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地酒とは



           

日本各地で美味しい、多種多様な味を酒が造られています。
酒質も多様です。わが国は狭い国土ながら北は北海道から
南は九州にかけて南北に長く、海に囲まれていて山も多く、
そのため寒冷地から温暖地にいたる様々な気候風土が形成
されており、地域による水質や地質の違いが大きく、米の質も
違います。こうして各地の特徴を生かした酒が生まれます。こ
れを地方のお酒、つまり文字通り「
地酒 jizake」と呼んでいます。

酒を造るための米、水、杜氏の三大要素が見事に混じり合って、
日本酒は繊細な味から大胆な味、地味な味から華やかな味
まで広範囲に渡り、十分に楽しむことができます。

地酒の、伝統ある醸造技術は、酒造りの三大要素、米、水、杜氏
の他に地域特有の要素、例えば気候、地形、歴史、文化、地域で
取れる食べ物などと非常に密接な関係があるため、地酒の味も
質も多種多様であることは当然です。地酒は、コンピュータ制御
による大量生産によって製造される酒と比較して手間がかかって
います。
しかもこのような地酒は、中小の酒蔵によって造られています。
杜氏は、手塩にかけて酒を育てます。

この意味で地酒の持つ魅力に引き込まれてしまいます。「この価
格でこんなに美味しい酒が飲めるの」と言わせる程の地酒に巡り
逢うことがあります。


以前は地酒は、狭い地域以外に知られることは、ほとんどありま
せんでした。最近は通信販売や宅配便システムが発達して、遠
隔地でも地酒を簡単に味わえます。またインターネットで簡単に
注文することができます。

日本各地を旅行したら、その土地の食べ物を食べて、地酒を飲んで
みることです。これも旅行の楽しみの一つです。多数の地酒の種類
から自分の好みに合った酒を見つけることは、なかなか難しいこと
です。飲み屋、スナック、すし屋、料理屋、レストラン、旅館、ホテルに
入ったら、地酒があるかを訊いて、また土地の酒屋を訪ねて、地酒
を教えてもらい、購入して飲んでみるのも楽しみです。

常温であるいは少し冷やして飲めば、その酒の味の特徴がよく分か
ります。日本各地に約1500の醸造元があり、直接、酒を販売している
ところもあります。また酒蔵によって見学できるところもあり、酒の
できる雰囲気を味わってから、飲んでみるのも乙な物です。