。 子供達で賑っていたと考えられる幼稚園が、無残な姿で廃墟となって残されている。 敷地内に入って見学することが可能で、被災の様子を間近で見ることが出来る。 幼稚園バスも錆びた状態で残されている。 窓ガラスが割れ、建物の内部にも草が生い茂り、窓から草が飛び出している。

【住所】洞爺湖町泉

【電話】

【地図】

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