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米子大瀑布 (須坂市)
長野県須坂市米子
不動滝と権現滝

高原付近からの遠望

奇妙滝

米子大瀑布の駐車場へは、林道入り口から細い道で12km進んだ所にある。カーナビでは砂利道
に誘導されてしまうため、道路標識通りに進む必要がある。米子大瀑布は不動滝と権現滝の2つの
滝の総称で、日本の滝100選にも指定されている。入り口より800mで20分くらい階段を昇りなが
ら歩くと米子不動尊奥の院があり、その手前から右に曲がって5分ほど歩いた所に不動滝がある。
落差は85mで、少し傾斜をつけながらほとんど直線のようにまっすぐ流れ落ちる滝である。展望所
からは開放的で大自然の滝のような景観である。そこから引き返して下に降りない方向に進むと権
現滝がある。落差は75mで、真下に向かって直線のようにまっすぐ流れ落ちる滝である。展望所か
らは木々の間から見ることになり、やや遠望である。2つの滝ともに似たような姿の滝となっている。
権現滝を通過して少し進むと米子不動尊奥の院の奥側に出る。そこから米子鉱山跡地方向に進む
と景色が一変し、高原が広がる。その高原からは米子大瀑布の2つの滝を遠望ではあるが一望す
ることが出来る。大自然そのものというような景観で、その景色はすばらしい。カーテンのような断崖
が横一線に並び、山の谷間のような箇所からほとんど同じような形状の滝を見ることが出来る。左
側が権現滝で、右側が不動滝となっている。さらに半円を描くように高原を登っていくと米子鉱山跡
地がある。ここにはかつて硫黄などを産出する米子鉱山があり、高原には1500人くらいが暮らして
いた場所である。そこには分岐路があり、そこから車道のような道をゆるやかに登ると駐車場方面
への分岐路があり、そこを直進して少し下ると奇妙滝入り口がある。右に曲がって少し登ると奇妙
滝がある。落差60mの滝で、左右2本に分かれた滝となっている。周辺には無名の滝もいくつかあ
り、岩がオレンジ色に変色した滝となっている。ここから引き返して駐車場方面への分岐路まで戻り
駐車場方面へ曲がると、下り階段で一気に降りると900mほどで駐車場に戻ることが出来る。

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