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奇跡の一本松 きせきのいっぽんまつ
場所:岩手県陸前高田市気仙町字砂盛176−6
電話:無し
料金:無料
営業時間:自由
休業日:無し
復元前 (2012年) 復元後 (2013年)

高田松原は1667年に植栽され、その後は防潮林として約7万本の松林があった。その景色のすば
らしく、国指定の名勝であった。しかしながら2011年の東日本大震災による津波の影響で、松林は
なぎ倒されてほぼ全滅状態になった。唯一1本の松だけが生き残り、何もなくなった風景の中に堂々
と立っていた。その松を奇跡の一本松と呼んでいる。震災後の地盤沈下の影響で根に海水がしみ
込み再生不可能と判断され、2012年9月に一度切断し、幹にカーボン製の心棒を入れ、枝はレプ
リカとして復元された。またライトアップによる夜間照明も開始された。背後の陸前高田ユースホステ
ルは、震災後の被災したままの姿で残り、震災遺構として保存されることになっている。駐車場は国
道45号線の気仙川付近にあり、そこからは15分ほど歩いた場所にある。夜間でもカラフルなLED
照明が通路に沿って灯っているので、迷うことなく辿り着くことが出来る。実際に行ってみることによ
って、生き残ったことが本当に奇跡であったことを実感することが出来る。
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